映画『ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ』（監督：アンディ・サーキス／配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント）日本語吹替版特別試写会イベントが25日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。主人公のエディ役・諏訪部順一、アン役・中川翔子ととももに、この日、声優参加が発表となったカーネイジ役・片岡愛之助、アンバサダーとMCを務める尾上松也が登場した。
スパイダーマンの宿敵で、マーベル史上最も残虐な悪の“ダークヒーロー”として誕生したトム・ハーディ主演の『ヴェノム』続編となる。
黒のシルエットで登場した諏訪部。松也の配信番組に以前出演し、セクシーボイスで早口言葉を披露したということで、登場するなりいきなり「パパヴェノム、ママヴェノム、子ヴェノム」をセクシーボイスで早口に言ってほしいという無茶振りが飛ぶ。
これに諏訪部は、「早口言葉はわれわれ声優にとって沽券に関わるので、軽々しくできないのですが……別ギャラですよ（笑）」と、軽口を返すと、松也も「払います」と思わず乗っかるなか、セクシーにねっとりと3度読み上げた後に、「あなたにもヴェノム見せたい」と、着ていたジャケットをめくる“大サービス”もありお茶目さ全開で、中川は「天下一品ですね！生の吐息を聴けて、ここまで生きて来て良かったです」と、大興奮だった。
話が作品のことへ。諏訪部は「面白かったです。日本語吹き替え版だとより映像に集中できるという魅力があると思うんです。最後の最後まで楽しめました」というと、中川は「試写会で最前列で観たんですけど、何を言ってもネタバレになっちゃうくらい（笑）。ヴェノムの可愛さ大爆発です！マーベル好きの友達と、チョコ食べながらやっていたんですけど、ヴェノムとエディが盛り上がっていました」と、相当にアガる要素があるとも。
続けて、前作と違う要素はあるかという質問に、中川は「できれば中川翔子みを消したいですと音響監督さんにご相談しました。普段の地声より大きい声というか。エディへの気持ちが複雑になっているというところも気をつけました。アンを真似してミニスカートは買いました」と、格好から入ったというエピソード。
諏訪部は演技面では、「今作の演技はコミカルな部分が多かったので、格好良くならないようにしてくださいといわれて演じました。コミカルさや軽妙さを表現したいという演出意図があって、僕の中でも高めの声を出しました」と、演技プランを明かしつつ、「ぜひ早く早く観てほしい！聴いてほしい！！」と、アピールした。
ほかにも、プレゼント用のサイン入りのパネルをお披露目。ここでもアンベール前にセクシーボイスを出す諏訪部は、アンベールした後も、当たった方へのお楽しみのために、「あんまり撮らないで！」と、お茶目にパネルの前に立って笑いを誘った。
イベント後半に、愛之助が声優を務めていることがお披露目。この日、地球外生命体シンビオートに寄生されたかのような、顔半分を残した“カーネイジ化”した姿で登場。愛之助は「どのテンションで話せばいいかわからない」と笑いつつも、「強くなった気分で、これで六本後を歩きたいですね」と、楽しげ。
このメイクのために歌舞伎座での公演が終わってすぐの午後1時から楽屋に入り、午後6時30分すぎからの本イベントに備えていたという愛之助。それでも今回の起用は、「1も見てましたし、すごく嬉しかったです」と、興奮したそうだ。ちなみに諏訪部によると、「ぶっちゃけ先程裏でお会いして、あなただったんですか！？という方でした」と、声では分からないほどとも語っていた。
また、イベントでは松也も本作に声優として参加することも発表。どの役にキャスティングされたのかは、今後キャンペーンで明かされていくともアナウンスされていた。
『ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は12月3日より全国ロードショー！
中川翔子もセクシーボイスに大興奮
「あなたにもヴェノム見せたい」
ポスターを「撮らないで」と隠す諏訪部