角松敏生 デビュー45周年記念ライブで約6時間壮大ステージ!現在と未来を示す特別な一夜【公式レポート】

角松敏生 デビュー45周年記念ライブで約6時間壮大ステージ!現在と未来を示す特別な一夜【公式レポート】2

 シンガーソングライターで音楽プロデューサーの角松敏生が6月27日に神奈川・横浜アリーナでデビュー45周年を記念したライブを開催した。

 以下、公式レポート部分。

 自身の音楽人生45年の軌跡を凝縮した本公演は、休憩を含め約6時間に及ぶ壮大なステージとなり、集まったファンを熱狂と感動で包み込んだ。

 2020年に開催された40周年記念ライヴは、新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインに基づき、会場の収容人数が制限される中での開催となった。しかし、その状況下においてもチケットは事前に完売。

 当日券の販売も行われないほど、周年ライヴへの期待と注目の高さを証明する公演となった。

 そして今回迎えた45周年。角松敏生の周年ライヴは、単なる記念公演ではなく、直近5年間の活動を集約しながら、これまで歩んできた音楽の歴史を未来へと繋げる特別な時間である。

 長年にわたり共に音楽を創り上げてきた最高峰のミュージシャンたちとともに、現在考えうる最高の布陣による三部構成のステージが展開された。

 第1部では、角松自身の発案によるセルフカヴァー・プロジェクト『REBIRTH』シリーズを軸に、デビューから活動凍結までに発表されたオリジナル・アルバムのA面1曲目に収録された楽曲を中心に披露。

 インストゥルメンタルからヴォーカル曲まで、多彩な音楽性を存分に表現したステージは、45年というキャリアの深みを感じさせると同時に、現在進行形の角松敏生の創造力を強烈に印象づける、華やかでアグレッシヴな幕開けとなった

 中盤のMCでは「こんばんは。角松敏生でございます。本日ここに足を運んでくださった皆さん、そして残念ながら会場に来られなかった皆さんの想いも胸に、精一杯演奏しますので、最後までどうぞよろしくお願いいたします。第1部は、デビューから活動凍結までに発表したオリジナル・アルバムのアナログ盤、そのA面1曲目、つまりアルバムの幕開けを飾った楽曲を続けてお送りします。好きなアーティストのレコードを買い、ジャケットを抱えて家に帰り、針を落とした瞬間に感じたあの高揚感―、そんな当時ならではの音楽との出会いを、皆さんにもう一度感じていただきたいと思っています。それでは、80年代を彩った角松サウンドの原点ともいえる、アルバムA面1曲目特集をお届けします。どうぞ最後までゆっくり楽しんでいってください」と語った。

 第2部は、角松が提唱した「MILAD(ミラッド)」を上演。「音楽ライヴ(MUSICLIVE)」「芝居(ACT)」「ダンス(DANCE)」を融合させた総合エンターテインメントの総称で、角松自身が脚本、演出、音楽その全てを担い、表現活動の総決算として取り組んだ一大プロジェクトである。

 2022年9月KAAT 神奈川芸術劇場で行なわれたTOSHIKI KADOMATSU MILAD 1「THE DANCE OF LIFE ~The beginning~」。1980年代のストリートを舞台にした若者たちの青春と葛藤が描かれた作品。そして2023年9月にはその完結篇としてTOSHIKI KADOMATSU MILAD 2「THE DANCE OF LIFE ~Final Chapter~」が行われた。本来2023年に公演された作品が完成していたのだが、急遽劇場のスケジュールが取れたこともあり、その30年前の設定を作り上げ新たに脚本を書いて上演したのが2022年に行われた“The beginning”ある。

 角松曰く、「今回の物語のテーマは「繋がり」。これまでの人生で出会ってきた人や出来事、そして音楽との出会い。そのすべてが、今の自分に繋がっていると思っている。良いことだけではなく、辛かった経験や失敗したと思うことも、振り返れば意味があり、今の自分を作ってくれた大切な経験になっている。人生の中で出会うものは、ただの偶然ではなく、自分自身が選んできた結果なのだと思う。

 たとえ「あの時、違う道を選べばよかった」と思うことがあったとしても、きっと同じ状況になれば、また同じ道を選ぶんじゃないかと思う。そして、その先でまた新しい出会いや繋がりが生まれていく。人との出会いだけではなく、楽器や音楽との出会いも同じ。一つひとつの繋がりが積み重なって、自分にとって大きな財産になっていく。45周年という節目に、これまで自分を支えてくれたさまざまな繋がりへの感謝と、その大切さを音楽で表現したいと思っている。」と語っていた。

