古田新太 早乙女太一と心と身体が入れ替わりで「一生懸命やらないといけなくなって」

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 俳優・古田新太、早乙女太一、久保史緒里、山本千尋が4月5日に東京・新宿バルト9で開催されたゲキ×シネ『天號星』初日舞台あいさつに登壇した。

 劇団☆新感線が2023年秋に上演した劇団の看板俳優・古田新太に早乙女太一&友貴兄弟とともに挑んだ作品が劇場のスクリーンで楽しめるゲキ×シネとして登場。引導屋のお人好しな主人・藤壺屋半兵衛(古田)と、ひょんなことから中身が入れ替わってしまう、冷酷無比なはぐれ殺し屋・宵闇銀次(早乙女)。入れ替わってしまったことから巻き起こる殺陣ありの時代劇が新感線の味付けで楽しめる。

 古田は半兵衛を演じるにあたり、「『弱い役だから楽だよ』と言われたんですけど、(入れ替わったら)一生懸命やらないといけなくなって」と、口車に乗せらてハードな作品になったと苦笑い。

 早乙女は、「入れ替わりもののなかで男と女とかわかりやすいものだったら分かるけど……」と古田の方を向くと「おじさんと初老は珍しいよね」という古田と笑い合う。役作りのために「古田さんの歩き方とか姿勢、そこら辺をイメージしながら過ごしていました」といい、古田は自身になりきるコツとして、「猫背で前のめりに歩く」というのが特徴なのだそうだ。

 太一によると本作へ、「新感線には珍しく1人1人のぶつかり合いが多いんです」と普段との違いを語ると、古田は多数の殺陣だとその場で刀を振っていれば相手役が当たりに来るが1対1だと回り込んだりしないといけないことが疲れたとぼやく。さらに太一は「(弟の)友貴が古田さんとに早乙女兄弟で挑みたいと言っていたんですが、(古田との殺陣シーンは)ト書きに2、3手と書かれていて」と、ガッツリというわけにはいかなくなってしまってそこは心残りと話していたそうだ。

 ゲキ×シネ『天號星』は3週間限定公開中!

 撮影・文:水華舞

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