舞台『ヘブンバーンズレッド』合同取材会が9月某日に都内スタジオで開催され、茅森月歌役の結那、和泉ユキ役の中野あいみ、東城つかさ役の星波、朝倉可憐役の太田夢莉、國見タマ役の早川渚紗、蒼井えりか役の河内美里、手塚咲役の飯窪春菜、七瀬七海役の本西彩希帆が出席。その公式レポートが9月18日に公開となった。
『ヘブンバーンズレッド』は、『AIR』『CLANNAD』『リトルバスターズ!』『Angel Beats!』など数々の名作を世に送り出してきたゲームメーカー・Keyが『消滅都市』などを開発してきたライトフライヤースタジオとタッグを組んで制作。ゲームシナリオライターで音楽プロデューサーの麻枝准氏が手掛けた15年ぶりの完全新作ゲームとして「最後の希望を託された少女たちの物語」を描くドラマチックRPGの実写舞台化となっている。作品は音楽が大切なキーワードの1つとなっており、主人公たちによるバンド「She is Legend」のライブは重要な要素の1つということで、舞台では映像での演出や当て振りではなく、キャストたちによる生演奏が決定している。
以下、キャスト陣意気込み。
結那「7月ぐらいから練習に入りました。私もギターボーカルの経験があるのですが、何度かレッスンを重ねるうちに月歌ちゃんが本当に怪物的な天才なんだと実感しました。リードギターを弾きながら歌うのは初めてなので、もう必死です。家で練習するときもテレビ見ながらとか、何か動画を見ながらとか、喋りながらとか、常に勝手に手が動いてますってくらいのレベルにならないとと思って、常にギターと友達みたいな感じでやってます」
中野「私は電子ドラムを初めて購入しました。ちゃんと自分を追い込むぞっていう気持ちの決意というのもありますし、私自身が元々ドラムちょこっとだけやっていて、お客様の前で生演奏するのは5,6年前ぶり。マイドラム、マイスティックでスタジオ行ったりして順調に練習中なので、舞台版の『She is Legend』を是非楽しみにしていただけたらと思います」
星波「私はキーボードを演奏するのですが、本当にお恥ずかしい話、多分鍵盤に触れるのが小学校の鍵盤ハーモニカ以来で、楽譜読めないし、指も本当に動かせなくて。今なんとかレッスンして、ようやくなんとなく弾けるようになって。みんなとうまく絡んだりできるのかなと想像しながら練習頑張っております」
太田「私はスクリームとボーカルが担当で楽器がないので、歌唱レッスンをしています。その際、先生にかれりんと普段の喋り方が真逆というか、声質が真逆だと思うと言われたのですが、結那ちゃんとの合同レッスンの時に『えっ!?月歌ちゃんの歌い方!』って思って、感動しました。普段の声からこんな変え方ってできるものなんだと思って、私もすごく刺激を受けたので頑張らなきゃなと思いました」
早川「私はベースを担当します。元々部活ではやっていたのですが、本格的にはやってなくて。レベルチェックの時に楽譜をいただいて、もう本当に難しくて!先生ですら曲が難しいっておっしゃるんですね。だからもうがむしゃらに練習してるんですけど、今度皆で合同練習もあるので、その時がすごい楽しみなのと、やっぱりタマの低身長でのおっきいベースというのがどんな感じで見えるのかなってすごい楽しみもあります。頑張りたいと思います」
河内「私はギターを演奏します。実はギターを1ミリも触ったことがなくて。先生にも色々教えていただいて、もうとにかくまずは止まらずに弾くことっていうのを目標にコードも全部覚えて、とりあえず指の形を全部覚えて、だいぶ止まらないで弾けるようになりました。こういう機会がなかったらギターに触れることもなかったから、すごい貴重な機会だし、やっぱり難しい曲だからこそ、みんなで合わせたら楽しいんだろうな、みんなでバチッとはまった時に楽しいんだろうなっていうのはすごく感じるので、本番皆様にお届けできる日まで、しっかり本編の芝居も含めて一緒に、ブラッシュアップできたらいいなって思っています」
また、司令部という特殊な立ち位置で演じる飯窪さんと本西さん。お二人は意気込みを下記のように語りました。
飯窪「手塚咲は司令部として、厳しく指導していく、導いていくって立ち位置の役。そこの責任感と、章が進んでいくと物語の真実の部分と正面から対峙している役だと思うので、今回演じる物語の中でもしっかりみんなを導いていけたらいいなっていう気持ちです」
本西「普段は割とセラフ部隊員側のような立ち位置で作品に出させていただくことが多いんですけど、今回司令部側を任せていただけたということで、舞台上ではもちろんですけど、稽古場でもちょっと視野広く持ちつつ、頑張ってるみんなのために、稽古場で何か差し入れができたらいいなと思っています。みんな頑張れって気持ちで、なんかあったら言ってって気持ちでいきたいと思います(笑)」
太田さんはこの日初めて会ったという早川さんに「タマがいる!って思って。タマみたいな方が現実にほんとにいるの?と思ってたんですけど、タマがいる!めっちゃくちゃ可愛くて、本番では予想以上にもっと可愛く感じるんだと思います。タマは絶対に愛されるキャラクターなので今日お話してみて、ぴったりだなって思いました!」とメロメロに。
各々見どころとして『31Aが みんなでお部屋にいる時のやり取り』『劇場がシアターGロッソなのでアクションに期待』『コメディもシリアスも全部ひっくるめたヘブバンの世界』『可愛いだけじゃなくて、本当に命を懸けて戦う熱い姿』と語る中で、最後に結那さんが「月歌ちゃんみたいにみんなを引っ張っていくぜ!みたいなのがちょっと心配な部分はあったんですけど、こうやって皆さんのお顔を見ると、みんなにお力をいっぱい借りるんだろうなって思いながら、でも自分自身もやっぱり座長としてしっかりしていかなきゃいけないなってすごく感じています。このヘブバンが絶対成功するように、他のキャストの方々と、1人1人上辺だけじゃなくて、ちゃんと心の上でコミュニケーションを取り合いながら、精一杯作り上げていきたいなと思っております。皆さんのことを、あなたのことを私たちはお待ちしていますので、皆さん是非遊びに来てください。よろしくお願いします。ありがとうございました!」と挨拶し合同取材会は終了しました。
舞台『ヘブンバーンズレッド』は2025年11月1日(土)~9日(日)に、東京ドームシティ・シアターGロッソにて行われます。チケットはローソンチケットにて一般発売前の最終先行抽選受付中です。