米大リーグのロサンゼルス・ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督が11月19日に都内ホテルで『木下グループ CM第二弾 制作発表会』に登場した。
株式会社木下グループとロバーツ監督は2024年に複数年パートナーシップ契約を締結しており、2025年1月中旬からCM放送された。そんなロバーツ監督出演のTVCM第2弾が制作されることとなった。
2016年からドジャースを率い2020年、2024年2025年と3度チームをワールドシリーズ優勝に導いているロバーツ監督。とくに2024年と2025年は連覇、地区優勝では2022年から2025年まで4度の優勝をさせている。
会見場のデスクには帽子をかぶった“ふわふわベア”も用意される中、1年ぶりの日本へ「日本に戻ってこられて本当に嬉しいです。ワールドシリーズ優勝後、1年を通して、日本からたくさんの方がドジャースタジアムに応援に来てくれました。遠征先や遠征都市にも足を運んで、ドジャースを応援してくれました。そして2週間前またしても優勝を祝えたことに、本当に感謝しています」と、感謝の気持ちを述べた。
CM撮影は前日11月18日に終わったそうだが、その感想として、「昨日はとても嬉しかったんです。去年の木下グループのCMは、ちょっと真面目なトーンだったと思います。今年は、ちょっと遊び心のあるトーンでした。子供たちも来てくれて、木下グループの社員の子供たちもいました。一緒できてとても楽しかったです」と笑顔を見せた。
ドジャースに在籍する山本由伸投手、佐々木朗希投手、投手と打者の二刀流でチームに貢献した大谷翔平選手の3人についても言及。
山本投手へは、「今年、大きく前進したと思います。昨年はメジャーリーグ1年目で、私は彼をかなり慎重にマネジメントしていたと思います。でも、今年はもっと自由にやらせて、もっとチャレンジさせました。そして、シーズン序盤からワールドシリーズに至るまでの彼の成長は目覚ましいものでした」と寸評を。
佐々木選手については、「特に成長を感じたのは朗希です。朗希は若い選手として、多くの逆境を乗り越えてきたと思います。ですから、私は2人をそれぞれ異なる扱い方をすることが重要だと思いました。2人はそれぞれ成長しましたが、それぞれ異なる方法で大きく成長しました」と、山本選手とは違ったアプローチをしたと振り返る。来季の計画としては、「彼を先発投手に復帰させて、ええと、休養を十分に取らせて、おそらく週1回は登板させる予定です」と、構想を話していた。
大谷選手については、「翔平にとって、今年は4度目のMVP受賞だったと思います。彼が投球も打席もこなし、指名打者も務めたことに興奮しました。本当に素晴らしい一年でした。受賞後、彼にメッセージを送って、『おめでとう。本当に誇りに思うよ』と伝えました。そして、来年もまたMVPを受賞し、優勝も果たしてくれることを期待しています」と、期待を寄せていた。
また、ロバーツ監督は続けて「翔平は特別な選手です。翔平に限界を設けたくはありません。だって、翔平はいつもその限界を超えているから。彼は史上最高の選手、完璧な選手だと思います。彼にはまたMVPを獲ることを期待していますが、彼がプレーすると、想像もできないようなことをやってくれるんです。1試合で4本塁打を打ったり、ピッチングしたり、ドジャースタジアムの外までボールを飛ばしたり。翔平は毎晩、何か本当に特別なことをしているように見えます。だから、私は彼にはありのままの自分でいてほしいと思っています」との評価も語っていた。
2026年3月に開催予定のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に日本人3選手の出場はどう考えている?という質問も飛び、ロバーツ監督は、「翔平、山本、朗希、みんな決断を迫られています。彼らの希望に沿って応援していきます。ただ、ご存知の通り、投球は体や腕に負担が大きいと思います。休養は来年の私たちのシーズンにとってプラスになるでしょうが、WBCが個々の選手にとって、そして日本という国にとってどれほど重要であるか、私たちは理解しています」と、心境も披露していた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ



