“キンプリ”の愛称で親しまれているアイドルグループ『King & Prince』高橋海人が出演し俳優・芳根京子主演で2025年11月より全国公開予定の映画『君の顔では泣けない』(監督:坂下雄一郎/配給:ハピネットファントム・スタジオ)。本作の公開が11月14日となったことが発表されるとともに、ティザービジュアル、特報映像が7月9日に公開となった。
作家・君嶋彼方氏が2021年9月に上梓したデビュー作『君の顔では泣けない』。第12回「小説 野性時代 新人賞」を受賞し、発売前重版をかかった人気作となる。物語の始まりは、高校1年生の夏。プールに一緒に落ちたことがきっかけで、心と体が入れ替わってしまった坂平陸(さかひら・りく)と水村まなみ。これは何かの間違い、と元に戻ることを信じその方法を模索し奔走する。しかし、誰にも言えない秘密を抱えた陸とまなみは、15年経っても元には戻らなかった。進学、初恋、就職、結婚、出産、親との別れ……人生の転機を入れ替わったまま経験していくふたり。しかし30歳の夏、まなみは「元に戻る方法がわかったかも」と陸に告げる……。
特報映像では、入れ替わった陸とまなみが元に戻れないまま、お互いの人生を歩む様子が印象的なスチールと共に描き出される。進学、初恋、就職、結婚、出産、そして親との別れ――。15歳から30歳までのかけがえのない15年間がエモーショナルに紡がれる。芳根演じる陸が「入れ替わったのが水村でよかった」と声をこぼすと、髙橋演じるまなみも「私もいま同じこと言おうと思ってた」と和やかに答える。
映像は、「私の顔で情けなく泣かないでくれる?」 というまなみの言葉から、溢れる涙を必死に堪えようとする陸の表情に『君の顔では泣けない』というタイトルが合わさる印象的なカットで締められる。
ふたりの15歳を演じたキャストも合わせて解禁。陸役を演じたのは、2022年に行われた第9回「東宝シンデレラ」オーディションを受け、審査員特別賞を受賞した西川愛莉。西川は、本作の出演について「オーディションの結果を聞いた時は、とても嬉しかったと同時に、陸とちゃんと向き合っていけるのか、不安もありました。この映画が観てくださる皆さんにどのように届くのか、期待と緊張で一杯ですが、先が見えない不安の中、もがいて悩んで、お互いに支え合いながら成長していく2人を劇場で見守っていただけたら嬉しいです」とコメント。
一方、まなみ役を演じたのは、スターダストプロモーション所属の新人&若手俳優集団・恵比寿学園男子部”EBiDAN”の研究生である「EBiDAN NEXT NAGOYA」のメンバーとして活動している武市尚士。武市は撮影時を振り返り、「俳優として初めての現場で、緊張でドキドキが止まらなかった僕に、監督やスタッフのみなさん、そして共演者の方々がたくさんのことを教えてくださったおかげで、最後まで演じ切ることができました」と語った。西川も武市も、本作が初の映画出演となる。
※記事内画像は(c)2025「君の顔では泣けない」製作委員会