俳優・伊東四朗が2027年6月15日に90歳(卒寿)の誕生日を迎えることを機に芸能活動を引退することを所属の株式会社オルテ企画のホームページで10月1日に発表した。
これに伴い文化放送から伊東がフリーアナウンサーの吉田照美とともにパーソナリティを務めてきた土曜午後の生ワイド番組『伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛(オヤジパッション)』(土曜・午後3時~)を、2027年6月12日の放送をもって終了することも明かした。
文化放送はこの発表を受けて「長年にわたり伊東四朗の活動を温かく見守り、応援してくださったファンの皆様、ならびに番組をご愛聴いただいたリスナーの皆様、ご尽力いただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます」と、厚い感謝のメッセージをつづっている。
また伊東からも「昭和31年、高校卒業の時、希望に燃えて受けた就職試験。すべてに落っこちて失意の中、かすかに手招きしてくれた芸能界に入れて貰い何とか69年。来年の6月15日をもって90歳、いわゆる卒寿を迎えます。突然ですが、卒寿をもちまして引退をさせていただきます。いい爺ィになりました。えッ?未練たっぷりに見える? それがですね。『眼、耳、脳、腰、膝・・』すべてが急速に退化。ドラマ撮影ではスタッフ、キャストに迷惑をかけることに・・・。皆さん ありがとーっ!伊東四朗 これからは、観させていただき、聴かせていただきます。」とつづっており、“皆さん ありがとーっ!伊東四朗”の部分は直筆でのものとなっている。
■伊東四朗 芸能生活の歩み
1937年生まれ。1958年の初舞台以来、日本のエンターテインメント界の第一線で活躍。三波伸介、戸塚睦夫と結成した「てんぷくトリオ」として、喜劇役者として人気を博しました。
以降、『コメディー お江戸でござる』(NHK)、『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』(NET系)での「ベンジャミン伊東(電線音頭)」や、『伊東家の食卓』(日本テレビ系)の「お父さん」役など、数々のテレビバラエティ番組で親しまれるとともに、『ザ・チャンス!』(TBS系)、『脳内エステ IQサプリ』(フジテレビ系)など、司会者としても手腕を発揮しました。
連続テレビ小説『おしん』(NHK)、『十津川警部シリーズ』(TBS系)、『おかしな刑事』(テレビ朝日系)をはじめとする数々のドラマや映画、また、「劇団ヴォードヴィルショー」、「伊東四朗一座」の公演ほか、多くの舞台に出演し、不動の地位を確立。「白子のり」、「ヤクルト」のCMキャラクターとしても長年お茶の間に親しまれています。
約70年に及ぶ芸能生活において、その温厚な人柄と確かな演技力で、世代を超えて多くの皆様に愛され続けてまいりました。
■伊東四朗と文化放送の歩み
伊東四朗と文化放送の関わりは深く、1984年のレギュラー番組スタート以来、40年以上にわたり土曜のワイド番組を中心にマイク前に立ち続けていただきました。
テレビや舞台で多忙を極める中でもラジオというメディアを深く愛し、温かい語り口と卓越したユーモアでリスナーに寄り添い続けていただいた歴史は、文化放送にとってもかけがえのない宝となっております。
<文化放送における主なレギュラー出演・担当番組>
*『伊東四朗のあっぱれ土曜ワイド』(1984年4月7日~1996年9月28日)
…土曜午前の大型生ワイド番組として12年半にわたり放送。持ち前の軽妙なトークで文化放送の“土曜の顔” としての地位を確立しました。
*『伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛』(1997年4月13日~現在)
…『あっぱれ土曜ワイド』の歴史を受け継ぎスタート。伊東四朗と吉田照美が“親父”目線で世の中の事象に苦言を呈したり、熱く語り合ったりする絶妙な掛け合いが人気の土曜の生ワイド番組として人気を博す。2027年4月には30周年を迎える長寿番組となりました。
(番組スタート当初は録音番組として放送。2012年4月から生放送形式に変更)
その他にも、年末年始の特別番組や開局記念特番をはじめとする数々の特別番組にご出演いただき、長年にわたり文化放送の看板パーソナリティのお一人として共に歩んでいただきました。
■30年にわたり愛された『伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛』
1997年4月にスタートした『親父・熱愛』は、当時60歳を迎える目前だった伊東四朗と、吉田照美の「年の差コンビ」によるトーク番組として誕生しました。「こだわり親父のこだわりの話」をテーマに、世の中の出来事から身近な日常の疑問まで、独自の視点で熱く、時に軽妙に語り合うスタイルが支持され、土曜午後の看板番組として30年にわたり愛されてきました。
同世代のリスナーには深い共感を、若い世代には人生の先輩としての温かい金言を届け続け、通算放送回数は2026年10月3日(土)放送をもって1493回を数えます。




