戸塚祥太“脇役俳優”で8月舞台主演!横暴で陰険でたちの悪い“主役”に内博貴で「成功させたいというプレッシャーも感じております」やお互い意識したコメント

戸塚祥太“脇役俳優”で8月舞台主演!横暴で陰険でたちの悪い“主役”に内博貴で「成功させたいというプレッシャーも感じております」やお互い意識したコメント1

 アイドルグループ『A.B.C-Z』の戸塚祥太が8月19日から同29日まで東京・渋谷のBunkamura シアターコクーンで上演となる舞台『フォーティンブラス』(演出:中屋敷法仁)を主演することが20日、発表となった。

 本作タイトルの『フォーティンブラス』とは、シェークスピアの代表作ハムレットの中に登場するノルウェーの王子。物語の中では、フォーティンブラスの父親がハムレットの国デンマークに戦争で負けて、その復讐のために攻め行ってみたところ、既にハムレットの王家は滅んでしまっており復讐する相手は死んでいた……という結末を迎える。長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当て、横内謙介が俳優の視点から1990年に書き下ろした作品。

 どんな人間でも、人は生きていく上で、時には主役になることはあっても、ほとんどの場面は脇役を演じ続けざるを得ない。ましてや俳優は、ほとんど主役になれることなどはなく、ただ主役を夢見ながら生き続けているしかない。その悲哀を、フォーティンブラスを演じる脇役俳優の楽屋や劇場で生き生きと生活する人々の感情を通して描いている。

 戸塚はこのフォーティンブラス役を。それに対するハムレット役を内博貴が演じることとなる。今回の起用に戸塚はまず、「旧知の仲である内博貴とタッグが組めることは、心くすぐられる楽しみの中に、成功させたいというプレッシャーも感じておりますが、そこも含めて新鮮な気持ちで表現していきたいと思います」と、内を意識したコメント。

 一方、内も、「今回、この舞台のお話をいただいて先ず、戸塚と同じ作品に出演できることを嬉しく思いました。彼とは同い年であり昔からお互いを知っている仲間でもあります。ジャニーズ舞台では同じステージに立った事がありますが、外部の舞台では初めてなのでとても楽しみにしています」と、こちらも戸塚を意識したコメントから切り出しつつ、「きっとお互いのファンの方にも喜んでもらえると信じています」と、自信を見せている。

 さらに、コロナ禍での舞台ということで、戸塚は、「このような時期に新たな舞台に立てること、新しい世界に飛び込めるチャンスを頂けたことに感謝をしています。また、安心安全にけいこを重ね、みなさまにも安心して楽しんで頂けるように自分自身の役を全うしていきたいです。ぜひ、楽しみにしていてください」といい、内も「まだまだコロナ禍の最中ですが、その中でもみなさんに楽しんで頂けたらなと思っています。我々も感染対策をしっかり行い挑めるよう努めます。劇場でお会いしましょう」と、呼びかけた。

 舞台『フォーティンブラス』は8月19日から同29日までBunkamura シアターコクーンにて上演予定!

 ■STORY
 お馴染みの名作『ハムレット』が華やかに上演されている、とある古ぼけた劇場。その楽屋で、売れない役者・羽沢武年が、上演中だというのにヒマしている。彼の役は、ノルウェーの若き王子、フォーティンブラス。
 役名は勇ましいが、最初の出番は、芝居が始まって約2時間15分後。それもただ舞台を通り過ぎるだけ。二番目の出番は全ての物語が決着を見た後。のこのこ登場し、最後のまとめをするだけの、いわば「刺身のツマ」。
 その上ハムレット役の大スターは、横暴で、陰険で、勝手に芝居を変えるわ、若い女優に手を出そうとするわとタチの悪いことこの上ない。武年ばかりでなく、オズリック役で恵子の恋人である岸川和馬やオフィーリアに抜擢されたバラエティタレント刈谷ひろみさえも、そんな大スターに嫌気が差し、楽屋には一触即発の不穏な 空気が流れている。
 そんなある夜、芝居のはねた劇場に、突然不気味な亡霊が姿を現す。亡霊は、自らを「フォーティンブラスの父」だと名乗り、そして武年に向かって言った。
 “我が息子フォーティンブラスよ。さあ、今こそその汚れ亡き高潔な血を熱くたぎらせ剣を抜け。
 そしてその剣に、ハムレットへの復讐を誓うのだ!!”
 その言葉にとまどいながらも武年は、亡霊にハムレットへの、そして大スターへの復讐を誓うのだった。
 しかし劇場付きの老女優、松村玉代は、亡霊の姿を見て驚いた。この男は、「フォーティンブラスの父」なんかじゃない。昔、玉代が一緒に芝居をしていた俳優の岸川和春……すなわち、オズリック役の岸川和馬の死んだ父親の亡霊だ……しかし何故今頃、和馬の父が亡霊となって、思い出の詰まったこの劇場に……??
 果たして武年の復讐の行方は?
 そして亡霊が寄せる、この舞台に対する想いとは?

 ■演出・中屋敷法仁氏コメント
 以前より、戸塚祥太さんの俳優力、そして人間力に強い興味をひかれていました。彼の舞台人としての本性を暴き出す作品として「フォーティンブラス」は最も相応しいと感じました。夢と現実、希望と絶望の狭間で揺れ動く人間の姿をのびのびと、生々しく演じて欲しいです。さらに今作では、戸塚さんと深い繋がりのある内博貴さんが好敵手として登場します。お二人の熱い共演は緊張感あふれるものとなるでしょう。戸塚さん、内さんの肉体から作りあげる「フォーティンブラス」の劇世界。衝撃的な観劇体験をお約束します。

 ■公式サイト
 https://fortinbras2021.com

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中屋敷法仁氏

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