渋谷慶一郎氏「ミッドナイトスワン」作曲時が「懐かしいです」と回想!「第75回毎日映画コンクール」表彰式で「日本の映画の音楽の作り方」への思いも披露

渋谷慶一郎氏「ミッドナイトスワン」作曲時が「懐かしいです」と回想!「第75回毎日映画コンクール」表彰式で「日本の映画の音楽の作り方」への思いも披露2

 音楽アーティスト・渋谷慶一郎氏(47)が17日、東京・目黒のめぐろパーシモンホールで開催された『第75回(2020年)毎日映画コンクール』表彰式に音楽賞を受賞したことから登壇した。

 『毎日映画コンクール』は1946年(昭和21)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けていることが特徴となっている。

 渋谷氏は昨年9月25日に公開となった『新しい地図』草なぎ剛主演の映画『ミッドナイトスワン』(監督:内田英治/配給:キノフィルムズ)で音楽を手掛けたことから受賞となる。

 渋谷氏は、「栄誉ある賞を頂きまして、この音楽を作曲した時、すごく忙しくて、かなり急に頼まれたので1週間で2時間ぶんの音楽を作ったんです。自分のスタジオで、朝起きたらパジャマのまま作曲するという生活を1週間しまして、懐かしいです」と、振り返る。

 今回表彰されたことへ「選ばれたのが驚きまして」と、心情を吐露しつつ、「音楽賞というのは(日本の映画賞では)そんなにないというのが分かりました。日本の映画の音楽の作り方はガラパゴス化しているのは事実で、効果音より音楽が小さいことなんてよくあるんです。今年、僕はまた1本やることになっていますけど、もうちょっとチャレンジングな作り方をしたいなって思います。このような状況なので、いつ集まれるかわからないので、僕も、微力ながら努力していきたいので努力していきます。頑張りましょう」と、メッセージを寄せた。

 なお、映画『ミッドナイトスワン』はTSUTAYA プレミアム映画ファン賞・日本映画部門を受賞しており、会場では森谷雄プロデューサーが登壇した。

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