俳優・浜中文一、相葉裕樹が28日、東京・有楽町のオルタナティブシアターで「ミュージカル『ダブル・トラブル』～2022夏 SeasonA～」（演出：ウォーリー木下）公開ゲネプロを開催した。
作詞家のボビー・マーティンと、作曲家のジミー・マーティンの兄弟2人が、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむ……しかし、与えられた時間はたったの数時間、気に入ってもらえなければ即クビという条件。さらには、恋愛事情も絡んで……という物語。2人芝居で、演奏もピアノだけ。しかし、歌って踊って曲を書くボビー＆ジミー兄弟を演じながら、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など、次から次へと現れる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で演じる抱腹絶倒のコメディとなっている。
SeasonA、B、Cの3グループに分かれての上演となっており、この日は兄のジミー役を相葉、弟のボビー役を浜中のコンビで展開。本作のドタバタ感をしっかり演じきっていた。
その後取材会が開催。SeasonAメンバーの相葉、浜中、『LE VELVETS』日野真一郎、横山賀三、SeasonBの林翔太、寺西拓人、SeasonCの原田優一と太田基裕（林と寺西はSeasonCにも登場）が勢ぞろいするなかでのものに。
ゲネプロを終えて浜中は、「ゲネプロのときって、いつも、どの舞台でもそうですけど自信をなくすんです。記者さんも必死に撮っているから、全然笑ってくれなくて、心が折れるんです」というと相葉もうなずきながら「ここいけるだろうと思ったところが、あれっ！？というところがあったので（苦笑）」と、気持ちは同じなのだとか。浜中はこの話を聞きながら「そんな手応えです」と笑いつつ、「でも、今回は行けました」と、少し自信になったそう。
相葉としてはゲネプロは「時間がない中で、お客さんがいるなかでまわさないといけなくて、やるしかないなという感じで今日を迎えています。同じく自信を持てる場所と持てない場所が見つかったなと思います」と、褒める部分と反省する部分が見つかったそうだ。
明日、初日となる日野としては、「役者が丸裸にんされる舞台で歌もセリフもごまかしが聞かなくて、ドキドキしています。こういったミュージカルが日本で流行ってくれたらいいなと思ってその後、BチームCチームにつながれば」と、バトンをつなぐような気持ちだそう。
寺西はその話を受けて「僕たちはSeasonAを見てからけいこに入るというスタイルでした。Aのみなさんが癖が強くて、そこに持っていかれないように、引っ張られないようにするというのが楽しいです」と、けいこで注意していることを。林は初演の舞台に立っている原田と太田が気になるようで、「僕にとっての師匠がここにいるような感じで（笑）。やっとお会いできた感じなんです」と、目を輝かせて原田＆太田を見て2人を照れさせていた。
作品の見どころへは、林が「てら（寺西）の女装が似合うんです。すごくクセの強いキャラなんですけど、見てるだけで好きになっちゃう」とアピール。相葉も「文ちゃん（浜中）の女性を演じているときに笑い方、女性なのかもわからないですけど」と挙げたが、浜中としては自信があったのか、ここはちょっぴり不満げな様子を見せることもあった。
そして浜中から、「まずはSeasonAからいいスタートを切って、B、Cへとうまくつないで、華麗に終われればいいなと思います。元気な姿で観に来て頂けると嬉しいです」と、メッセージを寄せていた。
「ミュージカル『ダブル・トラブル』～2022夏 SeasonA～」は28日から8月14日まで有楽町・オルタナティブシアターにて、SeasonBは8月16日から同30日まで有楽町よみうりホールにて、SeasonCは9月5日から同13日まで自由劇場にて上演予定！
※浜中文一過去記事
・浜中文一＆IMPACTors・佐藤新が藤原竜也主演「鳩の撃退法」に出演発表！物語の謎に迫る警察官と謎の大学生場面写真も公開2021年7月3日
・辰巳雄大主演で浜中文一、早川聖来出演の舞台「スマホを落としただけなのに」アンコール上演へ！「特別な感情が湧き、身が引き締まる思いです」
・西野七瀬 古田新太＆浜中文一から「可愛さ」見どころに挙げられる！「月影花之丞大逆転」へ阿部サダヲ「何も考えずに全力で演る」
