俳優・南沙良、出口夏希が1月17日に東京・新宿ピカデリーでW主演映画『万事快調<オール・グリーンズ>』(監督:児山隆/配給:カルチュア・パブリッシャーズ)公開記念イベントに俳優・吉田美月喜、黒崎煌代、主題歌を担当したNIKO NIKO TAN TAN、児山隆監督とともに登壇した。
作家・波木銅氏の青春小説を実写映画化した作品。ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(南)ともう一人の主人公、陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅(出口)。そんな彼女たちが自分たちの夢をかなえるため同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動をして一攫千金を狙うという物語となる。
上映後に拍手に迎えられて登壇したキャスト陣。前日1月16日に公開され、さっそく感想が寄せられているようで南は「きのう友達が観てくれたみたいで『すごく面白かった!』って言ってくれて」と、笑みを浮かべると出口も「Xでエゴサしました。思った以上に嬉しいお言葉を頂いてました」と、胸をなで下ろした。
撮影の思い出としては、南は火が出るシーンがあるそうで「あんなに燃える思わなかったんです。背中がマジで焼けているんじゃと思って、確認しちゃいました」というほど熱かったといい、「死ぬんじゃないかと思ったので、あのシーンは本気で逃げました」と、物騒な話が飛び出す。
出口も「“指吹っ飛んじゃった”が印象的すぎて……指、吹っ飛ぶんですよ!」と、こちらも衝撃的なワードが飛び出す。そのため、飛んだ設定の指は折り曲げながら演技していたそうだが、そのうちに慣れて、「ずっと指を折ったまんま過ごしていたんですけど、そういうものだと思ってました」と、女優魂を垣間見せていた。
黒崎は撮影中のエピソードとして、シャインマスカットの差し入れがあったそうだが、それを食べたのは出口と黒崎だけだったようで、吉田と南が「あれー?」と首をかしげる不可解な出来事も明かされていた。
新年ということで新たに始めたいことは?という質問も寄せられる。南は「ゴルフです。去年から初めて入るんですけど、初心者中の初心者でこれにしています」。出口は「体力づくりしたいです。階段を昇り降りするだけで、息が切れてしまって。私、走らされる役が多いんで。歩く、散歩から始めます」。吉田は「万事快調のSNSで編み物って言ったんで、3作編んでみたんです。全部ポーチで巾着なんで、次からはカバンとかを作りたいなと思います。頭を整理できる時間になっているので広げていきたいと思います」というと、南は「ニットとか作ってくれたら嬉しい」といい吉田も「似合いそう!作る作る!!」と乗り気で、出口も加わり3人で盛り上がる様子も。黒崎は大谷翔平選手に感化され、「スポーツを始めようと思います」とそれぞれ明かしていた。
イベント後半には、児山監督から1人1人に向けた手紙が読み上げられることに。吉田へは「岩隈真子役をキャスティングするにあたり、聡明で思慮深く明るく反骨心を持ち合わせた人だと思いました。脚本を読んで『まだ岩隈ちゃんのことが分からないんです』と言ってくれて、この人は正直なんだと感じました。その鋭い指摘のおかげで岩隈の輪郭がより鮮明になったことを覚えています。外的な要素と内的な要素、2つからアプローチしていたと思います。眉毛も整えず、トリートメントもしない、猫背で岩隈の人間らしさをチャーミングに演じきったこと、オールグリーンの3人目の主役は吉田美月喜さんだと思っています」。
出口演じる矢口美流紅はキャスト決めが難航したそうだが、手紙では「脚本を読んで快諾してくださったと聞いて、まさか出口夏希が出てくれるなんてと。この映画を救ってくださったのは出口夏希さんです。天真爛漫で終始明るかったと思います。その輝きの裏で、たくさんの努力をしていたことを知っています」。
そして南へは「朴秀美を演じられるのは南さんしか居ないと一番最初にお声をかけました。2018年に自分の映画をまだ撮っていないときに、お仕事でご一緒したことがあって、天才だと思った、そんな幻想を記憶しています。『いつもの感じを超えていかないとダメだと思うんです』とおっしゃっていて、きっと苦しかったと思います。現場ではその背中でこの作品を素晴らしいものにするんだと語っていたと思います。クランクアップのときに『この5年間で1番楽しい』とおっしゃっていて、ひたすら表現を追い求める努力の人だったんだと感じました」。
と、それぞれメッセージ。これを受けて、南は「汗かいちゃったね」と体が熱くなったようで、「この映画を良いものにしたいというキャスト・スタッフ含め全員がそう思っていたと思います。それが形になって嬉しいですし、その思いが監督にも伝わっていたことが嬉しいです」とほほ笑むと、出口は「美流紅をやっているときの、明るい美流紅は監督の現場でのなんでもやって良い予感を出していて、それがあったから私も堂々とできたなって思っています。あとは(吉田と)3人で1ヶ月くらい過ごして、なんだろうこの居心地の良さと感じていました」と、振り返っていた。
映画『万事快調<オール・グリーンズ>』は公開中!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ


