映画『ジェミニマン』公開アフレコ取材が開催！
女優・菅野美穂、声優・江原正士、山寺宏一が26日、都内スタジオで映画『ジェミニマン』（監督：アン・リー／配給：東和ピクチャーズ）公開アフレコイベントを開いた。
伝説のスナイパーのヘンリー（ウィル・スミス）がミッション遂行中に何者かに襲撃。しかし、その襲撃相手はなんと“若い自分自身”のクローンだった。そこに謎の組織ジェミニという要素も加わり、謎は混迷を極めていくという、近未来アクションエンターテイメントとなっている。現在のヘンリーを江原、クローンのヘンリーを山寺が吹き替え、菅野はヘンリーを監視するアメリカ国防情報局のダニ―の声を当てる。
まずは菅野が登場。吹き替えということだが「声での演技は苦手で、人の動きにあわせるというか……普段の自分の声より低めを意識しました」という菅野。
作品へは「ウィルとウィルというか、ウィル対スミスみたいな新しい映画の体験でした」と、ちょっと天然っぽい発言で報道陣を沸かせつつ、「すごいです。アクションもすごいです。本当にたまげますよ！」と、アピールした。
続けて江原と山寺も登場。2人の間に挟まれた菅野は「いま私レジェンドサンドイッチで感動しています！」と、大感激。そこで菅野は身を乗り出して「アニメに声を入れるのとどう違うんですか？」と質問し、江原は「心の動きとかになると洋画の方が多いです。アニメの場合は見た目とキャラを意識して強く吹き込んでいくんです」とテクニックを話すと、山寺は「洋画はオリジナルの方がいるのでそこを意識していて。アニメはオリジナルだと自由に考えます」と、伝授していた。
劇中では、23歳の自分と戦うということで、もし自分が23歳の自分と戦うとしたらという質問も飛んだ。菅野は、「映画の中でヘンリーは冷静さと経験でアドバイスを上げる余裕があって、若い方が勢いがあるけど年をとったからこそのコントロールができている感じがします。勢いがあるとガッといっちゃいますから、ガッと行くと隙間があるのでそこを狙います」とのこと。
江原は「23歳の自分とは走りが違うと思います。ボコボコにされそう」とおどけると、山寺は「僕は右膝が弱くて、30代で手術したんですが、23歳ならまだ治ってないのでそこを狙えば一発です。それと、メンタルが弱くて、ネットでも悪く書かれているとすぐ気にしますし、当時はもっとメンタル弱かったので言ったら勝てると思います」と、弱点を的確に話していた。
イベント後半にはウィルからサプライズメッセージ動画が届き、江原、山寺、ウィルの3ショットで「3人のウィルとして並びたい」と、ユーモアたっぷりに語り、その最後には投げキッスを飛ばすと、菅野も負けじと投げキッスを返すという楽しげな光景もあり、「ウィルは歯が綺麗でビックリしました。また、この映画で新しい姿を見られると思います」と、アピールしていた。
そして江原から「ジェミニマン、深い問題も抱えながら本当に面白い作品になっています。CGを使っていますが、CGのように見えないんです。最後の方は驚きの場面もあります！」といいつつ菅野へは「可愛い声されてますね。これでたくさんやられたら困りますよ」とも。山寺から「素晴らしいアクションエンタテインメント作品です。字幕でも吹き替えでも楽しんで頂けたら」と呼びかけ。
そして菅野から「吹替版も頑張りました。どこか哲学的な人生と向き合うよな人生100年時代、考える余裕がないくらいものすごいアクションの連続です！」と、アピールしていた。
映画『ジェミニマン』は10月25日より全国公開！
投げキッスを返す菅野