 第3部は、角松自身が「今、歌いたい曲」を中心に構成した、最もパーソナルなステージとなった。

 直近の作品から、長い音楽活動の中で特別な意味を持つ楽曲までを織り交ぜながら、45年間変わることなく追求してきた自身の音楽への想いが込められた時間である。

 その中で角松が語ったのは、デビューから現在に至るまでの、表現者としての葛藤と音楽への揺るぎない姿勢だった。

 もともと角松は、人前に出て脚光を浴びることよりも、自分が信じる音楽を自分自身のペースで追求することを大切にしてきた。しかし、作品を発表し、多くの人に届ける立場になったことで、求められるイメージとの間にさまざまな葛藤を経験したという。

 時代とともに「シティポップ」という言葉が広まり、自身の音楽もそのカテゴリーで語られる機会が増えていった。しかし角松にとって重要だったのは、ひとつのジャンルに分類されることではなく、自分自身が本当に表現したい音楽とは何かを追求し続けることだった。そして、その答えを見つける大きなきっかけとなったのが、ニューヨークで過ごした時間である。

 ニューヨーク発のダンスミュージックに触れた経験は、角松の音楽観をさらに深める転機となった。音楽とダンスは切り離すことのできないもの。その感覚を強く実感したことで、自身の中にある新たな表現の扉が開かれ、そこから生まれた楽曲たちは、現在の角松敏生を形作る重要な作品となっている。

 45周年という節目のステージで披露された第三部は、過去の軌跡を振り返るだけではなく、これから先も進化し続ける表現者としての現在地を示すものとなった。
作品との繋がり、共に歩んできた仲間との繋がり、そして自分自身の音楽への想いとの繋がり。約6時間に及ぶ横浜アリーナのステージは、45年間積み重ねてきたすべての出会いと経験が結実した、角松敏生という音楽家の現在と未来を示す特別な一夜となった。

 このスペシャルライヴの模様は、8月29日の「ACT-1」を皮切りに3ヵ月連続でWOWOWにて独占オンエアされるので是非チェックしてほしい。

 ■配信楽曲はこちらから
 https://va.lnk.to/OpLWeU

 ■角松敏生 公式TikTokアカウントはこちら
 https://www.tiktok.com/@kadomatsu_official_tk

 セットリスト
 ACT-1
 01.Dancing Shower
 02.OFFICE LADY
 03.OFF SHORE
 04.IF YOU
 05.I Can’t Stop The Night
 
 06.RAMP IN
 07.TAKE OFF MELODY
 08.WAY TO THE SHORE
 09.SEA LINE
 10.I CAN GIVE YOU MY LOVE
 11.飴色の街
 12.Premonition of Summer
 13.SUMA
 14.夜離れ
 15.さよならなんて絶対言わない
 16.君をこえる日

 ACT-2
 01.THE DANCE OF LIFE
 02.HIT & ファンファーレ
 03.荒井注のテーマ
 04.THE TIME IS NOW
 05.Talk to you
 06.So What
 07.to be or not to be
 08.東京少年少女
 09.LIVE ~Vo?INST~
 10.We’re Dancers
 11.FOR GIVE ME
 12.EVEN NOW
 13.GO&SEE MY LOVE ~Inst~Vo~
 14.Follow Me
 15.I Wanna Wrap You Up
 16.Smile ~Inst~
 17.Always Be With You ~short~
 18.THE LIFE ~Vo~Inst~Vo~
 19.DANCE IS MY LIFE
 20.まだ遅くないよね
 21.東京少年少女 ~Inst~Vo~
 22.GO&SEE MY LOVE

 ACT-3
 01.RAIN MAN
 02.花瓶
 03.夜の蝉
 <MC>
 04.NOA
 05.MIDSUMMER DRIVIN’
 06.Blue Swell
 07.Power of Nightfall
 08.Magic Hour
 09.Beach Road
 <MC>
 10.Never Gonna Miss You
 <MC>
 11.Smile
 <MC>
 12.Always Be With You
 <MC>
 13.Turn on your lights
 14.Overture
 15.Paradise in your eyes 
 <MC>
 16.Tokyo Tower
 17.初恋
 18.Girl in the Box

 ENCORE
 01.ILE AIYE~WAになっておどろう
 02.ILLUMINANT
 03.TAKE TO YOU SKY HIGH

 ※記事内写真はカメラマン:岩佐篤樹

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