草なぎ剛主演『碁盤斬り』映画祭RED LINE INTERNATIONAL FILM FESTIVALで最優秀長編作品賞に

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 『新しい地図』草なぎ剛の主演映画『碁盤斬り』(監督:白石和彌/配給:キノフィルムズ)がイタリア トスカーナ州のモンタルチーノで6月11日~15日まで開催された映画祭RED LINE INTERNATIONAL FILM FESTIVALにてコンペティション部門に選出され、最優秀長編作品賞を受賞したことが6月30日に発表となった。

 RED LINE INTERNATIONAL FILM FESTIVALは、2024年よりスタート。国内外の最先端の映画作品が出会う場となることを目指し、映画撮影を促進し、表現と物語を伝える手段として、そして現実を深く理解し分析する手段としての価値を高めること、そして映画を通して平和と連帯のメッセージを発信する手段としての理解を深めることを目標としている映画祭となる。今年の審査員長は映画『シャイン』(96年)でアカデミー主演男優賞をはじめ賞レースを総なめにしたジェフリー・ラッシュが務めている。

 最優秀長編作品賞の受賞理由として、「この作品は、江戸時代の侍映画の伝統を忠実に体現しながら、主人公の心の奥底にある感情を探求しています。特に構図、セットデザイン、衣装、そして全体的な演出が丁寧に行われており、真の形式的技巧が発揮されています。細部、テンポ、そして雰囲気に細心の注意を払って制作された、類まれな歴史再現と言えるでしょう」との評価がされた。

 また、この受賞に白石監督から、「映画祭の公式SNSで、上映されている様子を見ました。凄く美しい環境で上映してくださりとても感動しました。そして、作品賞をいただけると聞いて、本当に嬉しく思っています。この作品にとっても、映画監督個人としても、 この先映画を作っていく勇気や喜びをいただきました。 本当にありがとうございます」と、お礼をしている。

 また、『碁盤斬り』は昨年にイタリアで開催されたヨーロッパ最大のアジア映画祭「ウディネ・ファーイースト映画祭」で批評家により選出されるブラック・ドラゴン賞(Black Dragon Audience Award)を受賞、3月に公開されたフランスでは220スクリーンで上映されるなど、海外でも高く評価されています。さらに、スペインの配給も決定したこともアナウンスされた。

 ■映画祭HP
 https://redlinefilmfestival.com/awards-2025/

 ※記事内画像は(c)2024「碁盤斬り」製作委員会

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