落合陽一氏 大阪・関西万博ヌルヌル外装膜使用『ヌル庵』を『TOKYOROOMS展』で!モモコグミカンパニー作り出した部屋?

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(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 アーティスト・落合陽一氏、作家でタレント・モモコグミカンパニー、デザイナー・山本卓身氏が4月17日に東京・虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内のTOKYO NODE GALLERYで『TOKYOROOMS展 ~40の部屋、40通りの生き方~』内覧会に出席した。

 株式会社ソーシャルインテリアが実行委員会を務めて初開催するイベント。アーティスト、デザイナー、建築家、華道家、エンターテイナーらクリエイターが、同じ広さ=6畳ワンルームの空間を舞台に、それぞれの価値観や生き方を「部屋」で表現する体験型展覧会。『野性爆弾』くっきー!や、華道家・假屋崎省吾氏といった個人や、株式会社ニッポン放送、株式会社J-WAVEといった企業も参加していることが特徴だ。

 総合プロデューサーの町野健氏が本展を開催しようと思った理由として、「インテリアで世界を変えたいという気持ち」から「いろんなジャンルを超えてインテリアをしたときに、部屋ってジャンルにかかわらず貢献する」との思いで企画したという。部屋数が40部屋なことへは「5部屋、10部屋でやってもいいかなと思ったんですけど、もう少し多くていいかな?10部屋、20部屋……もう少しいけるかな?って、思いつきで40部屋になりました。森ビル様にご相談したところ、ちょうど40部屋なら入りそうっていうことでこうなりました」と明かし、「あっという間に40部屋埋まりまして、1年かけて作りました」と経緯を説明。なお、入場料はとっているが「収益を目的としていません」と広めることを目的としていることも話したり、部屋内に入れるところもあることを明かしていた。

 場内は『ふとした幸せを大切に』、『個性重視』、『道をきめる』、『異世界も楽しむ』、『趣味にひたる』、『新しい世界へ』の6つのコーナーで区分されている。

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 モモコは『異世界も楽しむ』に出展しており『みくるの部屋』と題した部屋を作り上げた。オファーが来たときに「正直家具とかに執着やこだわりがなくて適当に暮らしてきたなと思っていたんですけど、作りたい部屋だったら……」と思い浮かべたのが、自身の初小説『御伽の国のみくる』に登場した主人公・友美だったそうで、「友美ちゃんはアイドルを目指しているけど働いているけど、メイド喫茶でもんもんとして過ごしているという設定なんです。原作を読んでいなくても、女の子の綺麗になりたい、可愛くなりたいという気持ちで、きょうも頑張ろうって生きている感じがある半面、“愛されたい”“可愛くなりたい”で壊されていってしまうものがたくさんあるなと思って」という心境を説明しつつ、部屋の表現としては、「部屋の中でも一筋のライトの光が可愛いドレスだけ照らしていてあとは全部陰っているんです。ゴミとか、化粧品が散乱していたりとか、菓子パンのゴミとか広がーってげられりとか。SNSを見ると女の子の可愛い部分、完成された部分がクローズアップされがちですけど、カワイイの裏側や闇を表現したくて」とコンセプトを。

 さらにモモコは前日に見学に来た際に「ゴミのディテール」に手を入れたそうで、「汚れた感じで散乱してたんですけど、足りないと思って。立体ますっくの裏側が汚れていたり、綿棒を置いたり、ベッドをぐちゃぐちゃにして。忙しかったころの自分を思い出しました。細部にこだわれたと思います」としていた。

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 落合氏は『新しい世界へ』のコーナーを担当し『ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒』(Null-An:Noise as Silence ∽ Silence as Noise)と『即今叢:計算機自然の蒸留と発酵』(Sokkon Grove:Distillation and Fermentation of Digital)を作り上げた。落合氏といえば昨年の2025大阪・関西万博で『null²』(ヌルヌル)を出展し、人気スポットの1つとなったが、『ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒』は、「大阪・関西万博の(ヌルヌルの)外装膜だった膜で、(2027年の)横浜の園芸博覧会でもパビリオンの外装膜として使うやつなんです」と共通点がしっかりあるという。

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 その内部はヌルヌル内にもあった落合氏のライフワークという茶室。「茶室がある実家に育って、大人になってお茶も習うことがあって。茶室は釜がないといけないとか大軸がないといけないとか、総合芸術として面白いんです」と、茶室の魅力を語りつつ、「お軸がなくて、鏡面膜でできていて、鏡が動きながらヌルヌルと、床の間を映したりとかしながら変わっていきます」と、部屋のコンセプトを。

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 ちなみに中に鮎の置物も展示しているが、これは「私アユ食べるのも好きですし彫刻にするのも割と好きなので」と話す。すると山本氏がアユについて興味を示し質問すると、「作り方が特殊なんです。まず、アユを3Dで作るところまでこっちでやって、今回参加されているカリモクさんの機材を使ってアユを削って。そのあと、ヒレとかを飛騨の木工職人さんにこう削ってもらって。超薄くなったところでもう一回それを3Dスキャンして、カリモクさんの機材で塗装するっていうすごく循環的なプロセスで作ってるんです。なんか独特なフォルムが出るようになってきていいんですよ」と、解説もしていた。さらに、茶碗については、楽焼きを以前スキャンしたことがあり、それを許可をもらって3Dプリンターで再現したものだという。「一手間二手間三手間ぐらいだいたいのお道具にかかっております」とのことだった。

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 『即今叢:計算機自然の蒸留と発酵』については、『ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒』の設置している大部屋自体をプロジェクションマッピングで包んだものとなっており「お庭的」だそうだが、周囲の風景も変わっていくんと面白いかなと思って。会期中もAIが周囲の風景を変えたり、アップデートしていくので、リアルタイムで風景を生成し続けるので割とゆっくり見れるかなって」と、明かしていた。

 『TOKYOROOMS展 ~40の部屋、40通りの生き方~』は4月18日から5月17月まで虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内のTOKYO NODE GALLERYにて開催!

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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