ヴィルジニー・エフィラ&岡本多緒『急に具合が悪くなる』カンヌ思い出や2人の関係者窺わせるやりとりも

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2人笑顔でイベントを行った(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 俳優ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒が5月27日に東京・TOHO シネマズ日比谷でW主演映画『急に具合が悪くなる』(監督:濱口竜介/配給:ビターズ・エンド)ジャパンプレミアを俳優・長塚京三、黒崎煌代、濱口竜介監督とともに開いた。

 『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞(R)国際長編映画賞を獲得した濱口監督最新作。介護施設で理想のケアの在り方を探求すパリ郊外の介護施設『自由の庭』の施設長マリー=ルー・フォンテーヌ(エフィラ)と、独創的な舞台演出家でありステージⅣのがん患者である森崎真理(岡本)。同じ名前を持つふたりが偶然に出会い真理が“急に具合が悪くなる”ことによって、やがて友情という枠組みをも超えた深い絆を結んでいく姿が描き出される。

 本作は第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ正式出品され、現地で5月15日に行われたワールドプレミアでは上映後には14分間の熱狂的なスタンディングオベーションが起こるとともに、最優秀女優賞をエフィラと岡本が共同受賞したことでも話題となっている。司会が「受賞の実感湧いて来ましたか?」と尋ねると、ヴィルジニーは日本語で「突き刺さった(笑)」とお茶目に叫んで笑いを誘う。

 ヴィルジニーは続けて「受賞があるかもしれないと聞いたときには“賞がもらえるかも”と思うだけでしたが、女優賞と聞いて、ビックリしました。嬉しかったんです。たくさんの映画のなかで8賞しかないなかで、受賞できたのがすっごく嬉しくて。壇上に上がった時は“濱口監督は何で壇上にいないのかな?”ってと感じましたけど、作品は俳優・女優を中心に据えているのでそれも正解かなと感じました」と、スピーチ。

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 岡本は「実感としてはまだまだ湧いておはおらず、きっと湧かないだろうなって思うんですけど、たくさんの『おめでとう』というご連絡を頂いて、オリンピックでメダルを獲ったような、自分自身は実感はないけどそれによって『元気が出た』とか『嬉しい』と言ってくれることに感激しているという感じです。俳優として2人の中に生まれたものを評価してもらえたなと感じているんです。セットとしてペアとして受賞したことに意味があってそれが審査員の方たちに伝わって嬉しいなと思います」と、感慨深げだった。

 一方、長塚は2人の女優賞受賞の話を聞いた際に、「2ショットでTVで出てきて多緒さんが泣いていて僕も泣きました。嬉しいです自分のことのように」と、気持ちを伝えると、黒崎は「僕は寝て起きたらお話を聞いたのですが、ここ数年で一番目覚めがよかったです(笑)。最高の気持ちでした。喜ばしいです」と心情を。現地で見守っていた濱口監督は「『呼ばれましたよ』と言われて、2人がエモーショナルなスピーチをしていて僕のことを言ってくれていて、素敵!と思って(笑)」と、話していた。

 イベント内では現地で贈られたトロフィーもお披露目したり、原作者の1人である磯野真穂氏が祝福に駆けつけ花束を手渡すとともに2人へ祝福のスピーチ。これに2人は感極まって涙する様子を見せていた。

 そしてヴィルジニーから「みなさんの心に希望が届けばと思います」と呼びかけ、岡本は、「いろんなメッセージが包括されている映画だと思っています。人生の立っているポイントで感じるものがあると思います。私はこの作品から希望という言葉を再発見したので、みなさんいもそういう温かい気持ちが生まれるといいなと思います」と伝える。濱口監督は「頑張ってきてよかったと思いました。ここにいる俳優のみなさんもありがとうございます。みなさんが大切な仕事をしてくださったから、成り立っている映画でございます。スタッフ・キャスト全員の力でできたものですが、代表してお礼申し上げます。ご興味を持たれた方は原作を手にとって頂ければ。映画を観た後にラインを描くのはみなさんです。お楽しみください」と、メッセージを寄せた。

 映画『急に具合が悪くなる』は6月19日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー予定!

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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降壇の際に階段で手を貸す岡本

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2人雰囲気よく舞台袖へ