HYBE主要事業軸「Weverse」にてAKB48コミュニティー参入!「Weverse DM」利用も

HYBE運営「Weverse」にAKB48コミュニティー参入!「Weverse DM」利用も3

 総合エンターテインメント企業『HYBE』(ハイブ)の主要事業軸の1つとなるプラットフォーム『Weverse』(ウィバース)。そのプレス向け説明会が25日、都内で開催され株式会社HYBE JAPAN CEO 兼 WEVERSE JAPAN株式会社 GMのハン・ヒョンロック氏が出席。同プラットフォームにアイドルグループ『AKB48』が参入することが発表となった。

 『Weverse』はファン同士やファンとアーティスト同士の交流、オリジナルコンテンツを提供している、ファンコミュニティプラットフォーム。交流だけではなく、アーティストに関連したさまざまなメディア・コンテンツやライブも提供している。2023年4月現在では約6512万のコミュニティ加入ユーザー、7100万アプリのダウンロードがされており、『BTS』、『SEVENTEEN』、『ENHYPEN』、『LE SSERAFIM』といった約80組のアーティストが参加している。

 特徴としては、アーティストの公式コンテンツを『Weverse』内のプラットフォームに集約し、そのアーティストの最新情報を簡単にチェックできたり、ライブ配信、グッズ購入など、ファンが楽しめる環境を提供。くわえて、アプリ内で購入できるアーティスト限定コンテンツも提供している。英語・中国語・日本語など15言語にも対応しており、ボーダレスなコミュニケーションを可能としている。

 その強みとして、ヒョンロック氏は「いろんなコンテンツを見て、そのアーティストが何を発信しているのを自分で能動的に調べに行くより圧倒的に早いスピードで、知ることができる。かつ双方向的にコミュニケーションがとれる。これは1つの大きな強みになっていると思います」と、話した。

 なお、同日の説明会では、アーティストとファンの間でプライベートメッセージのやりとりをしているような体験ができる、サブスクリプション型サービス『Weverse DM』を今年5月よりリリースすることをアナウンス。DMで会話できるとし、アーティストが写真や動画、音声メッセージを送信する機能が搭載されるとしている。同サービスではアーティストから呼ばれたいニックネームの設定が可能ともしている。(※『Weverse DM』サブスクリプション料金については文末にて)

 『AKB48』の展開としては、4月27日より本田仁美、小栗有以、柏木由紀、向井地美音ら16人のメンバーが参加する公式コミュニティをオープン。5月2日より『Weverse DM』サービスを通じて、多彩なサービスを提供していく予定としている。

 ヒョンロック氏は、今回の『AKB48』の起用へ「『K-POP』のみならず、グローバル市場で影響力あるアーティストとのジョインを目指してきた結果です」と、説明。さらに、『AKB48』が『Weverse DM』を利用することへ、ヒョンロック氏は「『Weverse JAPAN』では、有名な大きなファンダムのあるアーティストを、『Weverse』にジョインして頂くために、非常に努力してきました。その営業の成果が『AKB48』のジョインにつながり、『Weverse DM』のサービスを活用して頂くことにつながったのかなと理解をしております」と、話した。この参入に本田からは「『Weverse』を通して世界中のファンの方々と交流できることがとてもうれしく、今からワクワクしています!」と、メッセージを寄せた。

 記者からは「悪質コメントのモニタリング機能やアーティストとファンを保護するような機能は?」との質問も挙がり、ヒョンロック氏は「会社としては非常に重要に思っている機能です。大まかなところでいうと、AIを活用して多くのキーワードの内容によってスクリーニングをリアルタイムでやっている仕組みを会社の中で現時点で持っております。それを高度化していく作業を進めている状況です。これによって、アーティストへの誹謗中傷だったり、全く関係のないことをお話したり、乱暴なことをお話される方々には、有料のサブスクリプションをされていても、会員でも一定の制限をかけていくという形で、会社としてネガティブなコメントたちへのスクリーニングをしています。それと、『Weverse』をしていると、ファンの方々が誹謗中傷している方々に対して申告されたり、コミュニティ自体が自分たちで清浄していくようなポジティブな内容も見られていて、会社としてはAIを含めたモニタリングと、ファンの方々の自動的にクリーンな文化を作っていくという2軸が動いていくということをイメージしてもらえればと思っています」と、コメントをした。

 今後の展望としては、日本およびグローバル市場での新規参加アーティスト・コミュニティの拡大を目指すとし、その中に、声優やスポーツ選手といった多様なジャンルでファンを持つ人々とのコミュニティのオープンも目指していくとしていた。

 ■Weverse DM サブスクリプション料金について
 Weverse DMは、Weverseの公式決済手段である「Jelly(ジェリー)」を使用して、アーティスト1人に対する30日/60日/90日の利用券を購読することができます。

 利用券 必要Jelly
 30日 15 Jelly (₩4,500/¥600相当)
 60日 30 Jelly (₩9,000/¥1,200相当)
 90日 45 Jelly (₩13,500/¥1,800相当)
 *1 Jellyあたり₩300/¥40換算
 
 最低購入単位は4Jellyとなっており、基準価格はGoogle基準となっています。
 ただし、為替レートによって価格が変動する場合があります。

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