菅田将暉 仲野太賀と日本アカデミー賞授賞式でのやりとりに「ただの友達同士でしゃべる場所じゃないんだよ」と思わずツッコミ!有村架純の超小声の「おもろいな」など暴露

 俳優・菅田将暉(29)が11日、東京・品川の品川プリンスホテル 新高輪で開催された『第45回 日本アカデミー賞』授賞式に主演作『花束みたいな恋をした』(監督:土井裕泰/配給:東京テアトル、リトルモア)優秀主演男優賞を受賞したことから登壇した。

 映画『花束みたいな恋をした』は、終電を逃したことから偶然に出会い恋をした山音麦(菅田)と八谷絹(有村架純)の5年間を、脚本家・坂元裕二氏が描くラブストーリー作品となっている。

 トークでは印象的なシーンへ、「ファミレスがあるんですけど、この作品は男女の2人が、どのように出会い別れていくかという作品ですが、出会いも別れもファミレスのシーンがキーになるんで覚えています。共通の好きなものでの盛り上がりから、そこから社会に出ていってという感じで、坂本さんの描く脚本のあるあるの凄さを感じました」と、感じたことを披露。

 司会の長澤まさみからは「この作品で発見したことは?」と質問が飛び、「有村さんは関西人なんですよ。たまによーく聞いていると、小さい声でツッコんでいるんです。ちっちゃい猫を拾うシーンだと、『おもろいな』とか、『なんでやねん』とか、隣にいても聞こえないくらいにツッコんでいて、関西人なんだなって」という発見があったそう。この真意へ、同作で優秀主演女優賞を受賞し出席していた有村は、「関西弁をしゃべるのは照れくささがあって、でもそういうことって葉関西弁がいいやすさがあって、ぼそっと言ってました」と、微妙な心境を明かしていた。

 その有村とのエピソードが続き、菅田は「クランクインする前にナレーション録りがあったんですけど、そこでこれから撮影が始まりますということで、有村さんの方から、『私、遠慮しないんで全力で来てください』と力強く言ってくれたので、僕もすべてを解放して演じました」と、ムードを作ってくれたという。これに有村は、「同い年の29歳同士で一緒にタッグを組んで作品を作れる機会もそうそうなくて、こうした5年の月日を描く作品ですし、お互いが遠慮なく現場に立てればいいなと思って伝えさせて頂きました」と、当時の心境を口にした。

 また、菅田はこの日、親交もあり優秀助演男優賞を受賞した仲野太賀が『日本アカデミー賞』授賞式に出席するのは初めてということで、心構えなど質問をされたという。仲野は「初めてだからどういうふうに会場に居ればいいのかというのをやんわり聞いたんですけど、まったく参考にならない言葉が返ってきて、聞く人間違えたなって」と、漏らすことも。

 この部分に長澤が興味を持ち「なんて聞いたんですか?」と尋ねると、仲野は思い出せない様子を見せる。すると「お前が悪いよ、俺に聞くんだから」(菅田)、「そりゃ聞くでしょうよ」(仲野)、「いやこんなただの友達同士でしゃべる場所じゃないんだよ」(菅田)と、ぽんぽんとやりとりし、2人の関係性が窺わせつつ「一緒にこの会場にいることが嬉しいですね」と、しみじみだった。

 ちなみに、菅田によるとその仲野の相談内容の一部として「彼がずっと『ワイプで抜かれるときにどんな顔をしたらいいんだ』というのを考えていて、それはとりあえず違うよとは言ったと思います」とのことだった。

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 ※記事内写真は(c)東京写真記者協会

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