遠慮のない掛け合いを繰り広げた2人（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
期間限定ユニット『Ooochie Koochie』の奥田民生と吉川晃司が6月17日に都内で『OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)』記者発表会に登場。仲の良さを感じさせるような会話を繰り広げ、報道陣をたびたび爆笑させた。
現在広島県が行っている『おいしい！広島プロジェクト』をより推進させた新大型プロジェクトの一環として『OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)』を6月17日より展開。このプロジェクトでは、“美味しさの宝庫”な食資産・食文化の認知を広めることを目的に県内外に発信していく。『Ooochie Koochie』（オーチーコーチー）は広島出身の奥田と吉川が故郷に恩返しをするために結成した同級生ユニットで、今回本プロジェクトの応援団長を務めることとなった。
（応援団就任発表記事：奥田民生＆吉川晃司Ooochie Koochie『OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)』応援団長に）
登場前から2人舞台袖から楽しげな会話が聞こえてくるなか2人が登壇。奥田は今回の起用へ「今年、広島とかかわることが増えているんですが、衣装もいつもと違ういいやつ着させて頂いて頑張ろうと思っております。広島のためにね」と、マイペースに切り出すと、吉川も「こういうタイミングで故郷を盛り上げられることを嬉しく思っています」と、意気込む。
広島のいいところへ奥田は「街の大きさとかが大きすぎない。山と海が近くて、コンパクトって言うとどうかな？と、思うけどそこが良さだったりするんですけどね」と規模感の魅力を。
イベント内では気の置けない2人だからこその空気感でトークを連発。奥田が学生時代に応援団をしていたと聞いた吉川が「写真が見たい」と言ったり「きょうはその応援団の服を着てきたら良かったのに」と学生時代の思い出や、「ありがとう」の広島弁のアクセントはどこに置いているかで盛り上がることも。果ては、吉川が広島の友人とお店でご飯を食べて盛り上がっていたところ、広島弁に慣れていなかった店の方が「けんかはちょっと……」と声をかけられたと話していたところ奥田は「見た目がそうなんじゃろ」と、ワイルドな見た目の吉川をいじることまで。
吉川が「詩はうまく書くけどしゃべるとだめだね」といえば奥田は「きょうは手加減してる」と返したりと、2人の間には遠慮なし。そのなかで、司会から還暦を機に組んだ『Ooochie Koochie』に同世代が喜んでいるのでは？と声をかけると、吉川は「（還暦より）はよしたら分裂してたかもしれん」というと、奥田が「前のバンドの話か！」とロックバンド『COMPLEX』を引き合いにツッコむと吉川はそうくるとは思わなかったのかひたすら苦笑い。逆に、吉川は奥田の所属するバンド『UNICORN』を引き合いに「バンドでデビューするにあたって全国区になりたいから広島弁を消そうとした」と話していた。
広島の思い入れのある一品へ奥田は“お好み焼き”ではなく『おこのみ』としたためていたが、それにはこだわりがあるようで「広島の人はおこのみ“焼き”をつけない。焼きっていうと大阪とかも入ってくるわけですよ」と解説したり、お店では大きな鉄板のど真ん中にした席よりも隅の席がいいそうで、「焼いてるところの目の前は熱いんで、隅っこの鉄板の。ど真ん中は早く食べないと焦げるし」と、一家言ある様子を見せる。
一方の吉川は『小鰯』とし、「宝石のように綺麗なんです。堤防で釣るのは少ない漁にしかならないから、この前、漁に行きましたけど、網ですくってそれをわっと捌いてすぐいただくのが絶対なんです」と、力説。
そんな思い思いの一品を挙げていたが奥田は「これがわざわざ広島に行ってまで食うものなのかと思うでしょ？」とぶっちゃけつつ、それでも現地で食べると「おいしいんですよ」と格別のおいしさがあるそう。そんな広島だけに奥田としては「小鰯でおわかりのように、裏おすすめみたいなのが広島に限らず世界中にあると思いますけど、広島は割とそいううのが多いから地味なままでいてほしいという気持ちもあるんです」というと、吉川も「大きくかわってほしくない部分がある」としみじみとうなずきつつ奥田は「だから行ってみんさいよというところはある」と、心境を披露していた。
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
