俳優・沢田研二、菅原文太、池上季実子、北村和夫、神山繁、佐藤慶、伊藤雄之助、風間杜夫、西田敏行、水谷豊が出演し1979年10月6日より公開された映画『太陽を盗んだ男』(監督:長谷川和彦/配給:東宝)。
そんな本作は10月16日より4K デジタルリマスターで劇場上映を予定しているが、その令和版新ビジュアルと4K デジタルリマスター化されたオリジナル版予告映像が10月6日より公開となった。
退屈で無気力に過ごしていた中学校の理科教師・城戸誠があることがきっかけで原子爆弾を作り国家に対峙するという挑戦的なテーマをはらんだ作品。城戸誠役を沢田、城戸を追う熱血刑事・山下満州男を菅原が演じている。
令和版新ビジュアルは、「失うもののない男が、原爆を手にしてしまった――」という鮮烈なキャッチコピーとともに沢田演じる主人公・城戸誠が、完成した銀色の球体――すなわち手作りの原子爆弾を胸に抱きかかえ、静かに目を閉じている姿が映し出されている。少し無気力で、どこにでもいる平凡な教師の中に、国家を脅かすほどの底知れぬ狂気と、背負うものもなく何にも囚われない虚無が同居するさまを切り取った、危険な香りを放つビジュアルだ。
一方、予告編は、映像・音声共に【2大修復ラボ体制・撮影監督の鈴木達夫カメラマン監修】と、本編リマスターと同じ工程・品質管理による最新の修復が行われている。フィルムから復刻された美麗な映像と、当時のままのむき出しの質感や扇情的なテロップ・ナレーションが見事なコントラストを描き出し、1979年公開当時のヒリヒリとした空気感を画面越しに伝え、本作の圧倒的で色褪せぬ魅力をまざまざと見せつけるような映像に仕上がっている。
なお、今回監修としてリマスター作業に参加した本作の撮影監督であり、日本映画界のレジェンドカメラマン・鈴木達夫氏から今年1月に帰らぬ人となった長谷川和彦監督との思い出と愛情のこもったコメント、そして撮影当時の長谷川和彦監督と鈴木達夫氏を捉えた貴重なスナップ写真も公開。「多数の色設計、仕掛けもさまざま考えたりして大変だった」と語るコメントも寄せられた。
■鈴木達夫カメラマン コメント全文
多数の色設計、仕掛けもさまざま考えたりして大変だったゴジとの2本目。
莫大な費用と制作期間、そして評価は真っ二つ。できた作品は破天荒かもしれないが、気が小さくて 力持ちで エネルギッシュなかわいいゴジ。安らかに。
※ゴジ=長谷川和彦監督のあだ名
■予告映像リンク:「東宝クラシックス YouTube」
https://www.youtube.com/watch?v=_9qsKKjChXA
※記事内画像は(c)1979 TOHO CO., LTD. / Tristone Entertainment, Inc.



