5月9日より公開されているオムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season7』(配給:アップリンク)。本作がその反響から全国順次拡大上映が決定したことが5月13日に発表となった。
『MIRRORLIAR FILMS』(ミラーライアーフィルムズ)はクリエイターの育成発掘を目的とする短編映画制作プロジェクト。2021年から2022年に劇場公開したSeason1~4では「変化」をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した36本のショートフィルムを発表。Season5~8では、「企業版ふるさと納税」の制度を活用した行政の地域振興事業として、撮影支援やワークショップ、上映会が行われるなど、映画製作を通して地域の魅力発見や人々の交流を生み出している。Season7ではアイドルグループ『NEWS』加藤シゲアキが監督として参加しアイドルグループ『Aぇ! group』正門良規とともにW主演する『SUNA』、加藤浩次初監督の映画『Victims』、香月彩里監督による映画『ヒューマンエラー』、武田成史監督による映画『KUTSUYA』、坂本ショーン監督による『ウエディング』の5作品が楽しめる。
公開初日の5月9日に公開初日を迎え、平日にも関わらず満席となる回が出るほどの盛況ぶり。その後3日間も全国各地の上映劇場で満席の回が続出。深夜0時の先売り後すぐにチケットが完売してしまう劇場も多く、ヒューマントラストシネマ渋谷では週末動員ランキングで1位となった。そんな状況のなか、全国からのラブコールを受けていたといい、当初2週間限定上映としていたが、劇場でチケットを取れない状況を鑑み上映の延長も決定。またLeminoにて独占配信も決定しており、5月16日より順次作品の配信となる。
また、発表にあわせ、『SUNA』と『Victims』の新規カットも公開となった。加藤シゲアキがメガホンを取るのは、砂によって窒息死するという奇妙な事件が多発する愛知県・東海市を舞台に描かれる『SUNA』。事件の真相に迫るべく捜査を続ける刑事、狭川役の加藤シゲアキと遠山役の正門良規(Aぇ!group)。今回解禁された場面写真では、事件の捜査をする二人の姿や、次第に事件にのめり込み、顔色の悪い遠山と怪しげな老婆が映し出されている。さらに、カメラワークはグザヴィエ・ドランをイメージしたというほど映画通の加藤浩次がメガホンを取る『Victims』。路駐から始まる男女のカオスな言い争いから、様々な角度で人間の本性が暴かれていく本作。解禁された場面写真には、主演・昴役の矢本悠馬と謎の少年の後ろ姿が。
※記事内画像は(c)2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT