花江夏樹が細谷佳正の喉の治療から休養明けで感激の瞬間「花江くん！声が出るぞ！！」を再現して舞台あいさつを盛り上げ！
劇場アニメーション『デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」』（監督：元永慶太郎／配給：東映アニメーション・東映）プレミア先行上映会が6日、東京・新宿バルト9で開かれ八神太一役・花江夏樹、石田ヤマト役・細谷佳正、高石タケル役・榎木淳弥が登壇した。
初代『デジモンアドベンチャー』シリーズの続編を全6章で描く劇場アニメーション『デジモンアドベンチャー tri.』。2015年11月の第1章『再会』から、5月5日公開の本作まで約2年半の期間をかけ上映され続けているファンの支持が厚い作品だ。なお第1章『再会』から第5章『共生』までの累計興行収入は7.5億円、動員数48万人を記録するなど、その人気の健在ぶりを見せている。最終章となる本作では、世界の崩壊を食い止めるため、選ばれし子どもたちの必死の戦いが描かれる。
デジモンイベントではおなじみのキャスト陣によるキャラクターになりきった影ナレーションからスタートとなり、太一が5章で“いなくなってしまう”という描写もあったことから、そのことをイジるというショートストーリーとなった。
そして3人がそれぞれのパートナーデジモン人形を手に登場。花江はいよいよ6章が人の目に触れるところまで来たことへ、「5章が終わった時（太一が）どうなることかと思いましたけど、6章かけて、3年近く足掛けでやってきて、胸が熱くなる感無量な気持ちでいっぱいです」と、笑顔を浮かべると、細谷は、「5章が終わってしばらくしたときには、私的な事情によってどうなることやらと思ったんですけど、やっとここまで来たなって思って」と、喉の治療のため一時休養していたことを踏まえて胸いっぱいといった様子。榎木は「3年近くやっていたので終わった感じがしなくて。公開されたら終わったという感じがないんです」と漏らすと、花江が「感無量じゃない？」と、イジりだし、榎木は、「感無量です（笑）」と、楽しげなやりとりをすることも。
本作の見どころへ、ビジュアルでも公開されているオメガモンの姿という花江に、細谷は「最終章ですごく大人になります。大人になるシーンがすごく好きなので」というと、榎木も「今回はイケメンが多いです。目茶苦茶格好いい行動をする方が人間にもいっぱいいます。あれが人生なんだなって感じることもありました」というと、細谷は我が意を得たりといった様子で、「哲学的な問いかけをしているよね！」と、身を乗り出すほどだった。
アフレコ中の出来事に話が移ると、花江は「僕と浪川大輔さんだけアフレコの入り時間が遅かったんです。みんな10時くらいだったのが、僕ら12時くらいで、みんなやってるんだという気持ちでした。なんとなく想像できると思いますけど」と、今後の展開のヒントも。
一方の細谷は、喉の治療からの復帰したアフレコが本作だったようで、「恥ずかしいので大々的に帰っきたよとは言ってなかったんですが、現場に行ったら『良くなって、よかったね！』、『復帰してくれて良かった』と言われて、みんなに大切にされているんだっていうことと、声もちゃんと出るから嬉しかったです」と、感激したという。花江もそのときの細谷へ、「本当に嬉しそうだったよね。『花江くん！声が出るぞ！！』って」と、声マネをして披露する心温まる光景が見えるような光景で、観客達もこれには温かい拍手を送り細谷ははにかんでいた。
最後に榎木から「スタッフさんが全精力を尽くして作ってくださったので出来になっています」と、アピールすると、細谷は「観る方々へ、問いかけが詰まっている作品だと思います。観た後に考えたくなるような展開です」と、心に残るものになっているとのこと。そして花江から、「6章では結末というか区切りがつきますので、子どもたちがどういう結末を迎えるのか楽しみに観て頂きたいです」と、PRしていた。
劇場アニメーション『デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」』は5月5日より3週間限定劇場公開！なお劇場版限定Blu-rayも同日より先行発売！
