松坂桃李トーク中「そろそろ突っ込んでいいですか?」と話したこと?仲野太賀、山中崇、若葉竜也らとともに「このメンバーで違う作品を」

松坂桃李トーク中「そろそろ突っ込んでいいですか?」と話したこと?仲野太賀、山中崇、若葉竜也らとともに「このメンバーで違う作品を」1

 俳優・松坂桃李(32)、仲野太賀(28)、山中崇(42)、若葉竜也(31)、芹澤興人(40)、コカドケンタロウ(42)、大下ヒロト(22)が20日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『あの頃。』(監督:今泉力哉/配給:ファントム・フィルム)公開記念舞台あいさつを今泉監督とともに開催した。

 ハロー!プロジェクトへの熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた、神聖かまってちゃんの元マネージャー・劔樹人による自伝的青春コミックエッセイ『あの頃。男子かしまし物語』(イースト・プレス)を映画化した作品。松坂は、ハロー!プロジェクトのアイドルにのめり込みオタク仲間とともに学園祭でのハロプロの啓蒙活動やトークイベント、『恋愛研究会。』というバンドを結成しライブ活動を行う主人公・劔(つるぎ)役を演じている。

 この日の舞台挨拶の模様は、ライブビューイングで全国156館に生中継されるなかでのものに。キャスト陣は『モーニング娘。』の楽曲『ザ☆ピ~ス!』に乗って登場。松坂は「いままで(イベントや取材は)リモートが続いていたので、こうやってみなさんに向き合って作品を届けられるのはすごく嬉しいです。いいもんですねぇ……」と、しみじみ。

 これから映画を鑑賞する観客を前にして「みなさんがどういう風に受け止めるのか?すでに映画を見たというコカドさんの知り合いが、冒頭で泣いたらしく……(笑)。いろんな角度から刺さる部分があるんだなと思います」と、笑顔で作品を送り出した。

 仲野は「去年の今頃撮影してたんですが、この個性豊かなメンバーで本当にたわいもない話でワチャワチャして、穏やかな時間を過ごしていました。それがこうして大きなスクリーンで公開されるということで、どんなふうに受け止められるのか? ドキドキしつつ、僕が演じたコズミンのモデルになった方がどんな気持ちでいるのかと想像してしまいます」と、思いを馳せた。

 トークのさなか、松坂が「そろそろ突っ込んでいいですか?」とおもむろに後ろを振り向き、話題を振ったのが、芹澤のファッション。スーツ姿になぜかピンクのスリッパで登壇した芹澤だが、「これは中野ブロードウェイで」と自前で購入したという『モーニング娘。』のグッズのスリッパという。さらに、スーツの裏地も『モーニング娘。』のプリントが施してあり、これには客席から拍手がわき起こった。

 ここまで愛のある仕掛けを施しておいて、周囲から振られるまでは決して自らは明かそうとしない芹澤……。若葉からは「尋常じゃない汗かいてる(笑)」と突っ込まれ、松坂からも「毎回、勝手にやられてるのにツッコミ待ちで、誰かが『どういうことですか?』って言わないと言ってくれないんです(笑)」と、芹澤の一面にコメントを寄せている。

 また、これまでも松坂、仲野らは本作のプロモーションのイベントなどに参加してきたが、大下が参戦するのはこの舞台あいさつが初!実は、この日の登壇は、これまで一同が楽しそうにトークを繰り広げているのを見て、大下が「自分でお願いして」決まったのだという。松坂は現場で「大下さんを囲んで話すこともあって、輪の中心だった」と大下がムードメーカーだったと振り返り、今泉監督は「みんな、めちゃめちゃイジってた」と、証言。ちなみに、キャスト陣によると、現場でなぜか大下は“ウソつき”扱いされていたとのこと。その真相について、大下は「現場で先輩のみなさんは、ごはんを多く食べる後輩が好きだと聞いて、若葉さんが『米何合くらい食べるの?』と聞いてくださったとき、『2.5合くらい食べられます』と言ってしまい、その噂が広まってしまって……。かなり話を盛ってしまいました」と、告白していた。

 そんなメンバーたちだが、松坂いわく「チームワーク抜群で、自然と歌の練習が始まったり、年齢差を感じさせない一体感があった」とのことで、仲野も「テーマを設けずともいろんな話が盛り上がって楽しかった」と述懐。最年長の山中も「気づいたら僕が1番年上だったんですけど、ボーっとしてたんじゃないですかね(笑)?」と、まさしく年齢を意識せず自然体で現場にいられたと明かす。

 一方で、ここでも先ほどのファッションに続いて、芹澤に一同から一斉にツッコミが。コカドが「みんなで歌う時にひとりだけ全く声を出してなかった(笑)」と暴露し、芹澤は「歌ってたよ(笑)!」と慌てて反論するも、若葉が「原曲どおりに歌うのはキーが高くてなかなかしんどかったんですけど、みんな歌ってるなぁと思って見てたら、芹澤さんだけ口パクでした(笑)」と、証言。

 ちなみに歌に関しては、今泉監督からも「松坂さんは、“歌NG”説みたいなことをなんとなく聞いてたんですけど、今回はガンガン歌ってくれたので、どういう心境だったんですか?」と質問が。松坂は「苦手なんですけど、これは致し方ないなと。役を通して歌うのならアリかなって解釈でした。作品でそういうことがあったら、やると決めています」と説明し、今回の“恋愛研究会。”のメンバーでの歌に関しても「CDは出ません!」と、ファンにはちょっと残念な宣言も……。とはいえ、今回の共演者たちへの愛着はかなり強いようで「このメンバーで違う作品をやってみたい」と再共演に意欲を示していた。

 最後に松坂は「劇中でも出てきますが“中学10年生”のようなワチャワチャした空気がたくさんの人に見られると思うと若干、こっ恥ずかしい気もしますが、みなさんが体験してきたそれぞれの“あの頃”があると思うので、それを思い出すきっかけになればと思います。『あの頃があったから、いまがいいよね』と感じてもらえたらいいなと。ゆるりと楽しんでいただければ幸いです」と、メッセージを寄せていた。

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 ※記事内画像は(c)2020『あの頃。』製作委員会

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