内博貴「まず玄関で全裸」のプロフェッショナルさに報道陣もうなる!室龍太「汚いとかいわんといてくださいよ!」と大焦りの一幕も【会見前編】

内博貴「まず玄関で全裸」のプロフェッショナルさに報道陣もうなる!室龍太「汚いとかいわんといてくださいよ!」と大焦りの一幕も【会見前編】1

会見はマスクを着用して行われた

 俳優・内博貴(34)、松下優也(30)、関西ジャニーズJr.・室龍太(31)、吉倉あおい(26)、麻実れい(70)、黒田こらん(46)、高島礼子(56)が22日、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場で「舞台『ドクター・ブルー』~いのちの距離~」(作・演出:モトイキ シゲキ)ゲネプロを開いた。

 『ドクター・ブルー』といわれる緊急を要する病気と闘う医師ら。本作では、突如として猛威を振るい始めた未知の感染症に挑む感染医や若きドクター・ブルーら、さまざまな立場の医療従事者の日々の葛藤や奮闘ぶりを描いたヒューマンドラマ。内は感染症のスペシャリストとして常に冷静な判断をする主人公の感染医・北里正秀役で主演となる。なお、医療監修には、KYK医学研究所・医学博士の北村義浩氏が入っていることも特徴となる。さらに、本作が医療従事者に焦点を当てた作品ということで、医療従事者へ向けたエールを送る約5分の動画も制作され、公式サイト(https://doctor-blue.jp/)で感謝の気持ちを伝えている。

 ゲネプロ前に会見が行われることに。会見前には記念撮影が行われ、それまでに少し時間が空いたため、室がカメラに向かって手を振りだし、内はそれを冷静に見ており、室が内に向かって身を乗り出して「早く!」と、声をかける和気あいあいな一幕も見られるものとなった。

 そして会見へ。内はまず、「きょうまでこの作品のけいこをしてきまして、心のどこかで、これ中止になるんじゃないかと不安はあったんですけど、無事に明日、初日を迎えられるということでホッとしております」と、まずは初日の幕が開くことへ心情を語り、「キャスト・スタッフ一丸となって、最後までしっかりと演じられるように頑張りますので、最後まで応援よろしくお願い致します」と、呼びかける。

 外科医の水木役を演じる松下は、「僕のやらせて頂く役は外科医の役なので、感染症のお話ですけど、みんなとはまたちょっと違った視点や立場からの葛藤がありまして、そういう役どころを演じさせていただきます」と、説明したり、外科研修医の原役を演じる室は「きょうまでけいこして、明日本番を迎えられるのは、医療従事者の方が日々戦ってくださっているからだと思いますので、感染予防に気をつけて頑張っていきたいと思います」と、意気込んだ。

 内科研修医の北村役を演じる北村吉倉は「この状況下で、感染症のお話をするというのは いまやるのが正しいことなのかと葛藤はあったんですが、役を演じる上でお医者さんのことを勉強したりとか、理解しようと思うと、やっぱり一生懸命伝えたいと思いましたのでいま起こっていることを、一部でもいいので伝えられたらと思っています」といい、看護師長の櫻井役を演じる黒田は「観ている方も胸が締め付けられるような衝撃的なシーンも結構あります。そういった現実に起こっていても放送などはされない部分などを舞台でしか表現できないと思いますので、そういったところの現実を受け止めて頂き、観て頂きたいと思います」といい櫻井の娘・良美役を演じる喜多は「こういう世の中になってしまい、いろんな苦しい経験をされている方がたくさんいらっしゃると思います。医療従事者の方も、頑張ってくれていると分かっていても、本当の強さだったりをわかりあえるのは難しいと思うので、こういう舞台で、起こっている誹謗中傷だったりつらい現実を知ってもらって、支え合っていくことができたらそれはすごく嬉しいことだなと思うので精いっぱい演じさせて頂きます」。

 世界的に活躍する歌手のナンシー濱本役を演じる麻実は「いまこの恐ろしい状況の中、早く収束できるよう願って、この舞台を大千秋楽まで頑張りたいと思います。どうぞよろしくおねがいします」と話し、黒咲市長役の天宮は「市長という役は、明確な指標を出さない国と、街の市民、また医療に携わっている方たちの苦労、その間にいて自分でできることはなんなのか苦悩しながら、友人である院長の雲母(高島)の手を借りて、なんとか市民を守っていきたいという思いで葛藤する市長を演じたいと思います。この市長を誠実に演じることが、いま頑張っていらっしゃる医療従事者の方たちへ送るメッセージになったらいいなと思います」と、意気込んだ。

 そして雲母病院の院長・雲母輝子役を演じる高島は「いままさに命がけで頑張ってくださっている医療従事者のみなさん。そして、いまその中で感染をして戦っているみなさん、感染しないように不自由な生活をしているみなさんに少しでも何かしらメッセージをを伝えられたらと思います。1人でもこの劇場に足を運んでくださった方のために、一生懸命演じたいと思っています」と、メッセージを寄せた。

