実業家・福田淳氏が8月21日にグランフロント大阪のナレッジサロン プレゼンテーションラウンジで書籍『結局、熱狂できる人がうまくいく。』(PHP研究所)出版記念トークライブを大﨑洋氏を聞き手に行った。
福田氏は2023年12月にSTARTO ENTERTAINMENTの創業CEOに就任し2025年6月に同社を退任している。一方、大﨑氏は吉本興業で社長・会長を歴任し同社を長年牽引してきた。そんな日本のエンターテインメント業界を切り拓いてきた二人が「『熱狂』の力」について語り合うというもの。トークショー内ではエンターテインメントとAIなどについての2人の考えを披露した。
これまでさまざまな書籍を出版してきた福田氏。初めてのビジネス書を上梓したことへ「僕ね、本屋さん大好きでよく行くんです。ビジネス書ってお金儲けじゃないですか。あと“痩せますよ”とか“ダイエットの本”とか、あれを買う人、本当にどうにかしてると思ってたんですよ。何万冊も出て、読んだからお金持ちになったとか、ビジネスで成功したとか、あれ読んだからすごいスリムになりましたとか、あまり聞いたことないですよね。成功した人が書いてるから、ちょっとひねくれて、共鳴できなかったんです。だから、僕は今まで『ビジネス書どうですか』って言われた時に、ずっと否定してたんです。けれど、PHPの方に“失敗談ばっかり書いていいんだったら”って言ったら『それは面白い!』と。『PHPは松下幸之助が作った出版社だからそれ書いてください。失敗談の中に、共鳴・共感があって「俺ならその失敗、こうするけどな」っていうふうに、読んでる人が、考えてくれるんだったら』と。本書の僕のプロフィールには“成功した”と書いてありますけど、実際はその100倍ぐらい失敗するわけです。そっちを書くことによって、ビジネスマンが、『これなら、自分もチャレンジできる』と思ってくれるんだったら“ビジネス書を書いてもいいですよ”ということで、9冊目にして初のビジネス書ということに、なりました」と、説明。
それをふまえてできあがった書籍へ福田氏は「もっと入れたい失敗談がいっぱいあったんです。でも、誌面の都合があって、60個しかなかったんです。本当はもっと、失敗してますよ。ズッコケも多い」と、入れきれなかった部分もあるという。
それでも、書籍を通じて「もし上司の人が本書を読んだら、『お前、2回同じ失敗すんなよ』って言わないでと。僕、部下の時に、上司から言われた時にも、“いやたぶん同じ失敗やります。あと10回ぐらいやるからな”と反論してましたから。そうしたら『お前、そんなにするんか!』って言われましたけどね。でも、やっぱり、たくさん失敗する人のほうが、失敗を恐れないでやる人より、会社としては伸びますよ。だから、“どんどん失敗して”っていう上司であってほしいっていう、願いも込めて書きました」と、自身の届けたい人の一端を話した。
書籍のタイトルにある『熱狂できる人』に2人が“熱狂している人”と思っている人物については大﨑氏は「とくに個人事業主の人。たとえばよしもとの芸人、お笑い芸人は全員個人事業主ですから。自分が熱狂しないと、明日のご飯食べられなくなりますから、みんな、そうだと思います。また結果がうまくいっているかどうかは別ですけど」とのこと。
さらに大﨑氏は「いまの学生はサラリーマンになる前に、1回ちょっと企業してみよう、なんかチャレンジしてみようっていう人がすごく増えた。そういうソーシャルマインドも持って、社会課題解決もしたいしサラリーマンしたって1回チャレンジしようと思ってるし、サラリーマンになっても副業や、そういうマインドを持って自分でやる、そのために、一生懸命働いている。ずいぶんおもしろい生き方と、ソーシャルマインドを持ってやっているっていうのは僕らオヤジから比べると、今の若い人たちはすごく素晴らしいな、羨ましいなと思います」と話した。
書籍『結局、熱狂できる人がうまくいく。』は1800円(税別)で発売中!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ
※一部写真は公式提供





