梶裕貴「ほかのナレーターの方には絶対にできない」とプロデュースしたプラネタリウム作品に自信!地味キャラに「自覚はある」と苦笑い

梶裕貴「ほかのナレーターの方には絶対にできない」とプロデュースしたプラネタリウム作品に自信!地味キャラに「自覚はある」と苦笑い4

『Starry Globe 世界をめぐる星の旅』完成披露試写会が開催!

 声優・梶裕貴が16日、東京・有楽町マリオン9階の『コニカミノルタプラネタリア TOKYO』でプラネタリウム作品『Starry Globe 世界をめぐる星の旅』完成披露試写会を、音楽を担当した作曲家・林ゆうき氏、加藤ちあき監督とともに開いた。

 株式会社CS日本運営チャンネル・CS「日テレプラス」で好評放送中の番組『梶100!~梶裕貴がやりたい100のこと~』の中で、梶が「やりたいこと」の1つとして「プラネタリウム・プロデュース」を提案。そこで『コニカミノルタプラネタリウム株式会社』企画制作協力のもと、梶が思いを込めて原案を練り、ナレーションでも出演。約40分ほどの作品『Starry Globe 世界をめぐる星の旅』が完成となった。

 なぜ、梶がプラネタリウムをプロデュースしたかったのかへ、「最初にプラネタリウムに行ったのは小学生のときで、そのときに衝撃を受けまして。僕は埼玉県出身で、まあまあ星が見えていたんですけど、プラネタリウム観て『空を見上げればこんなに星が広がっていたんだな』ということに、すごく感動して興奮してという原体験がありましたので」という子供のころの興奮が原動力になったよう。

 世界20ヶ国を旅したという梶は、そのうちのフランス・モンサンミシェル、アメリカのハワイとニューヨーク・タイムズスクエアでの体験を落とし込み本作を制作。「そのときの素敵な景色をみなさんに体感してもらえれば」という。なかでも、カンボジアには思い入れがあるそうで、「初めて1人旅で行った場所なんです。アンコールワットを観たいと思って」とめぐった場所といい同国にかんしては新型コロナウイルス禍のなかでも現地の方と連絡を取り、撮り下ろししてもらったものだそうだ。

 そのカンボジアでの一人旅では、「朝日を見るということを目的の1つにしていたので、それを組んで作れたらなと思って」という話や「日本では僕、飲みにも行かないタイプで、それこそクラブみたいなところにも行ったことがないんです。それが併設されているリゾート施設があって、男性のガイドさんからちょっと行ってみようと言われて、光るお立ち台というかがある場所で、その光景に引っ張られてお立ち台に乗ろうと思ったんですけど、あらためて向いてないなと思いました(苦笑)。そこでは恰幅の背の高いリズムに乗っている外国の方とぶつかってグラスの飲み物がかかってビショビショになって帰ったという思い出もあります。でもそれも旅のいい思い出でした」と、披露することも。

 続けて、ハワイへは「とにかく大好きな場所で自分にとってはパワースポットです」と話したり、タイムズスクエアへは「ビルのネオンが消えたときにどんな光景になるのだろうと思って」。モンサンミシェルへは「自分の旅の思い出として印象深いところで、ハワイとは違うレトロな世界観でそこでの星は感動しました」とのことだった。

 アニメーションとプラネタリウムのナレーションの違いについては、「こういう空間、星空と一体になるような気持ちで集中して聴くような場所なので、独特のテンポ感、ちょっとゆっくり読むと耳にも脳にもスッと入ってくるような文章になっていると思うので読むスピードは意識しましたね」とのこと。さらに、「せっかくいろんな国に行く映像なので、極力その土地々々の雰囲気、寒さや、暖かさ、自分の感じた雰囲気をと思っていました。その土地のイメージが湧くというのが、ほかのナレーターの方には絶対にできないと思いながらやっていました」と、自信を見せた。

 記者からは、梶のボイスが癒やしになりすぎて眠くなる可能性もあるのではとの質問も飛んだが、加藤監督は「制作的にはここ眠くなるだろうな、ここで起きるだろうなというのがあって」というと、これには梶も「どこですか!?そこ!(笑)」と、ビックリといった様子だったが、「星空のなかに包まれているようななかで、正直眠くなっちゃうだろうなと思います。ここでしか味わえない上質な睡眠をしてもらって、元気ある時にもう1度足を運んでもらって最初から最後まで楽しんでください」と、うまくPRにつなげていた。

 ほかにも、林氏の起用へは、さまざまなアニメーション作品で一緒になることが多く縁ができたという梶。林氏も「“振り返れば梶がいる”という感じで、作品のキャストが発表されたのを見たときに『あっ、まただ!』となることが多くて」と笑いながら答える。

 加藤監督には梶の印象を尋ねると、「梶さんからヒアリングしたときに、行ったことのない国にも行きたくなりました。基本的には素朴な方なんだろうなと感じました。派手に遊ぶというよりその国に寄り添った楽しんでいるという感じです」というと梶は「言い方変えれば地味なんだと思います。自覚はあるんで」と、苦笑いだった。

 梶はこのイベント時点では完成品を観られていないそうだが、「伝統を大切にしながら挑戦しているこの場所で、自分の作品が上映されるのはワクワクします。子供のころの自分、初めてプラネタリウムに行った自分を反映した内容で音楽も含めて、それがプラネタリウムでその喜びを体験して頂ければと思います」と、メッセージを寄せつつ、まだまだ収めきれなかった国もあることから、「2がいつかできるように(笑)。今回の作品を楽しんでもらえるようにと思います」と意欲を見せていた。

 プラネタリウム作品『Starry Globe 世界をめぐる星の旅』は17日よりコニカミノルタプラネタリア TOKYO プラネタリウムドームシアター(DOME2)にて上映!

梶裕貴「ほかのナレーターの方には絶対にできない」とプロデュースしたプラネタリウム作品に自信!地味キャラに「自覚はある」と苦笑い5

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