高畑充希 初フォトエッセイは苦心作で締め切りは「ギリギリ破った」!「読んでほしいのと、読まれたくないというのと、矛盾している」と心情吐露

高畑充希 初フォトエッセイは苦心作で締め切りは「ギリギリ破った」!「読んでほしいのと、読まれたくないというのと、矛盾している」と心情吐露6

 俳優・高畑充希(30)が11日、東京・渋谷PARCO 4階の『PARCO MUSEUM TOKYO』で初フォトエッセイ集『穴があったら入ります』(PARCO出版)発売記念イベントを開いた。

 会見会場は本作発売を記念し12日から28日まで期間限定で開催されるMitsuki Takahata Exhibition『穴があったので、入りました』内にて。写真とともにオリジナルグッズも多数販売されている。

 この日初めて完成した作品を手にとったという高畑は、「初めて文章というものを書いて、こんな拙い文章を人に読んでもらう日になってしまったという恥ずかしさと、どうしようとパニックになっています」と、率直な気持ちとともに「でも、本当にいろんな人が助けてくれて、やっと1冊になったので、それはすごく嬉しくって」と、形になったことへの喜びを。

 作品の話が来たのは「2年弱前だったと思います」という高畑。そのときは、「書けないでしょ!と思っていたんです。でも、やったことないことをと思ったのと、そのタイミングで(新型コロナウイルス禍により)自粛になって私の時間が増えて」ということで、乗り出したという。

 タイトルへは、「羞恥心みたいなところを書いていることもあるんです。私自身、穴があったら入りたいと思うことが結構日常で多いんですけど、それが全然顔に出なくて苦労するよという話を書いたんです。15本を書き終えたときに、穴があったら入ったらいいじゃんと、どうせ誰も読まないよという気持ちで、恥ずかしさもまぎれたころに、『題名どうする?』と聞かれて、このタイトルを話したら採用してもらえたんです。それが1案目だったので嬉しかったですね」というエピソードがあるそうだ。

 同作では2年をかけ書き溜めた未公開の16編のエッセイが入っている。この文章を実際に書いてみて「締め切りに追われたり、ギリギリ破ったりしながら、のんびり書き終えました。何かと理由をつけて明日にしようと思ってたら1ヶ月経ったりしていて、自分の怠けたい心と戦ってて。むちゃくちゃ大変でした(苦笑)」と、苦労があったといい、「作家さんの作品を一文字一文字大切に読まないとと思いました。大変な日々でした」と、気持ちも引き締まったそうだ。

 撮り下ろし写真では、私服にほぼすっぴんで北海道・釧路から根室への旅と、古着屋をめぐったファッションシューティングが収められている。北海道の撮影では、「●花咲線という線に乗って爆睡してる写真もあるんです。寝てるフリじゃなくて、マジで寝てます」というほど素をさらけだしているそうだ。一方の古着屋さんは「行きつけの古着屋さんに行ってフォトセッションしたものです」と、プライベートを垣間見れるものだそうだ。

 こうして1冊の形になって心境の変化もあったそうで、「普段みなさんの前に役をもらって出ている私と、プライベートの私にいつもすごく大きな壁があって。私はオン・オフが激しいタイプなんです。エッセイを書くときに、その隙間というか、役もないし、自分自身100%なのかんというとそうでもない、微妙な心意気で文章を書いている気がして。その幅でも最初に書いた時は外向きだったんですけど、最後の1本のときは自分の内向きに近づいていて。自分ってこんな事考えていたんだとか1年半でこれくらい考えが変わったんだなって」と、変化に驚いたそうだ。

 また、同展示会へは、「私の写真しかないから恥ずかしいです。自分を360度見られるので」と、気恥ずかしさが先に立つといい、穴があったらタイトルのように入りたくなったエピソードを問うと、「いまここにあったら入りたいです(苦笑)。(カメラ)レンズもいっぱい私を見てるのでちょっとでも変なことを言ったら、それがすぐ記事になると思って。怖いすぎて……怖いし、恥ずかしいし、ニュースで取り上げて頂いて、読んでみようかなと思ってくださる方がいるというのも気恥ずかしくて。読んでほしいのと、読まれたくないというのと、矛盾しているんですけど、この2ヶ月戦っています」と、心情を吐露していた。

 そして、「いろんな人に気軽に楽しんでもらえると嬉しいなって思います。穴があったら入りたいほど恥ずかしい、私の普段が入っています。写真も楽しく、バラエティー豊かな作品になっているんだなと。暇で暇でやることがなさすぎるとなったら読んで頂ければ」と、マイペースにアピールしていた。

 フォトエッセイ集『穴があったら入ります』は2200円(税込)で12日より同所にて先行発売、なお、一般発売は2月28日からとなっている。

 ※高畑充希過去記事
 ・高畑充希 柳家喬太郎の「黙れじじい!」以降の反応に「どんどん可愛く思えてきて、エンジンかかっちゃった」と反省!大久保佳代子から「魔性の女」など温かさあふれる
 ・高畑充希「エンタメがなくても死にはしないとみんな言いますけど、私は死ぬなと思って」と心情吐露……バラエティ出演は「自分のテンションが行方不明になります」
 ・高畑充希ミュージカル「ウェイトレス」初日直前にお客さんを前に上演でき「かなりワクワクしてます」!宮野真守からは「すごい惹き込まれる」

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