藤原竜也 佐藤浩市から「きついの嫌なの?」に「嫌です(笑)」の率直返答や竹内涼真のみなぎるやる気!少量の“おとこ汁”しかない撮影に「あれは行き過ぎた撮影」とも

藤原竜也 佐藤浩市から「きついの嫌なの?」に「嫌です(笑)」の率直返答や竹内涼真のみなぎるやる気!少量の“おとこ汁”しかない撮影に「あれは行き過ぎた撮影」とも2

 俳優・藤原竜也(38)、竹内涼真(27)、市原隼人(34)、日向亘(16)、佐藤浩市(60)が6日、東京・丸の内ピカデリーで映画『太陽は動かない』(監督:羽住英一郎/配給:ワーナー・ブラザース映画)公開記念舞台あいさつを羽住監督とともに開いた。

 本作は、作家・吉田修一氏の心臓に爆弾を埋め込まれた諜報組織『AN通信』のエージェントの活躍を描いた“鷹野一彦シリーズ”が原案。藤原と竹内演じる鷹野と田岡が心臓に機密保持のため定期連絡を行わないと爆発してしまう爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫るという極限まで追い詰められた秘密組織のエージェントとして、さまざまな国の陰謀に巻き込まれながら乱戦をくぐりぬけていくという物語。本作では、世界中の権力者たちが求める次世代エネルギーの極秘情報を手に入れるよう指示を受けた鷹野と田岡が、世界各国のエージェント、大国の裏組織との争奪戦に巻き込まれ、命がけの頭脳戦と肉弾戦が繰り広げられるというもの。

 上映後に登壇したキャスト陣。藤原は「本当に華がないということで」と前置きしつつ、「公開延期になったものが公開できて嬉しく思います」とついに公開できたことに笑みを浮かべ、竹内は、「やっと1年後しに公開ということで、お客さんに観てもらえて舞台あいさつが久々なので感動しています。お客さんを前にできてやっと公開できたんだなと実感しました」と、有観客ということに万感といった様子。

 市原は、自動車のスタントで1つ間違えば死を近くに感じたといい、「本当に貴重な撮影で、感謝しています」と、振り返れば、佐藤は隣にいる日向の背が伸び成長しているということで「隣にいる彼が大きくなっていて、それだけ私が年をとったということですね」というと、藤原は「そんなことはありません!」と、すかさずフォローしていた。

 公開されたということで羽住監督に尋ねたいことはないかと質問があると、竹内は「どうですか竜也さん」と藤原に振り、藤原は水の中で撮影で「水温もめちゃくちゃ冷たかったんです。そんな温度を下げる必要はないんじゃないかと思ったんですけど、それが画に出るのかなと思っていて、こんなに冷たくする必要ないんじゃと思って」と、愚痴を漏らすと羽住監督は「いや出てるじゃん」と、押し切る。

 これに藤原は竹内とうなずきながら「人生で一番つらい撮影でしたよ。その水の中に、“おとこ汁”といわれる温水が出るものがあって。これは市原に経験させたかった」と、漏らせば市原は「じゃあ次回作で」と、クールに切り返す。ちなみに、この“おとこ汁”というのは羽住監督によると『海猿』の撮影からの伝統だそうで、緊迫感を出すため、少量しか出さないという意図があるそうだが、藤原は「あれは行き過ぎた撮影でしたね(笑)」と、ボヤキは止まらなかった。

 ほかにも、ブルガリアでの撮影の際は、藤原、竹内、市原で飲みに繰り出したそうで、市原は「酔っ払った2人は可愛い感じですよ」とニヤリ。これに竹内は「市原さんが一番酔ってましたよ」と、やり返す。そこで司会が藤原と竹内がどんなふうに酔っていたのかを問うと、市原は「それは言えないなぁ」と、煙に巻く。さらに、佐藤とも飲みに行ったという藤原と竹内だが、藤原は「(佐藤が)脱ぎ出すんですよ。先輩が『お前らも脱げ!』と言われて、背中が赤くなるくらい叩かれて。それで翌日、メールが来るんですけど、『昨日は楽しかったな。覚えてないけど』って(苦笑)」と、エピソードも。

 そして、もし次回作があるならという話題となると、竹内は、「分量的には竜也さんの方が大変な撮影が多くて、次があったら、もっとつらいのが来たらやります」と、熱い意欲を語る。それに対して、藤原は佐藤が本作で部屋から指示を出す役だったということで、藤原は「続編があったら浩市さんの隣にいるのがいいです」というと、佐藤は「こっちはまだ早いよ。きついの嫌なの?」と問いかけ、藤原は「嫌です(笑)」と言い切り、会場を沸かせていた。

 そして竹内から「1年越しに僕たちが作り上げた超カッコいい映画を1人でも多く、ライフスタイルのなかでの楽しみにして頂ければと思います。こういう映画がもっと必要ではないかと思います。続編があれば続編の現場に必ず竜也さんを連れていきます」といい、藤原は、「このメンバーで羽住さんの最新作に出させて頂くことが出来ました。なんとか1人でも多くの方に観てもらえれば」と、アピール。

 その後、キャスト間でのコール&レスポンスで締めることとなったが、初回は特効の音が出ないというハプニングがあり、仕切り直して2回目をすることに。ここで、先陣を切ってセリフを言おうとする竹内を藤原がタイミング良く止める丁々発止なやりとりが繰り広げられ、このバディ感たっぷりの一幕に客席からもたびたび笑いが巻き起こり、温かい空気のなか終演を迎えていた。

 映画『太陽は動かない』は公開中!

藤原竜也 佐藤浩市から「きついの嫌なの?」に「嫌です(笑)」の率直返答や竹内涼真のみなぎるやる気!少量の“おとこ汁”しかない撮影に「あれは行き過ぎた撮影」とも1

藤原竜也 佐藤浩市から「きついの嫌なの?」に「嫌です(笑)」の率直返答や竹内涼真のみなぎるやる気!少量の“おとこ汁”しかない撮影に「あれは行き過ぎた撮影」とも3

藤原竜也 佐藤浩市から「きついの嫌なの?」に「嫌です(笑)」の率直返答や竹内涼真のみなぎるやる気!少量の“おとこ汁”しかない撮影に「あれは行き過ぎた撮影」とも4

竹内に絶妙のタイミングで待てをかける藤原

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