洋生菓子を製造・販売する株式会社モンテールが6月1日に都内で『コラボ商品説明&試食会』を開催した。
モンテールが、「ワールド チョコレート マスターズ 2005」にて総合第3位受賞など国内外のコンクールで数々の受賞歴を持ち東京・代々木上原に店舗を構える『アステリスク』の和泉光一シェフとコラボレーション。6月1日から7月31日までの期間限定で『シューアラクレーム・ショコラ&カスタード』『エクレール・キャラメルサレ』をスーパーマーケットで販売することとなった。(※販売エリアでも取り扱いのない店舗がございます)
和泉シェフはコラボについて、「基本的にやらないスタンスだったんですが、モンテールさんのところに知人がいて、突然やる気になるときと、やならないぞって気分になるときもあるんです」といい、タイミングもちょうどよかった様子。「僕はサーフィンをやるんですけど、海からあがると甘いものを食べたくなって、スーパーでシュークリームを買って食べることがあって、モンテールさんのロゴを見ることがあって。だから、初めての取り組みですけど、以前から見ていたからああと思うところがあって」と、親しみを感じていたという。
なぜ、和泉シェフを起用したのかへ開発本部 商品企画課 上総壮介氏は、「社内でファンの多いシェフだったことや、多くの方を魅了する実力。常識にとらわれないお菓子作りを探求している姿」を見てコラボをしたいと打診したそう。
コラボが動き出し、和泉シェフがこれまでの経験し、そこから導き出した味や香りの重ね方といったお菓子づくりの理論と、モンテールで長年培った製法を掛け合わせていくなか、上総氏によると「2025年10月から試行錯誤した」と普段のコラボは約半年が多い中、その培近くの時間をかけたという。そして出来上がったものについて和泉シェフは、「“ここまでできるなんて!”と思ったんです。コラボの中で僕が何個諦めなきゃいけないシーンが来るのかと思っていたんです」というほど、和泉シェフの思い描いたものに近かったそうだ。
和泉シェフは製品をメインで開発した開発本部 商品開発課 本庄有樹乃氏に制作過程で「油分を含むものと、バニラの香りの入るものを」など提案していったそうだが、自身としても、「意味不明のことを言っていると思われているだろうなということをモンテールの方が形にしていって頂ける時間が面白くて」と、少し抽象的に伝えたこともしっかり改良してくる部分に驚きもあったよう。
本庄氏は「和泉シェフの提案品を最初に頂いた時に、“これをどうやったらモンテールの商品にすればいいんだ……”と悩むことがありました」と頭をかかえたのだとか。上総氏も『シューアラクレーム・ショコラ&カスタード』について和泉シェフが生地の部分で提案してきたのはハード生地のものだったという。しかし、モンテールとしては商品を発送してから4、5日の消費期限を想定しているそうで、ハード生地のものだと4、5日保たせるのが難しいといい、流通面まで考えた時に細かい打ち合わせを重ねたそうだ。
ほかにも、和泉シェフは、「ただ材料を入れていくだけではなく、材料を引くことも大事なんだとヒントとしてお伝えしたんです」と本庄氏らにアドバイス。それを生かしたものを本庄氏らが作り上げてきたそうで「センスがいいですよ彼女」と、手放しで褒め本庄氏も照れ笑いを浮かべていた。
さらに生地の話題も語られ、和泉シェフは「僕らパティシエがやれば簡単なんですけど、機械が絞り膨らませるとなると難しいんです。生地はただのガワではなく、それだけで食べてもおいしいものではないといけないと思っているんです。これがあってこそ中が生きてくると思うんです」というものもしっかりクオリティの高いものを出してきた本庄氏らに「無理の先の努力に新しいものが生まれてくると感じました。絶対やるぞという気持ちが伝わってきました」と強い志も感じたことを明かした。
そして本庄氏からは「半年間取り組んで納得のいくところまでできたと思います」と胸を張ると、和泉シェフは「消費者の方も単純においしいかおいしくないかで、決めていると思っています。おいしいと思ってニコッと笑ってもらえればいいので、そこをお客さまが感じてもらえれば。僕もきょうからスーパーに行って買います」といい、今後もコラボなどは、「僕、モンテールさん以外はやらないので、またそういう気持ちでおいしいものを作っていければ。僕ら専門店と企業はパッと見違うものをつくっているかもしれないですが、おいしいものを作るという気持ちでは一緒です」と、締めくくっていた。
■シューアラクレーム・ショコラ&カスタード
税込希望小売価格:237円(沖縄のみ291円)
ベルギーチョコを使用したショコラクリームと、アーモンドプラリネとタヒチ産バニラをブレンドしたコク深いカスタードを2層にしたシュークリーム。チョコレートと、カスタードの卵の風味をそれぞれ活かしながら、調和した味わいを表現するため、コラボ専用のカスタードを開発。香ばしいアーモンドプラリネと、希少で華やかな香りが特徴のタヒチ産バニラを使用、香り豊かなカスタードに仕上げている。アーモンドプラリネカスタードのナッティなコクとバニラの上品で甘い香りが、卵やショコラクリームに配合しているチョコレートの豊かな風味と一体となり、深みのある味わいが楽しめる。
■エクレール・キャラメルサレ
税込希望小売価格:237 円(沖縄のみ291円)
生キャラメルペーストと、カスタードクリームを2層にしたエクレア。キャラメルの存在を立たせつつ、カスタードの甘みや風味をより感じられるよう、塩味のバランスなどを細かく調整している。程よい塩味やキャラメルのほろ苦さが、甘さやコクの輪郭を際立たせ、深みと余韻を残す。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ











