山田涼介 自分自身は「自分を追い詰めるのに長けている人材」!?ブラザートムから主演作「情熱ない?」にやり返す姿も

山田涼介 自分自身は「自分を追い詰めるのに長けている人材」!?ブラザートムから主演作「情熱ない?」にやり返す姿も1

 アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』の山田涼介(26)、女優・芳根京子(22)、俳優・ブラザートム(63)が7日、東京・神楽座で映画『記憶屋 あなたを忘れない』(監督:平川雄一朗/配給:松竹)記憶に残るサプライズ成人式イベントに登場した。

 作家・織守きょうや氏の『記憶屋』が原作。告白して気持ちが通じ合うも、記憶をなくしてしまった恋人の記憶を取り戻すため記憶屋探しに大学生・遼一(山田)が奔走する物語。

 イベントタイトル通りもうすぐ成人式を迎える方たちが集まったが、山田と芳根が来ることは観客に伏せられてのものに。そこでブラザートムが最初に現れ、「彼らはそんなに情熱はないから」と、言いたい放題で会場を沸かせると、その後黄色い声で迎えられた山田は「思い入れあるから来ちゃました!」とやり返し、芳根も同意してさらに場内は爆笑に包まれ温かい滑り出しを見せた。

 作品にかけて恩人の話題に。山田は、「やっぱ親じゃないですかね。ジャニーズあるあるですけど、姉と母が勝手に履歴書を送ったんです。ジャニーズがTVを入れた公開オーディションを初めてしたときに、勝手に送られてここにいるんです。いまは、天職だと思っているので感謝してますね。ただ、当時はサッカーを本格的にやっていて(サッカー選手になる)夢を見ていたんです。だから、当時の『ワールドカップのピンバッジを買ってあげるよ』と釣られて、気づいたらオーディションに受かっていました」と、流れをしみじみと語る。

 イベントでは新成人たちのお悩み相談をするコーナーも。自立するためにいまから用意することはないかと問われ、山田はしばし考え込むと、「この映画もそうですけど、人は、人と人との支え合いなので、周りとの関係を深めていって、本当に必要な人を見定める能力も必要ではないかと思っているんです。僕はそうしていて、人と人との関わり方が大事になってくるのかなって。正解かどうかは分かりませんけど」と、自身のスタンスを語り、ブラザートムもその意見を補足して支持。

 続けて、女性から成人式に両親に記憶に残るようなプレゼントはないかと、ちょっと難しい質問が。これに山田は、「高価なものではなく記憶に残るようなものだと思うんですよ。成人式って1回ですし。だから、成人式の日に着物を着て、メイクしてという写真を1番最初に見せてあげるというか。それだけでも、親御さん嬉しいと思うんですよ。大事に育ててきた娘ですから。あとはお手紙とか形として永遠に残ると思います」と、的確なアドバイスをして、観客たちを唸らせていた。

 3問目は記憶力に自信がないという方が、セリフなどを覚えるコツはないかとの問いかけが。これに山田は、「家では台本は基本的に開かないです。移動中に台本を開かないんです」というと、芳根が「車酔いはしないんですか?」と尋ねると、「僕、三半規管強いんですよ」と言いつつ、「僕らの職業は特殊で、本番があるのでやらなきゃいけない状況なんですよ。自分を追い詰めるのに長けている人材だと思うんです。人間って追い詰められると大体のことはできちゃうんですよね。自分が窮地に立たされると大概のことはできるんですよ」と、自分を追い込むことへの重要さを説いていた。

 そして、山田から「この記憶屋という映画は自分たちにとって、みなさんの記憶の1ページに残ればいいなと思っています。愛の形が違うのですが、大切な人への愛や思いを見つめ直す時間になるのではないかなと思います。自分の中にある人達への愛や思いを改めて感じてもらえれば」と、メッセージを寄せていた。

 映画『記憶屋 あなたを忘れない』は17日より全国公開!

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