興祖微妙大師六百五十年遠諱記念特別展『妙心寺 禅の継承』記者内覧会が2月6日に大阪市立美術館内で開催された。
京都・右京区 花園にある臨済宗妙心寺の開山をした僧・関山慧玄(かんざんえげん)の唯一の弟子となる授翁宗弼(じゅおうそうひつ・微妙大師(みみょうだいし) 1296~1380)の六百五十年遠諱(おんき※節目に行われる大規模な年忌法要のこと)を記念して開催する特別展。全四章構成で妙心寺の歴史や、禅宗美術、桃山絵画などの日本美術の極めて優れた妙心寺の所蔵の至宝を通じて、現代にまで通じる妙心寺の禅の系譜を感じ取れるような展覧会となっている。音声解説ナレーターには声優・坂本真綾、ナビゲーターは歌舞伎俳優・中村隼人を迎えている。
内覧会に先立ち大阪市立美術館長の内藤栄氏、臨済宗妙心寺派 管長の山川宗玄氏、、大阪市立美術館 学芸課長代理の寺島典人氏、臨済宗妙心寺派宗務本所特別研究員の志水一行氏出席のもと説明会が開催。
あいさつに立った内藤館長からは、なぜ、大阪市立美術館で京都の妙心寺のものを展示するのかという問い合わせが多く来ているという状況があると触れる。本展開催の縁は90年前の大阪市立美術館開館時に話が遡るといい、「開館はしたものの何も展示するものがなく、さまざまなところから600点の寄託を受けました。妙心寺からは27点寄託を頂き、その中に国宝が4点あり、多大なご協力を得て展示ができた次第でございます」という深い縁からだそう。その90年前に貸し出しをされた重要文化財の『十六羅漢図』をはじめ、4点ほどが展示されるといい、つながりを感じさせるものとなっている。
館内では目録によると129点が公開。国宝に指定されている宗峰妙超墨蹟『関山』道号と宗峰妙超墨蹟 印可状や重要文化財と指定されている桃山時代(17世紀)の狩野山楽による『龍虎図屏風』(りゅうこずびょうぶ)、海北友松による『花卉図屏風』(かきずびょうぶ)の6曲1双。特別展示の襖で20面のうち16面を飾る狩野山楽・山雪による『竹林猛虎図襖』、18面のうち8面の『梅花遊猛禽図襖』、18面のうち8面の『朝顔図襖』など圧巻の展示。一部の作品は一般の方も撮影可能といい、来館の思い出にもなりそうだ。
また、展覧会内では、妙心寺派寺院で行われている最近の寺宝調査結果も発表。寺島氏によると大阪にある妙心寺派寺院50ほどのなかから10軒調査し、その結果が展示されるといい、ほぼ初展示のものが多いという。
興祖微妙大師六百五十年遠諱記念特別展『妙心寺 禅の継承』は2月7日から4月5日まで開催!前期は2月7日から3月8日まで、後期が3月10日から4月5日までとなっている。
■興祖微妙大師650年遠諱記念特別展『妙心寺 禅の継承』
・時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
・休館日:月曜日(ただし2月23日は開館)、2月24日(火)
※災害などにより臨時で休館となる場合があります。
・観覧料(税込)
一 般 2,000円(1,800円)
高大生 1,300円(1,100円)
小中生 500円(300円)
※( )内は、前売および20名以上の団体料金。
※前売券の販売期間は12月10日(水)から2月6日(金)23:59まで。販売場所は主要プレイガイド、コンビニエンスストアなど。
※未就学児、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)。障がい者手帳等は日本の法律に基づき交付されたものに限ります。
※大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
※本展の当日券で、企画展示もご覧いただけます。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ




















