甲本雅裕 初主演映画「高津川」は「なんにもないけど、なんでもないわけではない」!戸田菜穂「心を震わせて」や大野いとぬくもり思い出し涙のあいさつに

甲本雅裕 初主演映画「高津川」は「なんにもないけど、なんでもないわけではない」!戸田菜穂「心を震わせて」や大野いとぬくもり思い出し涙のあいさつに4

 俳優・甲本雅裕(56)、戸田菜穂(47)、大野いと(26)、田口浩正(54)が2日、東京・新橋のスペースFS汐留で映画『高津川』(監督:錦織良成/配給:ギグリーボックス)全国公開記念舞台あいさつを錦織監督(60)とともに開いた。

 島根県西部を流れる一級河川「高津川」とともに暮らす人たちの営みを淡々と描いた作品。牧場を経営している主人公・斉藤学(甲本)は母校の小学校の閉校や高津川上流にリゾート開発の話が持ち上がっていることを知り、何かできないかと行動を起こすのだが……足元にある小さな幸せに気づかせてくれるような仕上がりとなっている。

 甲本は、「タイトルも地味な映画ですが、最後まで観ていってください」と、静かに切り出す。2019年11に先行公開予定だったが新型コロナウイルス禍により、約2年の延期を経ての公開となるだけに、「本当に待ちましたね」と感慨のこもった言い方とともに、「ベストな時期に公開できると思いみなさんにオススメしていければと思います」と、気持ちを語った。

 実は本作で初主演という甲本だが、自身も「台本を読み終わったときに初めて主役だと思いました。“主役じゃねぇかこれ!”と、思って、マネージャーに聴いたら『主役ですよ』と言われて。人が初めて主役をするのに、その反応なのかと思いまして」と、自身とマネージャーとの温度感にビックリしたという思い出を披露するとともに、役作りとしては「特別な思いは乗せてませんが自然とそうなったらいいなと思いながら演じていました」と、語った。

 劇中の服装への話となると、甲本は「牧場主さんが日頃着ていらっしゃるものをそのままでした。普通衣装は“汚し”をかけているのですが、衣装合わせ時点で汚れているんです。うまい“汚し”をかけているなと思ったら、自然にかかっていて」と、自然な感じも出ているそうだ。

 一方、学の同級生で母親の介護をしながら実家の和菓子屋を継いだ陽子役を演じた戸田。和菓子屋のシーンについて「不器用なので頑張りました」と、苦笑いしつつ「高津川は清流で淀まないんです。そういう清流のそばで生きる人達の姿を観て頂けたら」「本当の豊かさや幸せを、静かな優しい映画を観て心を震わせて頂ければ」と、アピールした。

 また、大野は撮影の際に、「島根の方に当に支えて頂きました。協力があってできあがった映画ということを噛み締めながら撮り終えることができたんです」と話しつつ、そこからはぬくもりを思い出したのか涙声になり「それが感慨深くて幸せだなと思って涙があふれて……嬉しくなってきて……いろいろ想いが溢れました」と、現地で受けた温かさが伝わるような姿を見せていた。

 そして甲本から「制限がかけられている世の中です。みなさんの心もギューギューになっていると思います。そんななかで、僕らの仕事を考えると、隙間を開けることなのかなって思うんです。何かを与えるのではない、隙間を開ける可能性を感じている仕事です。隙間を感じたら、楽しいことに埋めて頂ければと思います。この作品は、アクションはゼロ、サスペンス性はゼロ、恋愛ゼロ、なんにもない。けど、なんでもないわけではないと思います。少しでもみなさんで色付け頂ければと思います」と、温かなメッセージを寄せていた。

 映画『高津川』は11日より新宿バルト9ほか全国順次公開予定!

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