俳優・沢田研二、菅原文太、池上季実子、北村和夫、神山繁、佐藤慶、伊藤雄之助、風間杜夫、西田敏行、水谷豊が出演し1979年10月6日より公開された映画『太陽を盗んだ男』(監督:長谷川和彦/配給:東宝)。
退屈で無気力に過ごしていた中学校の理科教師・城戸誠があることがきっかけで原子爆弾を作り国家に対峙するという挑戦的なテーマをはらんだ作品。城戸誠役を沢田、城戸を追う熱血刑事・山下満州男を菅原が演じている。
そんな本作は10月16日より4K デジタルリマスターで劇場上映を予定しているが、上映へ向け庵野秀明監督、樋口真嗣監督、岩井俊二監督、塚本晋也監督、白石和彌監督、俳優・永瀬正敏、田中圭、実業家・堀江貴文、CMディレクター・岩崎裕介氏らによるコメントが10月15日に公開となった。
■著名人コメント一覧(五十音順/敬称略)
◯庵野秀明(監督・プロデューサー)
大概のことは許された昭和の時代においても型破り、荒唐無稽、もうメチャクチャ、破天荒、横紙破り。
映画(シャシン)で表現すべき様々な「破壊」が詰め込まれている。音楽も超good。
大好きな映画です。
◯岩井俊二(映画監督)
沢田研二演じる城戸誠は盗んだプルトニウムから自家製の原爆を作った。映画は神話となった。
監督ゴジさんは次回作に苦しみ、遂に天国へ逝ってしまった。
ゴジさんは映画で“太陽”を創ろうとしていたのかも知れない。
◯岩崎裕介(CMディレクター・映画監督)
退屈はいつか、世界を人質にとる。
中学の理科教師が、アパートの一室で原爆をつくる。その荒唐無稽さに笑ってしまうのと同時に、なぜだか悪寒が走る。無気力な日々と世界の破滅が地続きであることを、1979年の東京はすでに知っていたのだ。4Kで蘇った街の光と、画面を濡らす汗の粒を、マジで世界が破滅へと向かっている現代にこそ、スクリーンで浴びて肝を冷やすべきだ!
◯田中圭(俳優)
今の時代ではもう観ることのできない、気持ちいいくらいにやりすぎている。
この頃の日本映画の勢い、ダイナミックさにとにかく痺れました。
でも、往年の名作が持つ、時代を超えて残る“普遍的な表情”みたいなものがちゃんとあって。
そこが個人的にはすごく好きでした。
観ているうちに、城戸という人間にどこか惹かれてしまう。
……ただ、大犯罪者なんだよなー。
そこも含めて、なんとも言えない。
あー、面白かった。
◯白石和彌(映画監督)
日本映画史に燦然と輝く伝説の映画。現在では撮影不可能なカットが目白押しでとにかく凄まじい。デジタルリマスター版の本作を初見で見る人のなんと羨ましいことよ。見て絶対に損しない、いや、見ないと人生を確実に損する映画です
◯塚本晋也(映画監督)
大学生のころ、これ以上の楽しみはないという勢いで観に行った映画。
心酔した。冒頭に流れる音楽を聞けば、いつでも当時の熱狂が蘇る。その温度が古びることはない。
主人公城戸誠となって、ターザンの雄叫びを上げながら獣道を全力で疾走したくなるのだ。
◯永瀬正敏(俳優)
時代を越えて蘇り続ける作品達がある
時代を越えて永遠に残すべき作品達がある
この作品も確実にその中の一本だ
再び劇場であの世界に浸れる日が来るなんて、、、
最高のご褒美です
◯樋口真嗣(映画監督)
(公開時14歳 中学2年生)
映画はよみがえる。
フィルムに刻み込まれた魂は卓越した技術によって鮮烈に蘇る。
公開当時の同時代性を時に超越し、新たなベクターとして甦る。
よみがえった映画は輝き続ける。我々の心の中で、とこしえに。
◯樋口尚文(映画評論家・映画監督)
これは日本映画の常識をはるかに超えた着想とエネルギーがぎゅうぎゅう詰まった比類なき傑作である。意表をつくアイディアとアクションの沸騰する見せ場がこれでもかと続くエンタテインメント大作でありながら、その派手なスペクタクルのすべてが、ニヒルで優しいひとりの青年の自問と冒険に直結している。この大胆さと繊細さを絶えず往還する映画的ダイナミズムは観客をぐいぐいと惹きつけてやまない。そして絶品の4Kリマスター作業は、私が1979年秋の公開初日に出会った際のオリジナルの鮮烈な記憶をみごとに復活させた!
◯堀江貴文(実業家)
小学六年生のお正月、テレビで深夜放送を観ていたら、『太陽を盗んだ男』が突然放映され、ブラウン管に釘付けになった。
この作品をあの時代に作り上げたことは驚異的だ。
間違いなく私の人生の映画ランキングトップテンに入る映画。
◯三留まゆみ(イラストレーター・映画評論家)
かつて日本映画はこんなにも自由で過激でパワフルだった。
いや、この映画から新しい時代がはじまったのだ。あのとき、私たちはついに自分の映画を手にしたと思った。
その興奮は今も続いている。あれから47年、我らが『太陽を盗んだ男』が4Kデジタルリマスターで当時のままに鮮やかによみがえった。さあ、劇場へ急げ! そして世紀の超エンタテインメントに、日本映画の金字塔に、酔って震えろ !!
以上
また、4Kデジタルリマスター版によるリバイバルにあわせ、1979年公開当時に販売された劇場パンフレットの【復刻版】や、劇中のセリフをモチーフにしたステッカーを始めとした、『太陽を盗んだ男』劇場オリジナルグッズも発売決定。作品の衝動と熱量が詰まった劇場パンフレット【復刻版】は、公開当時をリアルタイムで体験したオールドファンも楽しめるもの。劇中のセリフやオリジナルイラストでデザインしたダイカットステッカーやぷっくり仕様のロゴキーホルダーなどが作品オリジナルプロダクトが公開劇場及びTOHO theater STOREにて販売される(※劇場パンフレット【復刻版】は上映劇場のみで販売)。さらに、TOHO theater STORE限定で「神と悪魔の境目に向かって飛ぶ」シーンを切り取ったオリジナルTシャツの発売も決定となった。
※記事内画像は(c)1979 TOHO CO., LTD. / Tristone Entertainment, Inc.



