俳優・吉沢亮、柿澤勇人がWキャストで主演するミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』(日本版翻訳・演出:小山ゆうな)公開げいこが7月23日に東京・EXシアター有明で開催され俳優・安蘭けい、堀内敬子、木下晴香、松岡茉優らがステージで熱演を見せた。
混沌としたSNS時代。自分の居場所を切実に求める青年の孤独感や葛藤、他人の悲嘆を自分の物語として共有したがる心理、大人たちの不器用な喪失との向き合い方などを描き出した作品。柿澤、吉沢は社交不安障害を抱え孤独な日々を送るエヴァン・ハンセン役を演じる。クラスメイトの死ととっさについた嘘がきっかけで本当の自分に気づくまでの過程を演じるとともに、名曲で一人の青年の孤独と葛藤を舞台上で表現する。
Wキャスト公演ということでメディア向けには吉沢がエヴァン役を演じる後半の2シーンと、柿澤がエヴァン役を演じている前半の2シーンが公開。吉沢バージョンには、エヴァンの母ハイディ・ハンセン役を安蘭けい、エヴァンが心惹かれるゾーイ役を木下晴香、コナー役を廣瀬友祐、ジャレッド役を上口耕平、アラナ役を宮澤佐江、シンシア役を瀬奈じゅん、ラリー役を新納慎也で送るものとなった。
1シーン目は楽曲『Disappear/消えていい人はいない』と『You Will Be Found/誰かが見つけてくれる』の2曲の歌唱シーン。心の中に潜むコナーの声に後押しされ、エヴァンは死んだコナーを追悼する「コナー・プロジェクト」をジャレッド、アラナと立ち上げる。エヴァンの「誰かが見つけてくれる」という想いのこもったスピーチがSNSで拡散され人々の心に感動を与えるというシーン。ステージ上では、美術演出や映像演出も交えてSNSの広がりや混沌を表現したステージングに。エヴァンが1人スピーチをするシーンでの吉沢がとった間はエヴァンなのか吉沢自身なのか境界が分からなくなる、胸を衝くような感情が交差するものとなっていた。
2シーン目は安蘭演じるエヴァンの母・ハイディによる楽曲『大きな家 小さな私/So Big/So Small』。エヴァンがついた嘘が原因で大きな出来事に発展し、その重圧に傷つき心情を吐露するエヴァンをハイディが大きな愛で優しく包み込むシーン。ハイディの言葉と行動に、目をつむり身を任せているシーン。その重圧が少しずつ解きほぐされていることを感じさせるような吉沢の表情と細やかな心情芝居が繰り広げられた。
また、本舞台へ演出の小山ゆうな氏、吉沢、柿澤からそれぞれコメントが寄せられた。以下全文。
■小山ゆうな氏(翻訳・演出)
ブロードウェイの初演から10年が経ち、SNSをはじめとする仮想空間で発信される言葉や画像・動画が私達に及ぼす影響はより直接的になり、コロナ禍を経たことで人と人が繋がる事の意味合いも大きく変化しました。
2026年の今、日本で上演するのにベストの形を目指すべく話し合い、試み、修正を繰り返しながら稽古を進めてきました。
今まで『ディア・エヴァン・ハンセン』を愛してきた方々にも初めて触れる方にも楽しんでいただけることを祈っています。
EXシアター有明のオープニングラインナップ3作目。ぜひ劇場へいらしてください。
■吉沢亮(エヴァン・ハンセン役/Wキャスト)
ブロードウェイでお芝居の素晴らしさに衝撃を受けた『ディア・エヴァン・ハンセン』を、いよいよみなさまにお届けできることを嬉しく思います。
人とコミュニケーションを取ることに憧れを持っていたエヴァンが、ほんの少し踏み出していく成長の物語を、たくさんの方に観ていただきたいです。
ミュージカルは2度目なので緊張していますが、最後まで走り切れるように精いっぱい頑張ります。
■柿澤勇人(エヴァン・ハンセン役/Wキャスト)
カンパニー一同、長い期間を共に、一生懸命稽古に取り組んでまいりました。
お客さまに観ていただくことで作品が完成すると思いますので、早く我々の時間を共有したいです。
みなさまが最後のピースです。
忘れられない夏になると確信しております。
ご来場を心よりお待ちしております。
ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』東京公演は7月25日から8月23日までEXシアター有明にて、愛知公演は8月29日から9月6日まで御園座にて、大阪公演は9月10日から9月21日まで梅田芸術劇場にて上演予定!
※事前レギュレーションにより記事内写真・本サイトXの該当記事postは9月21日までに削除いたします。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ









