「連続ドラマW 春が来た」イベントが開催！
『EXO』カイ、女優・倉科カナ、高畑淳子、俳優・佐野史郎が9日、東京・有楽町朝日ホールで『連続ドラマW 春が来た』（WOWOWプライム）舞台あいさつを河合勇人監督とともに開いた。
脚本家・向田邦子の短編『春が来た』をドラマ化。デパートの下着売り場に勤めている地味で独身の31歳の女性・岸川直子（倉科）。直子と暮らす佐野、高畑、古畑星夏演じる岸川一家4人もぱっとしない暮らしだったが、ひょんなことから韓国人カメラマンのイ・ジウォン（カイ）と出会ったことから直子のみならず岸川一家にも変化が訪れることとなるのだが……。
カイは第一声から日本語で自己紹介とあいさつし、「『春が来た』の試写会に来てくれてありがとうございます！暖かい春とカイが来ました」と、ちょっとひねったコメントで茶目っけったっぷりだったが、自分でもウケてしまい吹き出し、客席を沸かせることも。続けて、「僕もすごく楽しみにしていました」と、コメントを寄せった。
カイは話が来た時のことへ、「僕にとっては想像できないことだったので嬉しかったです。日本で初めての経験ができる。日本で初めての演技をできる、演技を通して日本のファンのみなさんにもお会いできるということでワクワクしていたんです。スタッフ・共演者の俳優さんたちにも良くして頂いて、ドラマを作れて嬉しいです。このドラマを選択したことは後悔していないです。ありがとうございます」と、爽やかな笑み。
高畑からは撮影中のカイへ、「カイさんがいつも刺し身をよく食べていたし、よく笑顔でした。とても明るくて、コロコロ笑ってて、一家のようで、普段のような感じでした」と、チャーミングさが思い浮かぶような裏話を披露。しかも高畑は、「隅田川の公演に鉄棒があるとよく懸垂していました（笑）」というとカイは、「運動をしていたのは、急いで体を作らないといけなくて」ということもあったからだそう。しかも、その出来上がった肉体を拝見できる可能性があるのか河合監督が「シャワーシーンあったよね」と、漏らすと、カイははにかむように笑っていた。
さらに河合監督は、カイの台詞へ日本語をどこまで使って演技してもらうか悩んだそうで、「最初、日本語が全然しゃべれないとおっしゃっていたんですが、結構上手にモノローグをしゃべってもらえて、無謀のなことをだんだん考えるようになって（苦笑）。一生懸命、日本語を勉強されていたのを覚えています」と、できたがゆえの無茶振りもされたそうだ。
そんな本作で印象的なセリフへカイは、「借金してました」という日本語だったのだとか。会場で披露した際は、意外すぎるセリフにキャスト陣も場内も大爆笑。カイによると「あれはすごくよかったんですよね。自分に借金があるという意味ですよね。自分自身に借金があるということ自体が良かったんで」と、思い入れを。
逆に難しかったセリフへ「『直子』が難しかったんです。名前の呼び方のイントネーションが大変で」と、語尾が下がるのか上がるのかで苦戦したことも告白。ほかにも、日本の好きな音楽へ小田和正の『言葉にできない』のライブ映像を観て「涙しそうになりました」など、プライベートなことにも答えて盛り上がっていた。
また、イベントではサプライズも敢行。実は今月14日にカイが誕生日ということで、ケーキを模したバルーンがプレゼント！客席からも『ハッピーバースデートゥーユー』の大合唱で歌終わりに合わせてカイが風船を吹くようなポーズも披露した。
「ケーキ切ったほうがよくないですか」と“バルーンケーキ”へ向けて冗談も飛ばしていたが、司会から「いまの気持ちをダンスで表現してほしいんです」と、さらなる無茶振りが。これに応えて、数度華麗なターンを舞ったカイだったが、恥ずかしさのあまり、バルーンにワンツーパンチしたり後ろのパネルにもたれかかったりと照れまくっている様子がよく分かるアクションも繰り広げ観客を沸かせていた。
最後にカイから「放映を期待していてください！きょうは来てくれてありがとうございました」と、爽やかな笑みを浮かべてその場を後にした……かと思いきや、会場に残ったバースデーバルーンを回収しに戻ってくるという最後まで遊び心満載な“神対応”で場内は熱狂していた。
『連続ドラマＷ 春が来た』は13日午後10時よりWOWOWプライムにて全5話で放送スタート！なお第1話は無料放送となる。
サプライズバースデーにビックリ！
恥ずかしさのあまりバックパネルに手をつく
