思いの丈を語る安田（撮影：水華舞／（C）エッジライン）
アイドルグループ『SUPER EIGTH』安田章大が4月7日に東京・渋谷のPARCO劇場でPARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』（作・演出：青木豪）初日前会見を俳優・潤花、中村梅雀、青木氏とともに開いた。
作・演出を務める青木氏と安田が2019年上演の音楽劇『マニアック』以来、2度目のタッグ。『マニアック』で魅せた笑いのエッセンスはそのままに明治黎明期を舞台にとある浮世絵師・刺爪秋斎（サシヅメシュウサイ）の姿を描く。秋斎を取り巻く人々がひょんなことから事件に巻き込まれ珍道中に繰り出すことに。先行き不透明でどこへ向かっているのかさえ分からないご時世に、足が地に着かない人々が戸惑い彷徨うさまを、青木氏の味付けで爽快感あふれるエンターテインメントに昇華した。
（2019年記事：安田章大 古田新太から関ジャニ∞へ「変わった人が多い」に爆笑！主演舞台「マニアック」へ「“ブラボー”の作品を観に来て」）
明日4月8日より幕が開く。舞台は殺陣もあるそうで、安田も久々に立ち回りを披露するそうだが「やっぱり好きなんだなって実感があります。幼少期から遊んだりしているので、自分自身が楽しくて仕方ないなって思いに掻き立てられています」と、胸が弾んでいるのだとか。
殺陣のけいこへは「型をつけてくださる方によって肩の角度が違うとか、僕は経験したことのない型を教えて頂けて」と、新鮮な体験になった様子。
安田の座長ぶりについても質問が挙がり潤花からは「お人柄で変な緊張もなく、すごくお芝居に集中できました。日頃からコミュニケーションを大切にされている方で、1日のあいさつかから始まってて。生きる上ですごく大切なものだなとあらためて感じました」。
梅雀は安田へ「座頭として一体感を高めるというのと繊細にいろいろ感じていて。感じたことに反応しながらも、でもその事柄に即座に言うのではなくて、なんとかするため空気感を作っているんです。そういうものが身についていらっしゃって、大したものだなと思います」と、感じ入っているそう。しかも梅雀としては「感じているものが近くて」と、親近感を感じているそうだ。
会見で安田がしていたメガネもキーアイテムだが、安田にとってはかつてわずらった病気の後遺症で自身にとって手放せないものとなっている。それだけに、「（スタッフたちも）メガネが大事だと本当に考えてくださって。メガネを作ってくれて」というと青木氏が「これ新たに作った小道具なんです」と、もともと用意していたものからさらに作り込んだことを話す。安田も「レンズも特注なんです。見えるようにって」と、安田の身体の事情にもしっかり配慮した仕上がりなのだそうだ。
『SUPER EIGTH』のメンバーたちは観に来てくれる？との質問に、「観に来てくれるんじゃないですか。だって“SUPER”になったんですから」と冗談交じりに笑っていた。
そして、安田から「舞台上ではいろんな役者さんが舞台裏ではいろんな方々が物語を紡いでいます。現場で起きているリアルな状況を、ぜひあなたの肌を使って5感を使って感じに来て頂けたら。“なのにエンターテイメント”を楽しんでもらえたら」と、メッセージを寄せていた。
PARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』東京公演は4月8日から4月29日まで東京・PARCO 劇場にて、大阪公演は5月3日から5月10日まで大阪・東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて上演予定！
撮影・文：水華舞
舌ペロする安田