橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一によるアイドルグループ『A.B.C-Z』が21日、東京・帝国劇場で『ABC座星(スター)劇場 2023 ～5 Stars Live Hours～』（演出：A.B.C-Z）千穐楽公演を開催した。
2012年より上演されている演劇劇場でミュージカルとショーを上演する、演劇プロジェクト『ABC座』の11作目にして最新作。『A.B.C-Z』の5人が演出・主演を務めるものとなる。なお、河合は本公演の千秋楽となる12月21日をもってグループからの脱退を発表しており、5人そろっての最後の公演となる。
今回はグループの楽曲や同じ事務所の先輩・後輩グループやソロの楽曲など全59曲を歌唱しているが、千穐楽ではファンの熱いアンコールの声に応えてさらに2曲増え61曲をパフォーマンスした。
そのアンコール1曲目『明日の為に僕がいる』を歌唱した後に河合は「みなさまのおかげで無事に千秋楽を迎え、終えることができました。ありがとうございます。久々にこの曲歌ったね？」と話を振り、五関が「4人、良亮以外の……」というと、河合は「もう4人になってるじゃん」と、思わず突っ込んだが、橋本が入る前の4人という意味だったそうで、塚田が「4に反応しすぎだよ！」と笑った。
今回の河合の卒業が報じられたときに“脱退”という言葉が紙面などを躍ったそうだが、退くというより前へ進むということで戸塚は「“脱進”でお願いします」と、アピールするなか、ラストソング『サポーターズ！』を披露へ。
河合が「みんなで歌っちゃいましょう！」というと、メンバー同士うなずきあい、観客たちも一緒に歌唱参加。本公演でもさまざまにシーンを彩った『SpeciaL』、『Go!Go!kids』も加わり、歌唱しながらメンバーたちとハイタッチを交わすなど笑顔で送り出す様子が。そんな光景が広がるなか『SpeciaL』は4人体制となる『A.B.C-Z』が5人でしていた5starsポーズを4人でもできるようにと4人でポーズを披露しプレゼント。五関が河合用に1人バージョンもとリクエストしてさらに盛り上がった。
最後に橋本はメンバーを代表し「郁人はこれから頑張っていくと思うんですけど、僕たち4人も頑張っていくので、応援していただけたら」と、メッセージを寄せる。そして「俺たちとみんなでA.B.C-Z！」と観客・メンバーが一体となって声をあわせると、緞帳が降りる中、河合はメンバーとファンに「行ってきます！」というと、4人も「行ってらっしゃい！」と声を返して送り出していた。
