TVアニメ「おそ松さん」第4期エンディングテーマ「バディ」スペシャルトークショーat 武蔵大学が11月28日に東京・練馬の武蔵大学 江古田キャンパス 武蔵学園大講堂で開催され作詞・作曲を担当している亀田誠治氏、おそ松役の櫻井孝宏、一松役の福山潤、トド松役の入野自由が登壇し約500人のファンと在学生が来場した。
TVアニメ『おそ松さん』は、漫画家・赤塚不二夫氏の名作ギャグ漫画『おそ松くん』が原作。主人公である6つ子たちがクズでニートというダメな大人になった姿を描いている。2015年10月から2016年3月までTVアニメ第1期、2017年10月~2018年3月まで第2期を放送、2019年3月15日には劇場版「えいがのおそ松さん」を公開し、2020年10月~2021年3月までテレ東ほかにてTVシリーズ第3期の放送、6周年を記念したアニメも制作され今年7月からはTVアニメ第4期も放送されている。2025年10月6日でTVアニメ10周年を迎えた。
以下、公式レポート部分。
今回のイベントは、武蔵大学「秋のライトアップイベント」の一環として開催。イベント前には9月にリニューアルされた武蔵大学の学生食堂(隈研吾設計、上野精養軒 運営)におそ松、一松、トド松が訪れ、大学のマスコットキャラクター「シラキジくん」や在学生たちと交流するなど「秋のライトアップイベント」を楽しむ様子が見られました。
本イベントは、亀田が在学中に実際にベースを弾いた思い出の講堂で実施。まず、1限目「学長あいさつ」では、おそ松・一松・トド松が客席に登場し、会場を盛り上げます。続いて、2限目「音楽」の授業では、第4期ED「バディ」の制作秘話や声優陣の楽曲への印象などを語りました。「バディ」を聴いたときの印象を聞かれると、櫻井は「4期は6つ子の日常や時間の流れが分かるようなストーリー展開だったので、楽曲の雰囲気に合っていた」と語り、「おそ松さん」という作品にはもったいないと思えるほどの楽曲の力があると話しました。さらに、レコーディング時には、モニターではなく、亀田と向き合って収録したというエピソードも飛び出しました。
「バディ」制作に至るまでの経緯を聞かれると、亀田は赤塚不二夫の漫画が以前より大好きだと話し、「赤塚先生、「おそ松さん」という作品に対する思いやイメージを詰め込もう、そして、楽曲を歌唱してくださっている、あたらよのひとみさんの情感のある歌声が組み合わさる楽曲を作ろうと思いました」と語り、「一晩で曲ができました」と話すとキャストや会場中から驚きの声が上がりました。
3限目「生活」の授業では、事前にファンから募集した「バディ」に関する質問に答えていきます。
TVアニメ「おそ松さん」4期EDのオファーを受けた際のエピソードを聞かれた亀田は、「赤塚不二夫先生の作品が大好きだったので、「おそ松さん」に楽曲が作れるだけで最高の喜びです」と話し、「自分の人生の中に赤塚不二夫軸があり、今回楽曲を制作することで自分の人生の答え合わせがここでできるんじゃないかと思い、魂を込めました」と、赤塚先生への愛をたっぷりと語りました。
さらに、歌詞の意図や制作秘話を聞かれると、「おそ松さん」の作品では6つ子の日常・人生があり、また応援しているファンにもそれぞれ人生があるので、色々な方に共感してもらえるような歌詞を書いた、と答え、さらに「楽曲を制作することによって、自分の気持ちや伝えたい思いを昇華することができました」と今回の楽曲制作にかけた思いを熱く語りました。
4限目「人生」では、声優キャスト3名が、どのように声優を志し、そしてどのような流れで『おそ松さん』のキャストに起用されたのかが語られました。10年前に『おそ松さん』の企画が決まった当時を振り返り、福山は「『おそ松くん』という作品を現代に合わせて描くことに面白さを感じていました」とコメント。一方で、「“一松”と聞いても、明確なキャラクター像が最初は思い浮かばなかった」と明かし、「初回収録の段階でも、6つ子それぞれの性格がはっきり決まっていなかった記憶があります。戸惑いはありました」と当時の状況を語りました。
入野は作品について「家にいるような、兄たちと一緒に過ごしているような感覚になる」と話し、10年続くシリーズだからこそ育まれたキャスト同士の関係性について触れました。
櫻井も、収録中にキャストが思わず笑ってしまう場面があることを例に挙げ、「偶発的に生まれたものを、そのまま楽しめる空気感が『おそ松さん』らしさ」と語ると、亀田が「まさに自分が目指していた“バディ”そのものですね」と応じ、本作とEDの高い親和性をアピールした。
5限目「交流」では、サイコロを使って事前に募集した質問に答え、会場のファンと交流を図ったほか、最後の授業「終業式」で、10周年イヤーに突入した「おそ松さん」の未来の展望を聞かれると、入野からは「今日は普段と違う新しい話が聞けたり、亀田さんからの新しい切り口での話が聞けたりと、とても楽しかったです!これからも細く長く、ときに太く、作品を続けていきたい!」とこれからの未来に向けて熱い思いを語りました。
※記事内画像は(c)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会
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