稲垣吾郎「2人で愛の逃避行は憧れます」とキャラクターへの気持ちも!映画『ばるぼら』へ「僕が最後まで役をまっとうすることができたのは二階堂さんのおかげ」と感謝

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 『新しい地図』稲垣吾郎(46)、女優・二階堂ふみ(26)が21日、都内でW主演映画『ばるぼら』(監督:手塚眞/配給:イオンエンターテイメント)公開記念舞台あいさつを手塚監督(59)とともに開いた。

 本作は漫画家・手塚治虫が1970年代に『ビッグコミック』(小学館)に連載した、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなどさまざまなタブーに挑戦した作品が原作。本作では、問題作を現代を舞台に移し実写映画化した。異常性欲に悩まされている売れっ子耽美派小説家・美倉洋介を稲垣が、自堕落な性格の女・ばるぼらを二階堂が演じる。

 二階堂との共演へ稲垣は、「嬉しかったですね。デビュー作から観させていただいていたので、いつかご一緒させて頂きたいと思っていて。ばるぼらという役は難しかったと思いますけど、二階堂さんがばるぼらとして存在してくれていたおかげで、美倉洋介の才能がさらに開花していって、それはばるぼらのおかげですし、僕が最後まで役をまっとうすることができたのは二階堂さんのおかげです」と、感謝する。

 逆に、二階堂は稲垣を幼いころから見て育ったことを話しつつ、「魅力的になるだなろうと現場に入る前から思っていて、現場で学ばせて頂くことも多くて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と、返した。

 本作はクリストファー・ドイル氏をはじめとした海外スタッフとともに制作する海外色豊かなものとなっており、稲垣は「夢もかなったんですけど、夢のような現場です。撮影は、世界観もあいまってあれは現実だったのかというばるぼらの不思議な感じがしています」と、しみじみ。

 司会から、もし稲垣自身が人から名前も知られていない人物だったらしたいことは?との質問が飛ぶ。すると稲垣は、「これが見出しになりそうですね。こういったこと長いので(苦笑」と、これまでの経験から警戒し、手塚監督も「この後上映される作品を壊さないように」と、ツッコミ。これに稲垣は「わかってます」と、苦笑いしつつ、「海外で誰も僕のことを知らない街を歩くと開放的になりますね。最近、マスクして帽子をかぶって歩くというのが普通な世の中になって、今までだったらそういった格好をしていると芸能人だろうと見られていたんですけど、不謹慎かもしれませんが、いままで行けなかったお店に行けたりとかあるんです」と、みんながその格好をすることになったことで、悪目立ちしなくなり、知られていない人物のように振る舞える機会が出たと話していた。

 続けて、自分と共通するところあるかへ「原作のイメージだと精神的にも、肉体的にもマッチョな男らしい感じだったんですけど、今の時代でやるなら男性男性を出しすぎないほうが作品として合っているのかなと思ったり、あとは美倉洋介さんの愛に溺れていく感じはいいですよね。普段そこまで、愛に溺れたりすることはないと思いますし、2人で愛の逃避行は憧れます」と、キャラクターへの気持ちも語っていた。

 イベント後半には、クリストファー・ドイル氏からのサプライズのメッセージに稲垣が感激したり、手塚監督から2人の印象を色にした花束がプレゼント。稲垣へは、白と緑が入った花束だったが、手塚監督は本日の稲垣をイメージし、「グリーンを加えた清潔感を感じましたので」というと稲垣は、「嬉しいですね。僕はこういった色のものが好きで、SNSの写真とかでも投稿させて頂きますけど、監督の愛を感じます」と、ニッコリだった。

 そして、稲垣から、「2年前に撮影して、そこから世界は激変しましたけど、無事に公開日を迎えることができて嬉しく思っています。1つ大きな答えが用意された娯楽作品とは違ったところにありますが、テーマにある愛や幻想、狂気の果てで見えるような美しい景色、芸術が堪能頂ける作品だと思います。抽象的な作品ですから、観るタイミングによって受け取り方が変わると思いますので、何度も楽しんで頂ければ」と、メッセージを寄せていた。

 映画『ばるぼら』はR15+でシネマート新宿、ユーロスペースほか全国公開中!

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