映画『ブラックパンサー』イベントが開催！
“ももクロ”ことアイドルグループ『ももいろクローバーZ』の百田夏菜子（23）、俳優・藤岡弘、（72）が19日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『ブラックパンサー』（監督：ライアン・クーグラー／配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン）吹替版完成披露試写会に登場した。
マーベル・スタジオ最新作で国王とヒーローという2つの顔を持つクールでミステリアスなヒーローのティ・チャラの活躍を描いている。『美女と野獣』を抜き全米オープニング週末興行歴代5位と大反響のスタートを切った作品だ。百田はチャラの妹でありブラックパンサーのスーツを作った天才科学者・シュリ役の日本語吹き替えを担当した。
シュリの髪型に寄せたお団子ヘアにロングのワンピース姿で登場した百田。今月5日に行われた韓国プレミアで、主演チャドウィック・ボーズマンやライアン監督へインタビューを敢行するなど現地へ赴いたが、「ものすごい盛り上がりでこの作品をたくさんの人が待ち望んでいたんだなっていうのを感じて、ワクワクしています」と、公開を待ちきれない様子。
声優としての稼働は、劇場アニメーション『かいけつゾロリZZのひみつ』以来。吹き替えとの違いへ、「今回は元の女優さんがいる中での吹き替えだったのでその役者さんにどれだけ近づけてテンションを合わしていけるけるか。近づきすぎてもテンション感が合わなくなってしまったり、シュリの天真爛漫さがなくなってしまうとか、やりながら学ばせて頂きました。どこをどうすり合わせていくか計算しないといけなくて、そういうところが難しいなと思いました」と、苦労などを語りつつ、「たまに自分のお兄ちゃんの顔がチラついたんですけど、振り払ってました（笑）」とも。
さらに、シュリ役の女優チャドウィック・ボーズマンにはシンパシーを感じているようで、「シュリは本当にお兄ちゃん思い出、天真爛漫でチャレンジ精神もあって、でも普段は普通の女の子。オシャレも好きで、映画に出てくるシュリのファッションがとても素敵だなって感じていて、シーンによって髪型とかも変わっているので、いろんなシュリを見ることができるかなって。演じている方とも、年齢も近いので、お会いできたらいまどきの話で盛り上がれそう」と、ガールズトークに興じてみたいようだった。
イベント中盤からは「アフリカの秘境・超文明国ワカンダ」を探しに出かけた探検家という設定で藤岡が特別動画とともに呼び込まれることに。
この藤岡の登場は百田にはサプライズだったようで、百田も口をあんぐりあけて出迎えていたが、藤岡は「ブラックパンサーの妹がいると聞いてやってきたんだよ」と説明しつつ、久々に会った藤岡は百田に目を細めながら「素敵になったね」というと、百田も笑顔で「高校生以来ですよね」と、再会を懐かしんだ。
主人公がヒーローかつリーダーといことにちなみ、百田へはリーダーに必要な心得をフリップにしたためることに。「一旦待つ」とした百田は、「たとえば簡単なことでいうとお弁当を選ぶときとか、これ4つあるけど、どれがいい？というときよくあるじゃないですか。そのときに一旦待つことがグループをうまくやる秘訣かなって。私が話すより一旦みんなの声を聞いてからとか、取材でどうですかももクロさんと聞かれたときに、私が感じていること以外は、誰か話すかなと思って一旦待って、言ってくれたら嬉しいし、ヤバイと思ったら言ったりします」と、自身のリーダーとしての技を見せていた。
最後に、藤岡からも「ニューヒーロー誕生の物語です。壮大なロマンがあるし、本当に素晴らしい、この現代にマッチタイミング！このメッセージはずしんと響きますよ！」と、熱烈アピール。
百田からは「ブラックパンサーは本当に格好いいんですよ。ただヒーローってだけじゃなくて、ヒーロになるまでの葛藤とかも含めて……あっ言いそうになっちゃう（苦笑）」と、興奮のあまりネタバレしかけつつ、「1人1人が魅力的でそれぞれの気持ちを考えて観ると切なくなったり強くなったり、それぞれいろんな気持ちを抱いているんだなって、そういうのを考えながら観ました。私映画観ながらいろんな気持ちになるのが好きで、いろんな場所からいろんな気持ちがあふれていて、面白い映画だなって思って、自分がかかわって居ますけど楽しませて頂きました。ワカンダという明かされていない国の秘密も分かるようになりますし、普段上に立ってお仕事をしている人は、その責任感とかを実感しますし、上に立つ人はこういうことを考えているんだというのをこの映画であらためて教えてもらえるなと思います。心掴まれる映画になっっていますので楽しんでいます」と、思いの丈をスピーチしていた。
映画『ブラックパンサー』は3月1日より全国ロードショー！
藤岡のサプライズ登場に口あんぐりな百田！
