熱海五郎一座『仁義なきストライク~弾かれた栄光と約束のテンフレーム~』取材会が5月30日に東京・東銀座の新橋演舞場で開催され俳優・三宅裕司、渡辺正行、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、ビビる大木、沢口靖子、野呂佳代が翌日の初日へ向けて意気込みなどを語った。
2004年に旗揚げした『伊東四朗一座』。その後、2006年に三宅が座頭となり旗揚げしたのが“伊東”ならぬ“熱海”、“四朗”ならぬ“五郎”で『熱海五郎一座』の新橋演舞場シリーズ第12弾。アドリブや一発ギャグなどの瞬間芸ではなく、練り上げられた台本とその設定の中でそれぞれが役柄をきちんと演じることで生まれる笑いを作り上げ届けていることが特徴のシリーズが新橋演舞場5、6月公演として、松竹株式会社と株式会社アミューズが共同で製作で上演となる。
三宅は出来具合へ「沢口さんが役作りのために、細かいところまで聞いて頂いて、完成されたギャグになったと思います。それぞれのスケジュールを合わせるのが大変でした。あとはそれぞれが持つギャグをどう新鮮に見せるかというのでリーダー(渡辺)だけはいつも通りにやってもらってます」とのこと。
いまの心境として沢口は「少年のようなキラキラした心を持ったみなさんとおけいこさせて頂いて楽しかったです。おけいこ中にでトチリをしてしまったことがあって、出番のギリギリまで自主トレをしていたんです。出とちりしたときには、すかさずリーダーとビビる大木さんがつないで助けてくださいました。小倉さんも、『三宅さんが誰かが出とちりするとすごく喜んでくれるんです』と教えてくださって、すごく優しさにあふれた現場でした。大きな懐を借りて、臨みたいと思います。そんな心境です」と、生真面目なコメント。
野呂は「記者発表のときは、『けいこを通してみんなと仲良くなるだろうし楽しみ』って話していたんですが、スケジュールがいろいろ変わっちゃって、いまはそんな自分がいなくて、迷惑をまずかけないようにしなといけないという思いがありまして……。みなさんと仲良くなれたかと言われるとこれからなので、明日からちゃんとできればいいなって。最初のときと心境が違ってそこは暗いです」と、少し不安があるコメントを寄せると三宅から「前日だぞ!(笑)」との声が飛ぶことも。
そんなうつむきがちな野呂へ沢口は、「どんな役でも自然にナチュラルに演じ切れちゃう。いつも力が抜けていて、ボーンと弾けるところもあって、羨ましいなって思います。以前私が出演していた作品でもご一緒していることがあったんですけど、そのときは台詞を交わす役ではなかったのですが、今回は2人の絡みもあります」と、アピールしていた。
一方、大木は三宅から渡辺と組むよう言われたそうだが「リーダーと組んだら本当に大変で。コソコソ話をするんですけど、聴こえないんですよ。声の音量どうしたら良いだって」と、戸惑うことがあったという。そんな大木だが三宅からの評価は高く、「舞台が初めてですから、いろんなことを劇団員に聞いてました。このときはどこを見ていればいいのかとか。それで堂々と社長の役をやっているんです。けいこばで台詞が入った瞬間に、安心しましたね。初めての助っ人で、一番下というので落差が面白いですね」と、感心しているという。
これを聞いた大木は「助っ人で加入したので、プロ野球は助っ人は打たないとクビになりますからフルスイングで臨みたいです」と、あらためて意気込む。三宅は「大木さんが来年も出演できるかはお客さんの反応にかかっています」と、伝えていた。
そして沢口から「2度目のゲスト出演ですが、座員のみなさんを三宅さんが尊重し、三宅さんもみなさんを尊重されリスペクトされている素晴らしいチームだなと思います。劇場にいらっしゃるみなさんを巻き込んで大きな笑いの渦を作りたいと思います」と意気込むと、三宅から「みんながリスペクトしてくれて、上手く行ったら私のおかげで、失敗したらみんなで分かち合おうと思っています。コロナで劇場からみなさんが離れていって、やっとお客さんがだんだん戻ってきました。今回チケットの売れ行きのスタートが良いそうで、毎回満席に近いそうです。毎回最高傑作にしようという気持ちはありますが、来てよかった明日からまた頑張ろうと思えるような舞台をやりたいと思います」と、あらためて意気込んでいた。
熱海五郎一座『仁義なきストライク~弾かれた栄光と約束のテンフレーム~』は5月31日から6月24日まで新橋演舞場にて上演予定!
協力 松竹株式会社
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ










