大阪国際文化芸術プロジェクト『壽 初春歌舞伎特別公演』初日昼の部が1月7日に大阪・松竹座で開催。『菅原伝授手習鑑 車引』、『祇園祭礼信仰記 金閣寺』、『らくだ』の3作品が上演された。
大阪府・大阪市・大阪文化芸術事業実行委員会が主催。1月7日から1月25日までの期間(休演日:1月16日)に、重厚な時代物から世話物狂言、華やかな舞踊まで、多彩な演目を上方歌舞伎の俳優を中心に豪華な顔ぶれで送る公演。
昼の部の最後を飾る『らくだ』は上方落語の大ネタで、歌舞伎の演目になっている。片岡愛之助演じるやくざ者の“やたけたの熊五郎”と、市川中車演じる紙屑屋の久六が、河豚(フグ)の毒に当たって亡くなった“らくだの宇之助”の弔いのために一芝居打つ。粗暴な熊五郎とおどおどしている小心者の久六。とある出来事から熊五郎と久六の立場がまるで逆にもなり、そのコミカルな掛け合いに、客席からは度々笑いが起こる。『道成寺』もさりげなく組み込まれており、観客を楽しませる要素盛りだくさんの舞台となった。
■『らくだ』
らくだと仇名される宇之助が、ふぐの毒に当たって急死してしまいました。兄貴分の熊五郎は通夜をしようと考え、紙屑屋の久六を使って大家のところへ供物の無心に行かせる。要求を断られた熊五郎は、宇之助の遺骸に踊りを踊らせ大家を脅し、酒と煮しめを出すことを了承させる。2人は早速酒盛りを始めたが、気弱な久六がだんだんと大酒飲みの本性を現し……。
上方落語の中でも大ネタのひとつと言われる噺を歌舞伎化。主客転倒のおかしみあふれる舞台。
協力 松竹株式会社
※写真は事前レギュレーションにより1月25日までに弊社Xのポスト含め削除いたします
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ







