（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
俳優・釈由美子、比嘉クリスティーナが6月15日に東京・TOHOシネマズ新宿で映画『Iké Boys イケボーイズ』（監督：エリック・マキーバー／配給：Atemo）公開記念舞台あいさつをマキーバー監督とともに開いた。
日本の特撮を見て育ったというアメリカ人のマキーバー監督が、自身の故郷であるオクラホマ州を舞台に日本特撮へのオマージュ満載で制作したファンタジー作品。
アメリカ製作・舞台の作品ながら日本の特撮やアニメが大好きな3人の高校生が、特撮もののようなスーパーパワーを身に着けてしまったことから起こる世界存亡をかけた戦いが描かれている。
マキーバー監督は第一声は英語で切り出したが、2言目からは流暢な日本語で喋り出すお茶目さ溢れる様子を見せる。そんな作品に釈は、物語の鍵を握るレイコ役で出演しているが、この起用はマキーバー監督が2002年に公開され釈は家城茜役で出演していた『ゴジラ×メカゴジラ』が縁という。
オファーの経緯としては、マキーバー監督直々に来日したそうで、「事務所に監督が来日されて、『ぼ、ぼ、ぼ、ぼ、ぼくが高校生のときに最初に買ったDVDなんです。いつか家城茜とご一緒したい！』とおっしゃられて（笑）。その熱を受け取りました」と、出演を決めたという。
撮影時期はとにかくビザを取得することが厳しかったそうで、釈は「オクラホマについて私の仕事が終わったという気持ちになりました」と、現地に行くことがとにかくハードルが高かったと回顧。撮影はハリウッドらしく「30パターンくらい撮影」とバリエーション多く撮影した思い出を。さらに「古の神々よ！」というセリフでは本物の「コヨーテがウォーって鳴いて」と、神がかったことが起こっていたそうだ。
一方、マキーバー監督は「怪獣の着ぐるみが1個盗まれちゃってスペアは合ったんですけど、相当大変でした。ハプニングが多くて（笑）」と、困ったことが多かったと言いつつもニコニコと話すタフさを窺わせつつ、「でも、僕の役目は役者にそのストレスをかけないということで」と、プロフェッショナルな姿勢を見せていた。
「ジメジメ」を集める釈
作品にちなんで、もしスーパーパワーをもらえるなら？どんな力がいいか話が振られる。釈はマキーバー監督と比嘉が来日してとにかく湿気に暑がっていることから「ジメジメした湿気を、すべてこの手に集めたい！」と、念を送るように手を前に突き出して、気遣いあふれるコメントで2人を感激させていた。
マキーバー監督は「映画のことばかり考えてて。次回作の企画も決まってて、通れば2人にまたお願いしたいと思ってます」と、期待の残るコメントも残し2人もニコニコとその姿を見守っていた。
映画『Iké Boys イケボーイズ』は公開中！
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
