東京・浅草花やしきが10月4日から10月30日までの夜間期間に没入型ホラーイベント『浅草怪宴夜行』を開催する。
以下、公式レポート部分。
閉園後の浅草花やしきを舞台とした夜間ホラーイベント。夜の遊園地全体を舞台に、物語、探索、死霊との遭遇、ライブエンターテイメントが交錯する。普段は和やかににぎわう花やしきが、閉園後、あの世とこの世の境目が曖昧になる“怪宴”の会場へと変貌する。
参加者は“怪宴”の招待客として夜の花やしきへ足を踏み入れ、入園時に渡される通行証「魂札」を手に、園内に散らばる六つの印を集める。しかし、園内にサイレンが鳴り響くと、あの世の門が開き、死霊たちが一斉に徘徊を開始。参加者は死霊から逃れながら魂札を守り、夜の花やしきからの生還を目指すという趣向。
いつもの和やかな花やしきの雰囲気とはがらりと変わり、暗く、赤いランプが点灯する怪しげな様子。いつもは優雅に来園者を迎えるメリーゴーランドも、夜間になると、どこか物悲しげで意味深なシルエットや空気感を漂わせる。昼間はSNS映えする撮影スポットとして人気が高く、振り向かずに渡ると願いが叶うというパワースポットとしても知られる「しあわせ橋」も、昼間とは違った新しい一面を見せ、和風ホラーにぴったりな空間が広がる。
怪宴の始まりを告げるプレショーが「フラワーステージ」にて開催。スモークが立ちこめる中、ステージ上にシルクハットを被ったアングラ感たっぷりのストーリーテラーが登場。彼が「浅草怪宴夜行」の説明を始めると、その不気味な立ち姿や深みのある声に、一気に惹きつけられ、ステージ上の世界観に引き込まれていく。
「私はこの世に迷い込んだ魂の行く末を見届け、その物語を語り継ぐ者、宵語りの夜行(やこう)と申します。お見知りおきを!」。ストーリーテラーはそう言葉を放つと、「人ならざる者たち」、つまりショーの主役である死霊たちをステージ上に招き入れる。「皆さんはこの怪宴に招かれた客人。無事に元の世界に戻れるかはあなた次第…。園内には6つの謎が隠されており、その時が来る前に謎を解き明かし、怪宴札に6つの印を集めてください」。ステーリーテラーの言葉と共にサイレンが鳴り響き、赤ランプが点滅。死霊たちがステージ上で闊歩を始め、客席に雪崩れこむと、場内は騒然となり会場の至る所から悲鳴が上がりました。死霊たちはやがて、ステージ上に一人の女性を引き摺りあげ、女性を取り囲むように並んで客席を睨みつける。彼女は死霊たちに怪宴札の「魂札」を奪われ三角巾を頭に巻かれた最初の犠牲者です。彼女がステージをおり、死霊たちと共に闇に消えると、プレショーが終わり、ミッションの火蓋が切って落とされる。
プレショーが終わった園内に怪宴札を下げた参加者たちが散っていくと、静まり返った夜の園内を死霊たちが静かに徘徊しはじめる。アトラクションの間に続く園内の道や、灯りの消えた不気味なアトラクションの周辺を彷徨い歩く死霊たちの姿は圧巻。まるでホラー映画の物語に入り込んだかのような不思議な感覚に陥ります。死霊たちは狂気に満ちた表情で、参加者に襲いかかってくる。参加者は死霊に捕まらないよう園内を逃げ惑いながら、首から下げた怪宴札の「魂札」を守る。園内各所を巡り、魂札に六つの印を集める探索ミッションに果敢に挑戦し、生還を目指す。至る所に、ミッションのヒントを与える謎解きクイズやスタンプ台が置かれ、死霊たちの攻撃を逃れながら、ミッションをクリアしていく。
園内には、死霊とは別に「口裂け女」、「花子」といった2人のレアキャラも登場。赤いコートを身に纏い、顔にマスクをし、巨大なはさみを持った「口裂け女」は迫力満点。参加者に歩み寄ってマスクを外し、耳まで裂けた口を見せながら「これでも私は綺麗」といきなり近付いてくる。「口裂け女」と対照的に、「花子」はホラー感はしっかりありながらどこかキュートで、愛嬌があるキャラクター。「私と遊ぼう」と歩み寄ってきては、さまざまな遊びやゲームを参加者に求めてくる。彼女の気を引くことに成功すると、時にはミッションのヒントをくれることもあるのだとか。さらに彼女が仕掛けてくるじゃんけんに勝利すると何か良いことがあるのかも……。
