俳優・三浦海里、和田雅成、荒牧慶彦、佐藤流司、染谷俊之、黒羽麻璃央、高野洸が21日、東京・新宿バルト9で映画『ゲネプロ★7』（監督：堤幸彦／配給：ギャガ）公開初日舞台あいさつを堤監督とともに開いた。
シェイクスピア劇の主人公たちが真の主役を奪い合う劇中舞台『シェイクスピア・レジェンズ』。その舞台に挑む7人の役者たちの制作会見から最終リハーサル（通称：ゲネプロ）までの13日間を描いている。劇中ではリスマ的リーダー・蘇我が急死、リーダーを失ったキャスト陣の疑心暗鬼な姿など緊迫の13日間のミステリー作品となっている。
主役を演じてセンターに立った三浦は、「普段は客席側で見ている側ですが、素敵な作品に携われたことを幸せに思います」と、笑みが漏れる。
本作に出演する竹中直人との演技をした感想についても質問が。和田は「役者さんとしてエネルギーがあるからいい意味で圧があるんです。それで嘘なく会話できたかなって」と振り返ると、荒牧は「2度目の共演をさせて頂いたんですが、すごくくだけた感じで、演技をやりやすく誘導してくださるなって感じがしています」と、引き出されたものがあるようだった。
キャラ付けの話題として、料理人というキャラ付けをされた黒羽。しかし、「ピューラーを使うシーンしかなかった。包丁使ったような気がするんですけどそこは使われなかったかな（苦笑）。料理人役でも、人参の皮むきだけじゃないように」と、精進を誓うと、堤監督は「いい男カテゴリーにハマっているんですよ。いい男と料理が結びつくだけでいいんですよ」と褒めだし、黒羽は「仕事をお願いします」と、お願い。
高野は脳筋の筋トレキャラだったそうで、「スキあらば椅子の筋トレが難しかったんです。でも、（筋トレできる回数に）限界あるんですいません」と、テイクを重ねられて困った様子を。すると堤監督はしれっと、「高野くんは何といっても脇なんですよ。撮影始まって、剃らなきゃという感じで剃ってもらって」と、惚れ込んだポイントを話す。それでも高野としては、「僕の印象が脇だけになれないように口コミお願いします！」と、訴える一幕もあった。
作品は当て書きされたということが明かされたが、荒牧はクマにかかわることがあったようで、「クマはほか作品でも持たされていましたクマには向き合わせて頂きました」と、クマに何か縁がある様子を見せていた。
殺陣のシーンの話題になると、和田が思わず堤監督にタメ口をきいて、すぐに撤回して大あらわな一幕もあったが、堤監督からすると「刀に対する尊敬度が違う」と感心する様子や、三浦は、「雅成くんと洸に殺陣で絡みましたけど、練習で汗だくになって付き合ってもらいました」と、思い出を披露していた。
そして、三浦から「堤さん、スタッフさんと素敵な経験になりました。盛り上げていただければ」といえば、荒牧からは「少ないキュッとした時間で撮影して、このメンバーだからこそでき上がった作品です。この作品をたくさんの方に楽しんでもらえたら」とアピール。そんななか、佐藤が「言いたいことはすべてスクリーンで語りました」というと、堤監督も真似して「言いたいことはすべてスクリーンで語りました」と言い出して、場内は大爆笑のなか終演を迎えていた。
映画『ゲネプロ★7』は公開中！
記念撮影の際に逆方向に歩いてツッコまれる佐藤
