【平昌五輪】女子スキーハーフパイプ・予選 小野塚彩那選手、決勝進出「いかに食いついていけるか」

【平昌五輪】女子スキーハーフパイプ・予選 小野塚彩那選手、決勝進出「いかに食いついていけるか」1

 平昌オリンピックは19日、フリースタイルスキー 女子スキーハーフパイプ・予選が行われ、メダルの期待がかかる小野塚彩那選手(29=石打丸山ク)、鈴木沙織選手(28=城北信用金庫)、渡部由梨恵選手(29=白馬ク)の3人が出場した。小野塚選手が84.80点の5位で20日に行われる決勝に進出を果たした。

 24選手中、上位12選手が20日の決勝に進出。予選は2回滑り、高い方の得点が採用される。

 ★小野塚選手の1回目は、540(ファイブフォーティー:1回転半)を2連続で決め、720(セブントゥエンティー:2回転)、360(スリーシックスティ:1回転)、アリウープの720(セブントゥエンティー:2回転)、スイッチからの540(ファイブフォーティー:1回転半)と成功させたが、高さがちょっと足らず、74.60点に留まる。

 2回めは、2.7メートルの高さで540(ファイブフォーティー:1回転半)を2連続で決め、続けて、720(セブントゥエンティー:2回転)も2連続で決める。アリウープの360(スリーシックスティ:1回転)はグラブ(板をつかむ)を入れ、最後はスイッチの540(ファイブフォーティー:1回転半)と、1回目より高さと難易度を上げる。フィニッシュ後は手を叩いて喜ぶ姿も見られた。84.80点の5位で決勝進出を果たした。

 小野塚選手は、「1本目、ちょっと。コーチと相談してのルーティンだったんですけど、2回目しっかり点数上がりましたし、高さもシッカリ上げて来れたので、とりあえずは明日のファイナルに向けては、良かったかなぁと思ってます。
 (明日はどんな滑り見せたいですか?)とにかく今までやってきたことを出しきらないで終わるというのが、一番悔しい思いをすると思うので、やりきれるところまでしっかりやって、その先に結果がついてくればいいなぁと思っています。
 (今大会、「4年前のリベンジ」と話していましたけど)全体的なレベルが上がってきているので、そこにいかに食いついていけるかだと思うので、しっかりやってきたことを出し切れればいいなあと思っています」

 ★鈴木選手の1回目は、エアターン180度、540(ファイブフォーティー:1回転半)を2連続で決め、360(スリーシックスティ:1回転)も2連続。720(セブントゥエンティー:2回転)、スイッチからの540(ファイブフォーティー:1回転半)はグラブも決める。得点は69.20。

 2回目は、エアターンから、540(ファイブフォーティー:1回転半)を2連続で決め、グラブを入れたエアターンでつなぎ、720(セブントゥエンティー:2回転)を2連続で決め、最後は540(ファイブフォーティー:1回転半)と、難易度を上げ71.80点を出すが、14位で予選落ちとなった。

 鈴木選手は、「自分の滑りが出しきれず悔いが残ります。みんなに応援してもらってここまでやってきたので、素晴らしい舞台だった」と涙を流した。

 ★渡部選手の1回目は、540(ファイブフォーティー:1回転半)を2連続で決め、720(セブントゥエンティー:2回転)、360(スリーシックスティ:1回転)、グラブを入れたエアターンでつなぎ、720(セブントゥエンティー:2回転)で転倒。得点は21.20点。

 2回目は、540(ファイブフォーティー:1回転半)を2連続で決め、720(セブントゥエンティー:2回転)、360(スリーシックスティ:1回転)、グラブを入れたエアターンでつなぎ、先ほど転倒した720(セブントゥエンティー:2回転)を今度はなんとかギリギリで立つ。しかし、得点は56.60と伸びず、22位で予選落ちとなった。

 渡部選手は、「初めてのオリンピックは楽しかったので、もう一回滑りたかった。自分がこの場所に立てたのも家族を含め、みなさんのおかげなので、とても感謝しています」と、笑顔で話した。

 ちなみに、渡部選手は、ノルディック複合(個人ノーマルヒル・クロスカントリー)で銀メダルを獲得した渡部暁斗選手の奥さん。最初で最後のオリンピックと宣言していた。


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