ミッションに夢中になって園内を歩き回っていると、再び死霊たちが「フラワーステージ」に戻ってくる。そしてストーリーテラーが登場すると、熱いライブショーが始まる。その名も「怪宴フェス」。先ほどまでおどろおどろしい姿や仕草で参加者を追い立てていた死霊たちが、ここでは一転、オリジナルの振付で圧巻のダンスパフォーマンスを披露し、大きなギャップも相まって、参加者たちを楽しませてくれる。参加者たちは死霊たちにつられるように体を動かし始め、気が付くと一緒に踊り狂っていました。踊る死霊たちの姿もとてもキュートかつファンキーで、人懐っこく参加者たちに歩み寄ってダンスを一緒に楽しんでくれる。公式のXやInstagramにはステージ上で披露される「怪宴ダンス」の振り付けも紹介。「言霊ONDO」の歌や踊りを覚えて会場に足を運ぶと、「怪宴フェス」をさらに楽しむことができる。
その後もサイレンが鳴り、度々死霊たちが園内を徘徊。サイレンは計4回鳴り響き、参加者たちの魂札を狙ってくる。また、ライブショーも全2回開催され、その間も探索ミッションへの挑戦は続く。
最後に、怪宴の終わりを告げるエンディングが「フラワーステージ」にて行われる。ミッションを全てクリアすると、隠されたキーワードが浮かび上がる。ストーリーテラーと死霊が勢揃いし、エンディングショーが繰り広げられた。6つの印を集めるミッションの答え合わせも行われ、今回はバッドエンドとなりましたが、特定の条件を満たすことで別でトゥルーエンドも用意されているという。「魂が帰る場所へと導く最後の儀を執り行います。魂の札を守り抜いたものに盛大な拍手を!」とストーリーテラーが札を守り抜いた参加者を讃えつつ、札を奪われ三角巾を巻いた敗者には「元の世界には戻れません。この世を彷徨う住人となった」ことを告げられて終了となる。
今回の企画へ花やしき社長・西川豊史氏と営業推進部・管理部ゼネラルマネージャー兼営業企画課マネージャー・肥後氏からのコメントが寄せられた。
■花やしき社長・西川豊史氏
――「浅草怪宴夜行」企画の狙い?
西川氏:遊園地という場所の特性上、昼間に営業しているものなので、夜の活用を考え、アトラクションありきの場所ではなく「花やしき」の場としての魅力をもっと出せる企画はないかというところから話し合いがスタートしました。季節柄もよく、夜という時間帯で、歴史ある“和“の雰囲気な花やしきの魅力は何かというところから「ホラーイベント」に辿り着くことができました。今回はホラーとしての規模感を出して、花やしきの「場」としての価値を提供する前提でしっかりプランニングをしました。学生から会社勤めの方、ホラー好きな方にどんどん来場していただき、怖がってもらいつつ楽しんでいただけると嬉しいです。皆様が楽しんでいただければ、定期的に来年、再来年とこの催しを継続させていきたいと考えています。
――今後の展望 経営理念のVISION?
西川氏:「“なつかしい”を新しく」にもあるように、引き続き花やしきらしいものを提供していきたいです。施設を新しくしていくなどハードで勝負するよりはソフト面の価値をしっかり提供していきます。もちろんハード面は安全を意識してメンテナンスにしっかり注力する。一方で、イベント内容やスタッフの接客などそういったソフト面において、「また来たい」と思っていただけるような取り組みや価値を提供して、MISSION「世代をこえて、笑顔をつむぐ」を目指して、お客様に何度も足を運んでもらいたいです。
――最後にメッセージを!
