有村架純ドラマ「そして、生きる」で女優として限界超えに“恩師”岡田惠和氏に感謝!坂口健太郎へ共演する度「違う顔を見せてくださる」

有村架純ドラマ「そして、生きる」で女優として限界超えに“恩師”岡田惠和氏に感謝!坂口健太郎へ共演する度「違う顔を見せてくださる」8

『連続ドラマW そして、生きる』完成披露試写会っが開催!

 女優・有村架純(26)、俳優・坂口健太郎(28)、知英(25)、岡山天音(25)が18日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲でWOWOW『連続ドラマW そして、生きる』完成披露試写会を月川翔監督(36)とともに開いた。

 脚本家・岡田惠和氏が手がけるオリジナルヒューマンラブストーリー作品。幼少の頃に両親を交通事故で亡くし盛岡の伯父の元で育ったヒロイン・生田瞳子(有村)。女優を志東京でのオーディションに臨もうとした矢先、2011年3月11日、東日本大震災が起きる。その年の秋に、カフェで一緒に働いている韓国人のハン(知英)とともに気仙沼のボランティアに参加するが、その先で学生ボランティア団体運営メンバーで東京の大学生・清水清隆(坂口)と出会う。清隆自身も過酷な運命を背負って生きており、気仙沼で過ごした2人はいつしか特別な感情をお互いに抱いていく……。

 客席を縫ってキャスト陣が登壇。有村はロケ地となった東北で、現地の方々の協力や差し入れがとにかく温かかったといい、「それだけで私達はいい作品にしないとと思いました」と、気合が入ったことや、坂口は、「1話を拝見させて頂いてよかったと思いました」と、感じ入るものが出来上がったとアピール。

 瞳子という役を演じて、「彼女からの力強さをもらいながら生きていました」と、脚本を担当した岡田氏が生み出したキャラクターに引っ張られるような気持ちだったのだとか。岡田氏と有村といえば朝の連続テレビ小説『ひよっこ』でもタッグを組んだが「岡田さんが、描いてくださった瞳子という女性は、私がいままで演じたことのない女性でした。役柄を精いっぱい愛することが岡田さんへの感謝を伝えられることだと思い、その気持ちを強く持って6話演じました」。

 その瞳子のキャラクター性へ有村は、「すごく男前な性格で、だけど、きちんと傷つくところは傷つきつつで、とても人間らしい女性だなと思っていました。彼女を生きるには自分のキャパを超えなければならなかったんですけど、キャストの方、スタッフの方たちに助けられながら最後まで演じきることができました」と、しみじみ。

 これに月川監督は演出意図を語ることとなり、「テイクは重ねないようにと、2度と同じことはできないようなお芝居をとみなさんに伝えていました」と、緊張感のあるものだったといい、有村へは、「キャパを超えないといけない役だったと思います。それこそ観客が観たいもので、僕も観たいから、根っこから湧き出てくるようなすごいものを観させて貰ったなと思いました。いままで観たことのない映像が残せたと思います」と、有村の限界を超える瞬間を収めたと手応えを語った。

 さらに、月川監督は岡田氏からのメッセージとして「同志であると言ってましたよ」と有村に声をかけると、有村は「同志ですよね!なんてとても言えないです」と、謙遜。それでも「映画のデビュー作の『阪急電車』という作品からご一緒させて頂いて、デビュー当時から見守ってくださっている、自分自身を超える作品を、プレゼントしてくださる方だと思っています。『ひよっこ』で1年間一緒に戦わせて頂いて、私にとって、岡田さんは恩師のような存在です」と、感謝のメッセージを捧げていた。

 坂口へは有村との共演はどうだったかへ、「安心していられるし、架純ちゃんとお芝居をするということはいい意味で心地よい空気に包まれるというか」と、全幅の信頼を置いていたよう。続けて坂口は、「シーンを撮っているとき、瞳子ですけど、一瞬有村架純さんに見えることもあるんです。その瞬間を見れることはありがたいと思っていて、瞳子と架純ちゃんは全然違う人間ではあるんですけどそういう共鳴性を感じていますね」とも。

 有村はそんな坂口へ、「3作目になるんですけど声のお仕事とかで何度もご一緒する機会が多くて、こんなに現場でお会いする役者さんもいないですし、そのたびに違う顔を見せてくださる俳優さんだと思っています。彼の人間性が役に反映していると多みますけど彼が演じるキャラクターは、繊細な部分もあるけど、大らかな部分もありどの一面も兼ね備えている感じがするんです」と、深い考察を披露して、観客や報道陣を唸らせていた。

 真摯に思いを語ることが多く硬めの雰囲気になりがちだった会場で、知英と岡山は笑いを誘うことが多く、岡山が1話の上映会にもかかわらず「1、2話に登場していなくて3話からで」と恐縮。さらに、作品に絡めて生きていると実感するときのことへ知英が「2度寝が好きで」と、可愛らしさ全開の答えで、場内が沸き返ることもあった。

 最後に坂口から「台本を読んで、瞬間的に感動したことがあるんですけど、それが続いていく、継続的に残り続けるような作品だなと思いました。1話を拝見させて頂いてもそれを強く感じていて、何年後でしょうか、5年、10年先でも、日常でこのシーンを思い出してくれたらいいなと思いますし、心のどこかのポジションにこの作品が残り続けてくれたらいいなと思いました」と、呼びかけ、有村からは「この作品は人生という大きな題材をテーマにしていて、生き様も描いています。幸せな人生を送るためにはどう生きたらいいのか、どう選択したらいいかというのは誰もが考えたことがあると思うんです。その自分で人生を選択していくということを改めて考えて頂ける作品になっているのではないかなと思っています。それと、東北の震災も第1話で出てきますし、いま一度東北の方々に思いを馳せて頂ける機会になると思います」と、メッセージを寄せた。

 『連続ドラマW そして、生きる』は8月4日より毎週日曜よる10時よりWOWOWプライムにて放送!(全6話で第1話は無料放送)

 (C)2019 WOWOW INC.

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坂口が「僕も2度寝好きですよ」と伝えて和ませることも

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