小澤征悦 中村アンと“息の合わない夫婦”演じるコツ披露!『こんばんは、朝山家です。』会見

小澤征悦 中村アンと“息の合わない夫婦”演じるコツ披露!『こんばんは、朝山家です。』会見6

(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 俳優・中村アン、小澤征悦が7月2日に都内でW主演の2025年7月期ホームドラマ『こんばんは、朝山家です。』(ABCテレビ、日曜・午後10時15分~)制作発表会見を俳優・さとうほなみ、アイドルグループ『Aぇ!group』小島健、影山優佳、渡邉心結、嶋田鉄太、松尾諭、原案担当で共同監督も務める足立紳監督、紳監督の妻で原案担当の足立晃子氏とともに開いた。

 足立紳氏の自身の連載日記『ポジティブに疲れたら俺たちを見ろ!!~ままならない人生を後ろ向きで進む~』をベースに執筆された作品。脚本家の賢太(小澤)、賢太所属の事務所社長を務める妻の朝子(中村)、何事にも反抗的な高1の長女・蝶子(渡邉)、発達障がいの特性を持つ小6の長男・晴太(嶋田)の4人家族の朝山家を中心にした、“キレる妻”と“残念な夫”という衝突不可避の夫婦、ときどき愛で家族の難題を切り抜けていく奮闘記が描かれている。

 作品へ中村は「チャレンジングな作品だと感じていたんです。けれど、罵倒するのが気持ちよくて快感になっています(笑)。小澤さんの演じる賢太のダメっぷりの演技に引き出されています」と、自身が感じたことを語ると、小澤は「賢太は残念だと思ってないところが残念なんです。でも、決してわがままということではなく、才能はあるんです」と、キャラクターの説明をするとともに、「現場でいいことを言うと足立(紳)さんが喜びますし、『似ているって思ってたんですよ~』って言ってくれて。あと賢太は、物事に斜めから捉えることがあって、そこは似ているのかなって」と話した。

 渡邉と嶋田へは小澤と中村の印象を質問。渡邉は「撮影中も本当に家族みたいで。自分は小澤さん中村さんじゃなくて、パパ・ママと呼んでて、晴太もお姉ちゃんって呼んでくれて。撮影してないときでも仲良く話してくださって。緊張しないで臨めたりしています」と話した直後に「いつもありがとパパ」というと、小澤は「こちらこそ~」と、メロメロな姿を見せる。なお、劇中では反抗期設定なので仲良い演技ではないそうだが、裏ではしっかりコミュニケーションをとっているそうだ。

 演技面では、息の合わない夫婦を演じるためにしたことへ、小澤は「あんまり俳優同士撮影現場以外で、セリフを合わせることってないんですよ。でも、今回それをやったんです。そうすることで、賢太と朝子の間でコンマ何秒かの間が生まれてきたんです。この息の合わないテンポというのは、逆に息が合うからこそずらせるんです」といい場内をうならせると、中村も「そうなんですよ」と、深々とうなずいていた。

 一方、紳監督は「殺人とか不倫とかはない作品です。けど、人の生活ができているのではないかなと思います。そういった画面の中の人間を描いていると思います」と胸を張ると、小澤は本作の特徴として、「日常って、映画やドラマのようにうまくいくわけがないと。でも、足立(紳)さんは心の底から思っていることをセリフにしているんだなって。すげーなって思っています」と、共感したくなるようなセリフたちを挙げると、晃子氏は笑顔で「そうなんです!セリフはそこだけはいいなって思って!」と、嬉しそうだった。

 そして、小澤から「足立さんの書いた脚本のセリフは何も起こらない日常会話が続くんです。けれど、その中でケンカしていても優しさや、照れ隠しの愛などが根底に流れているような気がしていて。俳優部は足立さんその気持ちを伝えようという気持ちで取り組んでいます。素敵な時間で素敵な、こういう世界があるんだと思って頂けたら嬉しいです」と、メッセージを寄せていた。

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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役作りするうちにこの座り方に慣れてしまったという