西川氏:浅草は今インバウンド需要も高い観光地ですが、日本の方にももっと浅草に遊びに来て楽しんでもらえることを期待しています。今回のイベントは花やしき史上 No.1 の恐怖度なので、怖いもの好きな方はぜひどんどん怖がりに来ていただけたら嬉しいです。
■花やしき営業推進部・管理部ゼネラルマネージャー兼営業企画課マネージャー・肥後氏
――イベント開催を目前にした、今の想い?
肥後氏:ようやく完成したなという気持ちです。企画自体は、半年くらいから動き始めて、中身をどうするか吟味しつつ、お客様にどういうことを体験コンテンツとして提供できるかという点も含めて動いてきました。ようやく形になり、ホッとした気持ちです。
――制作にあたって、苦労した点や工夫した点?
肥後氏:ホラーコンテンツかつ、閉園後の園内を使うイベントは2021年に「お化け屋敷」を実施したのですが、それ以来5年ぶりです。ただ、「お化け屋敷」というコンテンツだけだと今の時代、高い価値として届けるのはなかなか難しいのかなと考えました。プラスアルファでどういったことをすれば楽しんでいただけるのかという点は特に苦労しながら考えてきました。死霊が出現するという物語性や、難易度の高い謎解きコンテンツなど、お客様自身が何かを体験する没入感を大事にしました。
――特に見てもらいたいポイントや、どう楽しんでもらいたいか
肥後氏:お客様が実際に世界観に入り込んで体験していただく「没入型イベント」は花やしき初となります。また、今回は花やしき史上最高レベルの恐怖体験を味わえるイベントだと自負しております。これまで家族向けに特化したイベントが多かった中で、どちらかというと大人向け・ホラー好きの方向けのイベントはやってこなかったので、新鮮さも感じていただけるかと思います。 キャッチコピー「絶叫と熱狂が交錯する没入型ホラーイベント」にもあるように、花やしきで絶叫して日頃のストレスを発散してほしいです。普段とは違う体験で、普段とは違う自分をさらけ出してみてもいいんじゃないでしょうか。ミッションも難易度が高くなっており、スタッフからも「難しい」という声が多々あがっていました。成功率も低かったので、ぜひ挑戦しに来てもらいたいです。 また、ライブショーも目玉です。イベント中の恐怖の体験と、ライブショーで死霊たちと一緒に踊るという「静」と「動」のギャップが見所です。ダンスは真似しやすいものになっていて、花やしき社員も若手からシニア社員まで全員で踊れるように頑張っていて、SNSで動画をアップして一緒に盛り上げていく予定です。
――今後の展望
肥後氏:現在、本イベントは10月いっぱいまでで計画しているものですが、来年、再来年と続くイベントになってほしいと願っています。例えば「10月は浅草花やしきで毎年こういうイベントやってるよね、だから行こうか」としっかりお客様に認知されるイベント、定番化を目指していきたいです。
なお、『浅草怪宴夜行』の音楽制作は、アーティスト・音楽プロデューサーのiamSHUMが担当。イベントが持つ妖しく不穏な世界観と、参加者の感情が恐怖から興奮、そして熱狂へと変化していく体験を音楽として表現している。その世界観を象徴するオリジナルテーマソングが、iamSHUM × メルナによる「言霊ONDO」です。「言霊ONDO」は、イベント中に展開されるライブエンターテイメント「怪宴フェス」をはじめ、園内のさまざまな場面で使用され、音楽と歌声によって“怪宴”の世界観と熱狂をさらに高めていく。さらに、「言霊 ONDO」に合わせた「怪宴ダンス」オリジナル振付も展開。イベント中に複数回行われる「怪宴フェス」では、死霊たちによるライブパフォーマンスとともに「言霊ONDO」が鳴り響き、参加者も巻き込んだ“怪宴”が繰り広げられる。 振付動画は「浅草怪宴夜行」公式web、snsにて公開中となっている。
■怪宴ダンス振付動画
https://www.instagram.com/reel/DdTckQUDQzV/?utm_source=ig_web_copy_link&stkn=MzRlODBiNWFlZA==



























