俳優・宮野真守が6月11日に東京・台場のEX THEATER ARIAKEで主演の2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演 SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇『アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~』(演出:いのうえひでのり)フォトコール及び取材会を『WEST.』神山智洋、俳優・古田新太とともに開催した。
物語の舞台は、大正浪漫を感じる時代設定と江戸川乱歩が描いたようなほの暗い匂いが漂うスチームパンクの世界。登場するのは2人の探偵とそれを取り巻く一癖も二癖もある変な人物たち……と深まる謎《ミステリー》。これまでの新感線とは一風変わったアングラの色も滲ませつつ、“Rシリーズ”ならではの生バンドの演奏で、歌あり、踊りあり、アクションありのドタバタ音楽活劇ミステリー。
宮野が演じる主人公の名探偵・アケチコ五郎は、ハッタリをきかせて根拠のない自信が満々で、口八丁であちこちに口を挟んでいく男という役どころ。フォトコールでは2シーン公開されたが楽曲『アケチコ五郎のテーマ』を華麗にダンス&殺陣をしながら歌唱してみせ報道陣の視線を釘付けに。
さらにコミカルな演技を見せていたかと思えば、急にダンディズムあふれるようなシリアスな演技も披露したりと、変幻自在な様子を見せていた。
その後の会見で宮野は「46周年興行でいままでの新感線とはまた一味もふた味も違うと演出の井上さんも言っていました。驚きの作品になっていると思います。コメディをしていますけど、本筋はミステリーです。ミステリーのメッセージ性はこの世の中にフィットしていると思いますし、打ち出す価値観を感じてもらって、少しでも考える切っ掛けになったら良いのかなと思います」と、意気込んでいた。
2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演 SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇『アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~』東京公演は6月12日から7月12日までEX THEATER ARIAKEにて、福岡公演は7月24日から8月8日までキャナルシティ劇場にて、大阪公演は8月20日から8月30日までフェスティバルホールにて上演予定!
■ものがたり
みなさんは名探偵・アケチコ五郎(宮野真守)をご存じだろうか? 初めてその名を聞く人も多いだろう。なにしろ彼は、なによりも秘密を愛し、自分の素性すらも煙に巻く――少々、いや、かなり風変わりな名探偵なのだから。
大正12年、M県T市。
海沿いの炭鉱の町はあらゆるものが石炭で動き、すべてが蒸気に霞んでいる――。
探偵助手の助手林鳩美(志田こはく)とT市を訪れたアケチコ探偵は、マニラ育ちの帰国子女にして名探偵の新田一耕助(神山智洋)と出会う。
人気劇団「黒ダイヤ歌劇団」のトップ女優・熾火煤の引退が決まり、町は次期トップ争いの真っ只中にあった。新田一は、市長の娘で次期トップを狙う出雲坂めい子に雇われ、ライバル女優・菊川民子(石田ニコル)の汚点や欠点を探っていたのだ。
最終審査の日。出資者たちは市長におもねり、めい子を推す。これでトップは決まりかと思われたが、そこに町一番の大富豪、性別不明の怪人アンダルシアン・クーガー(古田新太)が登場。鶴の一声で民子をトップに指名する。
民子を引きずりおろそうと、めい子はアケチコに調査を依頼。首尾よく、蒸気自転車屋の阿久沢正治(浜田信也)と一緒にいるところを見つけたアケチコは、「黒ダイヤ歌劇団は恋愛御法度だ」と口止め料を請求する。しかし、女優はなにも答えず走り去るのだった。
迎えた新トップお披露目公演。親衛隊隊長・堀田半太(粟根まこと)が見守る中、有終の美を飾る熾火。ところが新トップの民子は忽然と姿を消し、犯人と疑われためい子までも行方不明に――。
かくして、秘密の匂いをかぎつけたアケチコ探偵は、新田一青年とともに怪事件に挑む。だが、その行く手には猟
奇、猥雑、倒錯、奇怪! 常軌を逸した愛と欲望の世界が待ち受けていた……!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ



