新田真剣佑 映画「ブレイブ -群青戦記-」で共演の三浦春馬さんへの想いあふれる……「忘れることのない経験であり宝だと思っています」とスピーチ

新田真剣佑 映画「ブレイブ -群青戦記-」で共演の三浦春馬さんへの想いあふれる……「忘れることのない経験であり宝だと思っています」とスピーチ2

三浦春馬さんへの思いを語る新田真剣佑

 俳優・新田真剣佑(24)、山崎紘菜(26)、『劇団EXILE』鈴木伸之(28)、渡邊圭祐(27)、本広克行監督(55)が14日、都内ホテルで映画『ブレイブ -群青戦記-』(配給:東宝)製作報告会見を開催した。

 漫画家・笠原真樹氏が『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で描いた人気コミック『群青戦記 グンジョーセンキ』が実写映画化。高校生アスリートらが突如、学校ごと戦国時代、しかも桶狭間の戦いの直前に飛ばされてしまうことに。仲間を守るために生死を賭けた戦いの中で成長していく結束力のドラマと、高校生VS戦国武士という『異色』のアクションを熱く描いている。真剣佑は本作の主人公で弓道部のエース級選手・西野蒼役を演じている。

 黒のシルエットに黒のマフラーを合わせて真剣佑は、「少しでもこの映画を知って頂ければ嬉しいです」と、あいさつ。

 本作について真剣佑は「誰もスタントを使わずに本人がアクションしているんです」と、特徴を話しつつ、「アクション練習があるんですけど、撮影の数ヶ月前から一丸となって練習していて。個々の部活なんですけど、1つの大きな部活をしているようで、空気が良く、楽しく撮影させて頂いたと思います」と、熱気にあふれていたそう。

 司会の荘口彰久からはアクションシーンなどで「こういう真剣佑が観たかったんです!」と言わしめていたが、これに真剣佑は「本当ですか?ありがとうございます!」と、笑みを返しつつ、「心の底からこの作品に出るのが嬉しかったんです。撮影でも真剣なシーンは真剣でしたが、和気あいあいと笑っていました。楽しい思い出がたくさんあります」と、充実していたそうだ。

 一方、ヒロイン・遥を演じた山崎は真剣佑の座長ぶりに「身体能力が高いというので、私が引っ張っていくというくらいで」とたたえつつ、自身としては「私がカメラの前に行き過ぎたら、さりげなくお芝居を切らさず、わからないようにエスコートしてくれるんです。動きの後に、『大丈夫?』とフォローしてくれました」と、助けられたのだとか。しかし、これについては、真剣佑は覚えていなかったようで、「優しいですね。ありがとうございます」と、あらためてお礼していた。

 続けて、蒼の幼馴染で剣道部の主将・松本考太を演じる鈴木へ、真剣佑は「伸くんは身長も高くて。僕は、遥と考太の後ろに隠れて大丈夫かという役どころなんですけど、伸くんが木刀を構えると3メートルくらいあって、背中が安心なんです」と、本当に守られているようだったと、2人で会見中に立って実証。そんなことをしているさなか、鈴木は、隣にあったアクリルパネルを身長が超えているお茶目な姿を見せていた。

 ほかにも、本広監督によると、本作の撮影現場では、「ご飯は徹底的に良くしてくださいと言って、ご飯チームは赤字だったと聞いています」というほどご飯にこだわっていたそうで、真剣佑も「ご飯は最高でした!毎日ケータリングなんですけど、毎日違うものが出てくるんです。極寒のなかでの撮影で、甲冑を着たりしてるので、その甲冑も冷たいんです。夜中に凍ったりするぐらいで、外に出てるだけでも冷えてくるんです」と、相当な活力になった様子を窺わせることも。

 さらに本広監督は、「真剣よりお父さん(千葉真一)に会うことになってそのときにこの作品の台本を読んでいたんです。そのときに『あれは、あれだねぇ』と言われただけでおしまいになって。帰って台本を直しました。かつて『戦国自衛隊』という作品にお父さんが出ているので、その悪いところを全部(真剣佑に)やらないようにして。そういうオマージュもいっぱい入ってます」と、裏話を明かし、これには真剣佑も初めて耳にしたのか、笑いながらもビックリといった様子。

 また、本作には織田信長役に松山ケンイチ、故・三浦春馬さんが若き日の徳川家康役で出演しており、家康は囚われた仲間を救いたいと嘆く蒼を力強く鼓舞するシーンもある。本作の見どころを、「武将のみなさんとのシーンはすごいですよ。いま考えるだけでもいい経験したなと思えるくらい、思い出深いところがたくさんありますね。織田信長とか、普通しゃべれないのですごい経験でした」と話していた真剣佑。

 春馬さんとのシーンへ鈴木は、「刀さばきから佇まいから、カメラの回ってないときの笑顔、すごく年が離れているわけではないのに、ものすごく大きな存在だなと思いました」と語ると、荘口から真剣佑にも春馬さんとの演技はどうだったかと振られ、「現代の高校生役の僕らと、対、戦国武将の方々で、どうしたらいいのか悩んだ記憶があるシーンがあります」という。春馬さんからのアドバイスなどは「ありました。たくさんいろんなことを喋りました……」と、語った真剣佑は想いがあふれたのか固まってしまう一幕が。

 その後、記念撮影後の、最後の締めのあいさつで真剣佑はあらためて、春馬さんのことを語りだすことに。

 「本当の役者に、と思ったきっかけが三浦春馬さんです。三浦春馬さんとご一緒できて監督に感謝しています。一緒にお芝居をしていて、あの頃の自分はどうなだったのかな……すごい幸せな体験をさせて頂きました。夢であった共演をすることができましたし、たくさん、たくさんこの作品で、いろんなことを得ることができました。それは僕の役者人生にとってすごく大切で、ずっと、忘れることのない経験であり、宝だと思っています。大好きな春馬さんの最高の姿を観れるので、楽しみにしていてください。最高の映画を、春馬さんにも届けられるように」と、気持ちをスピーチした。

 映画『ブレイブ -群青戦記-』は2021年3月12日より全国ロードショー予定!

 ※初稿にて渡邊圭祐さんのお名前を間違って表記しておりました。お詫びして訂正致します。

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木刀を振りかぶると3メートルくらいあるという

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アクリルパネル超えで沸かせる鈴木

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