中村芝翫『白鳥とコウモリ』オファー時に歌舞伎座に届いた分厚い手紙の内容?「役者冥利に尽きます」

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(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 歌舞伎俳優・中村芝翫が8月2日に東京・丸の内ピカデリーで映画『白鳥とコウモリ』(監督:岸善幸/配給:松竹)オープニングセレモニーにアイドルグループ『SixTONES』松村北斗、俳優・今田美桜、柄本佑、前原滉、井川遥、三浦友和、岸善幸監督とともに登場した。

 作家・東野圭吾氏の同名作でシリーズ累計発行部数185万部を突破している作品が原作。善良な弁護士が殺された殺人事件の容疑者の息子・倉木和真(松村)と、被害者の娘・白石美令(今田)がとある違和感から手を取り合って“真実”に迫っていくという物語。芝翫は刺殺される善良な弁護士・白石健介役を演じた。

 劇場前のスペースを使って行われたセレモニーでは会場内のエスカレーターから姿を見せた一同。芝翫は自身の役どころを詳しく喋るとネタバレにつながってしまうそうで、そこを気をつけながら話したいと気をつける様子が。

 その後、劇場内での舞台あいさつでは「東野先生の頭の構造はどうなっているのかなって。やっぱり素晴らしくて、最初に台本をちょうだいしたときに、どんどん立体になって浮き上がってくるんです、物語が。僕があまり多くを語るとすごいネタバレになってしまうんですけど、でも、そういう部分の隅まで心配りというか、お客さまというかみなさんを楽しませる感じがあります。加害者と被害者の娘と息子がそうなるっていうのは、あんまりないことで“あってはいけないんじゃないかな……でも、そこになんか、人間の心の襞(ひだ)だったり、そういうものをもっと、もっとそれを超えた深いものを、今回改めて、この作品のお役を頂戴して感じました」と、分析しつつ話し、岸監督もうなずきながら聞いており「そのとおりだと思いました。ちょっと感動しながらうなずいていました」と話した。

 続けて岸監督の話題へ。「お役の依頼の時、歌舞伎座の楽屋に、すごいぶ厚いお手紙を頂戴したんですよ。3、4枚ほどでしたがそこにもうぎっしり細かい字で書いてあって、映画に対する思いだとか、この作品のなんでこれを映像化するか、で、どうしてあなたに出てほしいかって、僕の役をずっとこと細かく、書いてくださった。これはもう一言、役者冥利に尽きますよね。監督は優しくてこっちが恐縮するぐらい優しいです。だから、それがかえって僕ら役者にとってはプレッシャーだったのかもしれないです。『良かった!』って一言ニコッて言うけど、その顔とその言葉をさせるために役者はもう血を吐く思いでやるわけですから。優しくありながらも、なんか、ピシッとする監督なのかなっていう感じがします」と、評していた。

 映画『白鳥とコウモリ』は9月4日より全国公開予定!

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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