 そんな会見中だったが、高島のマイクにハプニングが起こり、それを全員でフォローするというカンパニーの温かな雰囲気を窺わせつつ、翌日に迎える初日へ内は「いまみなさんが全部言って頂いた通りで、その思いを胸にしっかりとやらなくちゃなという思いでいっぱいです。1つ1つのシーンに集中して、しっかりと観に来てくださる方にお届けできるようにしっかりとやるという気持ちですね」と、気を引き締めた。

 続けて、室へも初日を迎えることを尋ねると、「正直、緊急事態宣言が出たあと、中止になると思っていたんですけど、幕をあげることができて嬉しく思ってはいます。けれど、気をつけていても移ったりする病気ではあるので、気をつけようがないといえば、気をつけようがないという病気なので、しっかり感染症対策をしながらのけいこをして、けいこ中も医療の知識を北村先生に教えてもらったりして、無知な状態からでしたが、医療器具の名前とか医療器具の使い方、何から何まで教わったので、普段(自身は)あほなのでちょっとでも賢くなれたかなと思いました。医療従事者の方たちが、どんな思いで毎日を過ごしているのかは分からないですけど、ちょっとでも理解できるような状況になったのかなと思います」と、コメントした。

 医療ドラマということで、セリフを覚えることに苦労などはなかったのかへ、「大変さというものはやはり感じましたね。普段、普通の生活をしていると医療関係の仕事のことは何も分からないですし、無知でした。この作品に触れることによって、感染医の方のお仕事だったりとか、普段の研究とかが多くて滅多に表に出ないということもこの作品を通して初めて知りました。でも、いま、この世の中を助けてくれる、表に立ってくれているのは感染医の方ですし、いろんな分からなかったことが勉強になりました」と、心境を語った。

 続けて、室へ個人でもしている感染症予防対策を尋ねると「新型コロナウイルス禍になるまで、手洗いうがいをしてこなかったんです……けど、ちょっと待ってください!これは語弊がありますね(苦笑)。トイレに行ったら手洗いとかはしてました。新型コロナウイルス禍になってからは、しっかり手洗いうがいもしています!」と、言葉を重ねて釈明しているところに、内が「汚い」とぼそり。これに室は「汚いとかいわんといてくださいよ!」と、大焦り。

 内へこの室の話を聞いてどう思うかと問うと「そうですね。汚いと思いました」と、はっきり伝えて室は肩を落とす一幕も。では、内はどんなことをしているのかというと「僕は普段から手洗いうがいはしっかりしますんで。人一倍お風呂にも入ってます」というと、室も「僕もお風呂は入りますよ!1日2回入ります」と、“失地回復”とばかり声を張ったが内は「ああ、そうですか」と、漫才のようにそっけなく返し笑いを誘う。

 さらに内の感染症予防対策の話は続き、「僕はコロナ禍になって、より一層気を払うようになって、いまでも家に帰るとまず玄関で全裸になって、着てた服を洗濯機に入れて洗濯機を回して、裸の状態でお風呂が沸くのを待って、家で消毒もしますし、玄関も消毒していて、これでかかったらしょうがないと思っています」と、プロフェッショナルな一面を窺わせ、報道陣をうならせていた。

 【後編(内博貴 NEWS・加藤シゲアキの直木賞&本屋大賞ノミネートに「素敵な気持ちになりました」!松下優也コロナ禍で「ハンドクリームを使うようになりました」)へ】

 ※記事内舞台写真は(C)舞台「ドクター・ブルー」公演実行委員会

内博貴「まず玄関で全裸」のプロフェッショナルさに報道陣もうなる!室龍太「汚いとかいわんといてくださいよ!」と大焦りの一幕も【会見前編】1

会見はマスクを着用して行われた

内博貴「まず玄関で全裸」のプロフェッショナルさに報道陣もうなる!室龍太「汚いとかいわんといてくださいよ!」と大焦りの一幕も【会見前編】3

内博貴「まず玄関で全裸」のプロフェッショナルさに報道陣もうなる!室龍太「汚いとかいわんといてくださいよ!」と大焦りの一幕も【会見前編】4

内博貴「まず玄関で全裸」のプロフェッショナルさに報道陣もうなる!室龍太「汚いとかいわんといてくださいよ!」と大焦りの一幕も【会見前編】4

内博貴「まず玄関で全裸」のプロフェッショナルさに報道陣もうなる!室龍太「汚いとかいわんといてくださいよ!」と大焦りの一幕も【会見前編】5

内博貴「まず玄関で全裸」のプロフェッショナルさに報道陣もうなる!室龍太「汚いとかいわんといてくださいよ!」と大焦りの一幕も【会見前編】6

内博貴「まず玄関で全裸」のプロフェッショナルさに報道陣もうなる!室龍太「汚いとかいわんといてくださいよ!」と大焦りの一幕も【会見前編】8